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信州蕎麦粉:新そば
2005年12月24日
高山製粉製 混合比:外二(そば粉250g:つなぎ(強力粉)50g)
製品名:白 樺 加水率:48%

 今回は高山製粉製の信州蕎麦粉の”白樺”で打ちました。

 長野県にある高山製粉さんは、信州産の蕎麦粉をメインに製粉・販売している会社です。
 あるじは時々ここのそば粉を取り寄せては、そばを作っています。

 高山製粉さんのホームページの製品紹介では、
 「厳選した最良質八ヶ岳山麓産玄ソバを丸抜き(ソバ殻を全て取り除くこと)にし、摩擦熱の少ない毎分16回転という低速で石臼挽きしたそば粉。
玄そばの中心部の含有割合が多く、シャキっとした食感で、のど越し・甘味・白度等に上品な味わいがあります。そば打ちのベテランの方、またそば通の方にも大変ご好評を戴いております。
念入りな水廻しが必要です。」
 と書いてあります。 

 あるじも、以前から時々取り寄せては、蕎麦を打って食べていますが、上級者向けと言うこともあり、作るのが難しい蕎麦粉だと言うのが印象です。
 蕎麦を打っていても、切れたり、つながらなかったりと、蕎麦を打つのに挑戦する心構えが必要な蕎麦粉で、とりあえず蕎麦を食べたいと言うときには、ご遠慮願いたい、タフな蕎麦粉です。(笑)

 ただし、これまでの味の印象は素晴らしく、味はすっきりとして歯ごたえがあり、栗の香りを想像させる蕎麦粉は、打つことの難しさを差し引いても、代えられないものがありました。

 この白樺、新蕎麦で2005年産を打つのは初めて、楽しみです。
 

 水は最初45%位入れましたが、不足気味だったので、48%まで加水しました。

 最終的には、やや不足気味で、袋に書いてあるように50%前後は入りそうです。

 そんなこともあり、麺体の端部はややひび割れ気味で、細打ちにするほど延ばすことが出来ませんでした。

 この白樺、以前打ったときは更級粉に近い様な印象で、細打ちにした方が良かったと記憶しています。

 切り終わりました。

 やはり、細打ちまで持っていくことが出来ず、普通よりやや太めになってしまいました。

 やはり、この”白樺”打った後の麺線が固く、自分の様な素人には難しいです。

 この蕎麦粉.。

 茹で上がりました。

 ゆで時間は自分としては標準の、40秒としました。

 この白樺、普段は名前の通り、白色に近い蕎麦の色をしていますが、まだ新蕎麦と言うことで、やや緑色をしています。 

 食べます。

 この白樺の香りは、今までの書いてきた北海道や常陸の蕎麦と違い、蕎麦の香りはそれほど強くはなく、柔らかく匂ってきます。

 全体として更級粉と挽きぐるみの中間の様な感じです。(わかりにくい表現ですね)
 口に入れると、ツルンとしてなめらかで弾力がある食感です。

 味はさっぱりして洗練しており、田舎蕎麦の様な土臭さはまったく感じられません。
 以前、食べたときは、栗の香りの様な感じを受け、美味いな〜と思ったのですが、今回はそれが感じられなかったのが、ちょっと残念でした。次回、頼んだときに期待します。

 美味しゅうございました。