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北海道の新そば
2005年9月20日
柿沼製粉製 混合比:生粉打ち(そば粉250g)
製品名:究極のそば粉 加水率:46%
「早積み物の北海道は滝川農協(空知支庁)のもの」らしい

 先週の14日に引き続き、家蕎麦のレポートです。
 
 今回は、先週の二八蕎麦に続いて、そば粉のみで作る、生粉打ちです。
 
 この柿沼製粉さんの”究極のそば粉”は非常につながりやすく、素人のあるじでもそば粉100%の生粉打ちが出来てしまいます。

 早速そばを打ちますが、今日はそば粉250gで打ちます。

 今回はそば打つ、水を紹介します。

 あるじは普段コカコーラーが販売している”森の水だより”を使っています。

 理由は3つあります。
 一つ目は、水の硬度が低いこと。(硬度は27.9です)
 二つ目は、価格が安いこと。(近所のディスカウントショップで¥98/2リットルです)
 三つ目は、どこでも手に入ること。
 です。

 一つ目の硬度ですが、そば打ち初めて3年ほど経ちますが、経験から水の硬度が低い方が、なめらかなそばが打てます。
 硬度が50以下であれば、問題はありませんが、硬度が100に近づくと”ぱさつき”ます。
 一度、試しで硬度が300近くあるエビアンで蕎麦を打ってみましたが、ぼろぼろでまとまりませんでした。

 二つ目は、そば打ちを始めてた動機の一つでもありますが、「安くそばをお腹一杯食べたい」と言うところから、あるじの自作蕎麦は始まっています。現状で3人前打って、蕎麦+蕎麦汁で¥400〜500程度だと思います。

 三つ目は、生活に密着して手軽に作りたいことから、どこでも手に入るもを出来るだけ使っています。

 あと、水道水を使わないのは、蕎麦を打ったときの状態が、そば粉に起因するのか水に起因するのかわからなくなるので、条件を安定させるために、ミネラルウォーターを使っています。

 こね終わりました。

 流石新そばです。生粉打ちでも、うまく捏ねることが出来ました。
 まるで、つなぎ粉が入っているかと思うぐらいでした。

 そば粉250g+水114ccの合計364gです。

 生粉打ちの方が二八より少し水が多く入りますね。

 延ばして、たたみました。

 割れもなく、きれいに出来ました。
 久々に生粉打ちをしましたが、上出来です。と言うより、生粉打ちでは今まで一番かも。

 切りました。

 最初はきれいに切れましたが、後半はちょっと太くなってしまいました。

 総量は391g、約27gぐらいが”打ち粉”です。
 
 出来上がりです。

 良くできました◎。(^o^)
 

 拡大写真。

 上は今回の生粉打ちで、下は前回の二八です。

 同時に撮影したわけでは無いので、光の加減で違ってくるとは思いますが、生粉打ちの方が色が濃いですね。

 蕎麦の表面はつるつるで、最近流行のざらついた蕎麦とは対局です。

 早速、食べてみます。

 味は、やはり二八より生粉打ちの方が濃いですね。悪くありません。美味いです。

 一枚目は、汁を付けずにそのまま食べてしまいました。

 この”究極のそば粉”素人にも簡単に蕎麦が打てるよう、粒度を調整してあり、粘りの強い蕎麦の皮に近い部分が多く挽き混んであるそうです。
 そのため、生粉打ちにもかかわらず、なめらかな食感で、喉越しが良いです。

 普段でしたら、あるじはつるつるとした二八の蕎麦が好みですが、このそば粉でしたら、生粉打ちの方が良いですね。
 このそば粉の良いところ、再発見です。

 ただ、そうなると自作の汁はちょっと弱い感じがしました。
  

 ※ ここのページはあるじの備忘録としての位置づけが高いので、そば打ちの専門的な言葉が出てきますが、ご了承ください。