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  2015年10月24日(土) くろよんロイヤルホテルに泊まる
 17:18 くろよんロイヤルホテルに到着

 久しぶりの嫁さんとの旅行は黒四ダムに一番近い大町市にある”くろよんロイヤルホテル”に宿を取りました。

 自分としては5時前、できれば4時過ぎぐらいには到着して、明るいうちに露天風呂にでも入りたかったのですが、到着は5時を過ぎてしまいました。

 ホテルに到着し、玄関横の駐車場にハイエースを駐め、さっそくチェックイン。

 『夕食は何時からでもOKですよ。』と言うことで、7時から予約しました。

 17:29 今回は洋室

 リンゴのウェルカムドリンクをいただいた後、さっそく部屋にご案内。

 今回は和室ではなく、洋室を予約しました。

 まだ痛みが残っていて、畳に布団より、ベットの方が寝たり起きたりのとき体が楽です。

 部屋で一段落したら、温泉にGo! (^_^)v


 到着から夕食までの1時間半で温泉に入るのは、女の人にはちと時間が短いみたいですね。

 19:11 吉兆で

 夕食は、ホテル内にある”吉兆”で。

 ここの吉兆は大阪に本店があり、いい意味でも、食品偽装が明るみに出て悪い意味でも有名なあの吉兆の支店です。
 くろよんロイヤルホテルでは甲信越エリアで”吉兆はここだけ”と売りにしています。

 自分自身、吉兆で食事をするのは初めて、今回宿を探していて見つけて、楽しみにしています。

 それでは、さっそく入店しましょう。

 19:14 献立

 入口からテーブルに案内されると、テーブルの上には今日の献立。

 既に客人を出迎える準備ができていることを表しているようです。

 今晩は会席料理です。

 19:17 菊花したし

 席について飲物を選び、しばらくして1品目に供されたのは、向付(むこうづけ)”菊の花のおひたし”。

 飲物は生ビールでスタートね。

 おひたしは、出汁の味が上手く付けられていて、美味しいです。
 普段であれば、出されてもそのまま何となく食べて終わってしまいますが、一口口に入れると、「美味しいなぁ〜。」と思うほど、しっかりと出汁の味が生きています。
 そして、黄色いのは菊の花とすぐにわかりますが、紫色の食材も入っています。
 給仕さんに『これは?』と尋ねると、
 『これも菊の花です。』と即答。 良く教育されていると思いましたね。


 ところで、”おたし”が正解? ”おたし”が正解?

 自分はずっと、”おひたし”と思っていましたが、献立を見ると”たし”になっています。
 19:17 撮影会

 ここでも嫁さんはスマホを出して写真撮影。

 そしてインスタグラムで、友人に写真を見せています。


 夫婦して撮影会となっています。(爆)

 19:23 かに真丈 かぶら

 2品目はお椀です。

 お椀は、”かに真丈とかぶら”。
 
 ここの料理の印象は出汁が美味しいですね。

 このお椀も出汁が美味しい。

 汁に柚子の香りが立って、これぞ和食って感じです。

 19:35 お造りは

 お造りは、”平政”と”甘海老”です。

 平政は身がこりこりしていて、包丁を入れた断面がしっかりしており、いかにも切れ味の良い包丁で切った様な舌触りが良いですね。
 これまで平政って、それほど美味いと思っていませんでしたが、切り方とか〆たタイミングや調理したタイミングで味が相当変わるんでしょうね。
 平政の美味しさを再認識させていただきました。

 対して甘海老はいたって普通?

 やっぱり懐石料理に海老が無いのはちょっと・・・・。
 と言うことで、比較的お金のかからない甘海老を入れたんだろうね。と想像しました?

 19:39 ビールの次は

 ビールを飲み終えたところで、奥さんはグラスのワインを飲むと言うので、自分は日本酒。

 地元長野県安曇野の大雪渓の生貯蔵酒。

 スッキリした味でひじょうに飲みやすい。

 19:49 八寸

 お造りを食べ終えたところで、続いて”八寸”。

 八寸は、かに酢、鯛寿し、海老うに焼、厚焼玉子、栗、数の子山葵漬などが彩りよく盛り込まれています。

 どれもお酒の肴に合いますね。 (^_^)v

 和食は、四季折々の食材を料理して食べさせる訳ですが、特に初物が尊(たっと)ばれます。 
 その季節を感じさせるために、この料理だと紅葉したモミジなどが添えられています。
 今時期であれば、紅葉したモミジが手に入りますが、まだ紅葉したモミジが手に入らない初秋においても季節を感じさせるために紅葉したモミジを添えたりします。
 それは、1年先にお客さんに提供する料理のために前年に紅葉したモミジを保存しておいて使うこともあるそうです。(これは他のところで聞いた話です。)

