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ふぐを食らふ。
三浦屋 2006年1月22日
分類:ふぐ料理 浅草

 今日は浅草にやってきました。

 浅草に来た目的は『ふぐを食らふ』

 自分にとって一年で一番の贅沢です。


 仕事をしているとき、『今年も、ふぐが食えるように頑張ろう』
 (仕事中も食べることしか考えていません(^^;))
 とか『今年もふぐが食えて良かった』とか
 まあ、それほど大げさで無いにしても、それほど気合いを入れないと食べられない位置にあることは確かです。

 テレビ中継とかで、日本のみなさんにおなじみの浅草寺の雷門。

 

 以前はふぐを好きではありませんでした。

 それはなぜかと言うと、値段はバカ高いし、雑炊を除いて、それほど美味しいと思ったことが無かったからです。
 (正確に言うと、それまで本当に美味しいふぐを食べたことが無かった訳です)

 ところが、今日訪れるふぐ屋に行ってから、価値観?が変わりました。

 『ふぐは旨い!』

 浅草寺にきたついでに、おみくじ。

 そう言えば今年は、初詣に行ってませんでした。

 今年、初めてのお参りになります。



 7、8年前には事務所が秋葉原にありました。
 事務所の新年会でふぐを食べようと言うことになり、女性社員がインターネットで今日行くお店を探してきました。
 それからは、年1回の贅沢として通っています。

 浅草寺の本堂を後にして、花屋敷方面に向かいます。



 漫画「おいしんぼ」に出てくる海原雄山のモデルとなった美食で有名な北大路魯山人は、「食べ物は飽きるまで食べて、始めてその味が分かる」と言って、ふぐを10日間食べ続け、最後に「旨い」と言ったそうです。(本当かな?)

 花屋敷から”国際通り”と”言問通り(ことといどおり)”の交差点方面に向かって歩くこと5分ほどで、目的地の『三浦屋』に到着します。
 

 この三浦屋は”ふぐ屋”ですが、座敷が各部屋に分かれていて仲居さんがいそいそと料理を運んでくるような格調が高く敷居の高いお店ではなく、庶民店です。

 内部は3階建で大広間になっており、長テーブルが並べられています。
 混雑してくると合い席をお願いされることもあるような雰囲気のお店です。
 (当然、合い席でも鍋は別です(笑))

 お品書きです。
 う〜ん。分かっていてもやはり高いですねぇ。
 

 『ふぐは食いたし、命はお惜しし』と言いますが、今では免許制度もあり、ふぐほど安全な食べ物はないではないでしょうか?
 どちらかと言うと『ふぐは食いたし、お金は惜しし』と言うのが正しい表現では無いかと思います。
 
 実際、過去数年プロが調理したふぐの毒で死んだと言うニュースは聞いていませんし、傷んでいて食中毒になったと言うことも聞いたことがありません。
 
 まずは”煮こごり” \1,050-

 5つありましたが、また撮影前に食べてしまい残り2切れのところで気付いて、写真撮影。

 写真撮影を忘れさせるほどの魅力があります。
 (撮影忘れはいつものことだと思うんですけど・・・・)

 この煮こごり、ツルンとした食感がたまりません。
 鍋の横に放っておくと、温度でゼラチンが溶け出してしまうほどです。
 
 おいしい。
 

 アン肝。 \1,575-

 ふぐではありませんが、ビールの当てに。
 
 アン肝も、ピンク色をしており、まったく生臭さを感じられず、美味いです。

 ただ、味が濃いので食べ過ぎないように!、ふぐの繊細な味がボケます。
 
 ふぐ刺し、 一人前 \6,300-

 繊細な味、しっかりとした歯ごたえ、何も言うことはありません。

 ここ、三浦屋のふぐ刺しは、他のお店よりちょっと厚めで、しっかりとした歯ごたえ、食べ応えがあります。

 注文したふぐ刺しを場所がないので、ガスコンロの上に置いてしまう粗雑さが、浅草にある庶民店らしいと言えば”らしい”。

 ふぐは死後硬直で硬さまったく変わってしい、食感が変わり味が変わるので、調理のタイミングが非常に難しいそうです。

 この通り、普通はきれいに透けるのですが、ここのはあまり透けない。
 厚いんです。

 白子焼き、\2,100-


 一口、口に入れるとしびれます。と言っても、毒で痺れるのではなく、この味にしびれます。

 自分はふぐ刺しよりも、こっちか好き。

 塩味にすだちをかけて食べると、もう、パラダイス。
 自分の好きな物の3本指に入ります。
 
 お薦めします。

 ただし、1個当たり=\525-

 本命のふぐちり登場。

 2人前、”最上とらふぐちり(\8,400-)”と”とらふぐちり(\6,300-)”を一人前づつ注文。

 値段も高いですが、ここまで盛りのいいところも、他にはちょっと見あたりません。

 お腹一杯食べられます。

 ”最上”と”並”の違いはこれ。

 ふぐの皮が付くか、どうか。

 皮が2枚付くと\2,000UP。


 自分としては、なくても良いかな。

 これなくして、ふぐ料理はありえません。

 ”ひれ酒” \682-

 ここのひれは大きくて肉厚。

 これで、お酒だけお代りして、3杯は軽くいけます。

 お代りの熱燗¥472-

 お約束通り、3杯お代りしました。

 プハァ〜。ちやわせ。

 ふぐちりも食べたので、最後の〆は雑炊です。
 
 えっ!ふぐちりの写真がないって?

 いや、みなさんの目の毒かと思って、割愛しました・・・・・・^^;

 すみません。ウソです。

 鍋奉行に集中していて、写真を忘れました。m(_ _)m

 お詫びと言ってはなんですが、雑炊のところにカーソルを持っていくと、お店の写真を拝借した”ふぐちり”。
 美味そうでしょ。 すみません美味いです。

 ふぐちりも、雑炊も美味いいいぃ。

 なにも言うことはありません。自分の表現力の限界、書けません。

 当然、完食〜。

 ご馳走様でした。

 美味しゅうございました。


 また、来年会おうね。(^^)/~~~