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8日目:2005年6月27日: ハンブルグ

12:14

 昨日は早起きをしましたが、夜は夜で遅くまで話をしていて、すっかり夜更かしをしてしまいました。

 そんなわけで、今日はゆっくりと昼前に起きて、ブランチを取り、これからハンブルグの市内を散策に出かけます。
 ドイツ旅行も明日まで、明日は終日移動になるので、観光をするのは今日が最終日になります。

 義妹夫婦はハンブルグの中心部から電車で15分ほどの緑に囲まれた郊外のアパートに住んでいました。
 
 アパートの部屋は20畳ほどのリビングダイニングと10畳ほどのベッドルーム、それに2畳ほどのキッチンと4畳ほどのバストイレ、約60uほどの広さで家賃は12万円くらいとのこと、東京の都心より少し安い程度だと思います。

 南ドイツでは連日30℃を超える暑さでしたが、ここ北ドイツのハンブルグはそこまで気温は高くなく、昨晩は久しぶりに快適に寝ることが出来ました。もちろん、エアコンなしで、です。
12:56

 ハンブルグ港までやってきました。

 港街として知られているハンブルグですが、海に面しているのではなく、北海からエルベ川を100kmほどさかのぼったところにある河川港です。
 急峻な日本の河川と違い、ハンブルグが海から100kmもあると聞くと、ヨーロッパ大陸の大きさを感じずにはいられません。
 
13:06

 せっかくハンブルグに来たので、港巡りの観光船に乗ることにしました。

 観光船の出発時間まで少々時間があったので、ちょっと埠頭を散策します。

 係留されている船は「リックマー・リックマース号」と言う名前の帆船で、中は博物館になっているそうですが、今日は外から眺めるだけで終わり。
13:15

 そろそろ、観光船の乗船時間になりましたので、乗り込むことにしましょう。

13:28

 オリバーさんは写真が趣味、義妹夫婦はとても仲が良いです。
13:32

 この辺りではエルベ川の川幅が300mほどあります。

 写真は対岸へ渡るために川底に作られた「旧エルベトンネル」の入口の建物です。

 乗っている人のほとんどが、6月も後半だというのに長袖です。
 ハンブルグの気温の低さを想像出来ると思います。
13:39

 観光船から見た、なんだかわかりませんが、建設中の建物。
 
 地震がないため、耐震設計を必要としないヨーロッパの建物はデザインの自由度が大きく、日本の無骨なビルなどと違い、優雅な建物が多いです。
13:44

 中心地から少し離れると、川沿いにハンブルグの高級住宅地が見えて来ます。
 なかにはとても個人宅とは思えないほど半端じゃない大きさの邸宅がありました。
13:48

 こちらは、ハンブルグの市街地とは対岸の商業港のエリアです。
 
 数隻の中国や韓国のコンテナ船を見ることが出来ました。
 ヨーロッパでも1、2位の水揚げ量のハンブルグ港ですが、取引先はもはや日本ではなく、中国や韓国の様です。
13:53

 ハンブルグ港の遠景。

 港にかかる橋が鶴見つばさ橋にそっくりですね。
14:19

 観光船は港を1時間かけ、ぐるっと一周し、もうすぐ終点です。

14:49

 次は、港からも見ることができたハンブルグのシンボル的な聖ミヒャエル教会にやってきました。

 ハンブルグは昨日まで滞在していた南、中ドイツと異なり、かなり北方に位置します。
 その分、温度・湿度も低く水蒸気も少ないことから、日本の秋空の様に空が青く澄んでいました。
14:57

 ドイツの教会は普段から中に入ることが出来ます。

 ドイツはどこの街に行っても教会があるので、以前一人で旅行をしていて疲れたときなどは、休憩所としてよく使いました。
14:57

 ここの教会には立派なパイプオルガンが備え付けてありました。
 当日は練習中かわかりませんが、運良くパイプオルガンの演奏を聴くことが出来ました。
15:00

 昔から「バカと観光客は高いところに登りたがる」と良く申します?

 と言うことで、教会の塔の上に登ることにしました。
 
15:12

 塔の上から見た景色。

 同じように、いくつかの教会が点在しているのがわかります。

15:48

  聖ミヒャエル教会を後にして、20分ほど歩いて、市庁舎前に来ました。市庁舎はハンブルグ州の議事堂も兼ねているそうです。

 ドイツは基本的に合衆国です。
 ドイツ初日に行ったミュンヘンはドイツ南部のバイエルン州の州都です。
 自動車メーカーのBMWは BYERUN MOTOR WORKS(ドイツ語ですが)の略で、日本語で言えば「バイエルン自動車工場」と言うことになります。
 ここ、ハンブルグはハンブルグの都市だけで、1つの州になっているそうです。

 ここも、内部を観光見学することが出来ますが、残り時間をかけるほど興味はありませんので、外見だけを見て次に行きます。
15:50

 市庁舎前の広場では、シュトゥットガルトのワインフェスティバルを開催中で、たくさんのテント(露店)が出ていました。

 あるじはビールも好きですが、ドイツの白ワインも大好きです。

 市庁舎広場で見かけた、パフォーマンスをしている大道芸人。

 ロボットの真似をする大道芸ですが、皮膚呼吸がちゃんと出来ているのか心配になります。(^_^;)
15:54

 こちらも大道芸人かと思いきや、こっちは人形、オブジェでした。
15:56

 市庁舎広場を後にして、グローセヴァル公園に向かいます。

 
16:32

 グローセヴァル公園は日本人向けのガイドブックなどには紹介されていない公園ですが、あるじの嫁が花が好きと言うことで、オリバーさんが案内してくれました。
16:54

 この公園は長さが約1キロ幅が広いところで500mくらいあって、植物公園になっており、至る所に花が咲いていました。北方に位置するハンブルグは今、一年で一番良い季節です。

 入場料などは不要で、だれでも、どこからでも入れ、ハンブルグの人々の憩いの場になっていました。
 
 ドイツの消費税は16%で、日本と比べて非常に高いですが、この様に目の見えるところに使われていると思えば納得できるのでしょうか?
 
18:41

 植物公園を後にして、そろそろアパートに帰ることにしました。

 時間的にお腹が空いてきました。
 先ほどの市庁舎広場で開催していたシュトゥットガルトのワインフェスティバルでワインと食事を取りました。

 写真はシュトゥットガルト周辺の料理の盛り合わせで、上の方にちょこっと写っているのがワイン。
 ワインフェスティバルと言うこともあり?、グラスが大きく1杯で360ccも入ります。
 他のメンバーはワインがあまり進まず、自分が片付ける羽目に。
 グラスで2、3杯は飲んだでしょうか。十二分に堪能できました。
19:36

 ワインと食事を取り、アパートへと帰路に着きます。
 
 途中、嫁の妹が夕食を作ると言うので、食材を購入しにハンブルグ中央駅の近くまできました。
22:48

 先ほど、市庁舎広場で食べた食事が今日2度目の食事ですから昼食と言うことになります?

 さて、ほとんど夜食の時間になってしまいましたが、今日は嫁と妹が作った夕食です。
 今日もやっぱりタイ料理。
 ドイツに来て、3夜連続でタイ料理というのもいかがな物かと思いますが、1年ぶりに再会した、嫁姉妹に口を挟む隙間は残っていませんでした。

 今日は先ほど飲んだワインの影響もあり、食事のあとは早々にベットに入りました。


 いよいよ明日はドイツ旅行も最終日、帰路に着きます。

9日目へ続く

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