 20:04 焼物

 八寸は各料理が一口ずつなので、あっという間に食べ終えてしまいました。

 料理も後半戦になって続いては”焼物”。

 ”岩魚の西京焼

 イワナは大物になると、大味になってそのままでは美味しく食べられないそう。(自分で確かめた訳ではないので、あしからず)

 そこで一手間かけて、西京焼きで。

 淡泊な岩魚の味と合って、美味しくいただけました。

 20:12 煮物

 焼物の後は料理の最後、炊き合わせで、海老芋、湯葉、法蓮草。

 これも”お椀”と同じ様に、出汁が効いていて美味しく出来上がっています。

 元々素材が持っている味と、出汁の味が重なって、美味しさを倍増させているようです。
 普段自分が食べているお店とは、ちょっと手間のかかり方が違うのが予想できます。

 炊き合わせを食べてみた感じ、それぞれの素材で違う煮方をして、一つの器に盛っているようです。

 海老芋のネットリした食感が美味しかったです。

 20:12 器も

 そう言えば器も良いものを使っているようで。

 自分は知識がないので、わかりませんが・・・。 (^_^;)


 
 20:21 ご飯

 一通りの料理が供されたところで、最後は”ご飯”。

 ご飯は”吹寄せ飯むし”。

 季節の栗やギンナンを入れたおこわです。

 これも季節を感じられ、美味しい。


 でも、〆のお椀は付かないんですね。

 20:40 デザート

 ご飯を食べ終えたら、最後は季節の果物。

 これもただ切っただけではなく、一手間加え、ジュレが添えてあります。

 
 
 20:42 どれも美味しかった

 食事が終わりました。

 『どれも、美味しかったです。』

 今まで”素材の味を生かす”と言うのが自分が持っていた和食のイメージでしたが、初めて吉兆を訪れてみて食べた感想は、”素材の味 × 出汁”でより旨味を引き出すと言うイメージに少し変わった気がします。

 和食に限ったことでは無いと思いますが、奥が深いですね。

 『ご馳走様でした。 m(_ _)m 』
















 
 食事の後、ロビーの脇を通ると外は大雨が降っていました。

 『明日の天候は大丈夫か?』
 『せっかくここまできたのに。』

 明日、雨だったらとっても残念です。


 食事の後、本当は温泉にもう一回入ろうと思ってはいたんですが、病み上がり後の久しぶりの長距離運転だったこともあり、早々に寝てしまいました。

 『それでは、お休みなさい。』 


 7:58 朝起きると

 朝起きると、見事な快晴。

 澄んだ空気の秋空が広がっていました。


 朝起きて、まず1番に昨晩行けなかった温泉に入りに行ってきました。

 嫁さんは夕食後も入って、朝も入ったので、計3回。

 しっかり元は取れたかな。(笑)

 8:02 朝食へ

 温泉から戻り、朝食へ。

 朝食は、レストランりんどうで、和洋食のブッフェです。
 8:02 窓際へ

 時間的なのか、時期的なのか、いつもなのか、席にゆとりがあってのんびりできて良いですね。

 自分たちは窓際の席をキープ。

 ここのホテルはゴルフコースが併設されていることもあってか、窓から見える庭もきれいに手入れされていて気持ちがいいです。

 昨日は夕方暗くなってからの到着だったので、気が付きませんでした。

 8:07 洋食

 席の場所が決まったら、朝食を取りに。

 和食と洋食がありますが、今朝は洋食の気分で。

 
 まずは、サラダから。

 最近の食事情では、野菜を先に食べた方が、血糖値が上がりにくく、太りにくいらしい? (溺れる者は藁をもつかむ。) (笑)

 8:16 種類はそこそこ

 野菜を食べたところで、タンパク質と炭水化物。

 ブッフェですが、あまり種類は無いかな。

 ビジネスホテルの朝食ブッフェより、ちょっと品数が多いとイメージしてもらえると、そんな感じ。

 トーストが食べたかったかな。


 9:10 チェックアウト

 朝食を食べたら、早々にチェックアウトしました。

 昨日は到着時刻が遅くなったので、まだどこも観光してないですからね。

 
 まずは今回の旅行のメイン、黒部ダムに向かうことにします。


        黒部ダムに向かう。