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2007年8月19,20日:
バイクに乗れないので 富士登山に行ってきました!
と言っても・・・(part 1:初日)

6:02 『ツーリングの朝は』じゃなくて

 タイトルに書いてある通り、骨折のためバイクに乗れない日々が続いています。

 こんなときは、バイクに乗れるときに絶対にやりそうもないことをやろうと思い”富士登山”に行ってみることにしました。
6:03 気温29℃

 2,3日前に埼玉県の熊谷と岐阜県で40.9℃と日本最高気温を更新したばかりで、まだまだ暑い日が続きそうです。(^_^;)

 出発前、朝6時の時点で蒲田の自宅前の気温は29℃です。

 ハイエースのウインカーレンズやっと直しました。


 でも今回はハイエースではなく、バスツアーでの参加です。
 バイクに乗れる時だったら自分的には絶対にありえない企画でしょ。

 早速、蒲田の自宅を出発します。
6:54 新宿駅に到着

 集合時間の7時少し前に新宿に着きました。

 今日のツアーの概要は
 @ 午前中バスで新宿から富士山河口湖口五合目まで移動
 A 午後、五合目から八合目まで登山
 B 八合目にある山小屋”白雲荘”にて宿泊、仮眠。
 C 深夜起床、八合目から頂上まで登山。ご来光を見る。
 D 午前中、頂上から五合目まで下山
 E お昼、五合目から河口湖付近までバスにて移動、温泉入浴。
 F 温泉入浴後、バスにて新宿まで帰着

 と言う、往復の交通費、山小屋の宿泊+夕食、朝食の二食付き&温泉着きで¥14,800-と言う、バスツアーならではのお得なツアーです。
7:00 集合&出発

 バスには予定時間に到着、定刻の7時半に出発しました。

 まずは新宿から首都高に上がり、中央高速で河口湖に向かいます。
8:36 談合坂SA 

 新宿を出発して約1時間、談合坂SAに到着しました。

 盆休み後半の日曜日、バイクも多く出ていました。

 『本当はツーリングに行きたいんだよなぁ』と言ってもしょうがない。
 転倒、骨折は自業自得です。
9:21 富士スバルライン入口に到着

 談合坂SAで休憩を取ったあと、中央高速で河口湖ICまで進み、富士スバルラインの入口まで来ました。

 富士スバルラインは河口湖口富士山五合目まで車で行くことができます。
 お盆休み中20日まで、この富士スバルラインはマイカー規制中で一般車は入ることはできません。
 ただし、そこはほれバスツアーなので、そのまま通過します。
9:54 富士山五合目に到着

 マイカー規制中のため、ガラガラの富士スバルラインを快適に登り標高2,305mの五合目まできました。

 目の高さが雲よりも”ちょっと上”と言ったポジションです。
10:20 昼食?

 予定ではこの後11時に集合して登山を開始します。

 登山中はお昼を食べることができないので、ここでかなり早めの朝食を食べます。

 割り箸袋のポップなデザインは”富士山”に”Q”の文字で”富士急”、富士急経営の食堂でした。
 
10:28 五合目は人だらけ

 五合目の広場はバスツアーや路線バスでやってきた人間でごった返していました。
 『なんでこんなに混んでいるんだろう』
 と思う自分もその1人。
 
10:40 買っちゃった

 杖、買っちゃいました。

 通常¥1,000のところ、ツアー参加者は特別割引で¥900!(笑)

 ”金剛杖”と言うそうで、断面は八角形をしています。
 この形状はもともと仏教信仰からきているそうです。

 自分の場合、人間のパワーウエイトレシオの指針となるBMIが標準値の22を越えており、年ごとに柔軟性が劣化しつつあるヒザの関節に長時間歩き続けるとダメージが結構加わります。
 そんなことで、この杖今回はっきり言って結構助かりました。
 疲労が20%ぐらい低減された感じです。
10:48 お〜〜いっ!

 登山前に五合目から富士山をバックに三脚を使ってタイマー撮影で写真を1枚。

 と思ったら、思いっきり前を歩いていくオバさん。

 『お〜〜いっ!普通気がつくだろう。写真取ってるの!(怒)』
 (他がないのでそのまま掲載(-_-))
10:51 意外に暑い

 標高2,300mの富士山五合目の気温は27℃。
 意外に暑い。
 でも東京では連日35℃を越えているので涼しく感じます。
 (自宅から温度計持ってきちゃいました^^;)
11:19 登山開始

 11時に集合して、さあ富士登山の始まりです。
11:54 砂ぼこり

 五合目から歩き出すと、小石混じりの火山灰土の登山道が続きます。
 沢山の人が歩く風が吹くので、すごい砂ぼこりです。
 軽く汗ばんだ顔に砂が付着して、顔はすぐに真っ黒になります。
 
12:26 眼下に

 登り始めて約1時間、眼下にいつものツーリングコース”山中湖”が見えました。

 うーん。かなり標高が上がってきました。
12:42 砂利道

 約1時間半後、まだまだ砂利道が続きます。

 小石が落ちていて、スリップします。
 結構、歩き難いです。

 このころから、普段長時間歩き慣れていないので足のかかとに”靴擦れ”が発生。ちょっと痛いです。(T_T)
 一応、スニーカーで来たのですが、あまり履き慣れていなかったのが敗因かも。
 靴擦れは結構つらいです。
12:56 30分後

 さっきの山中湖の写真から30分後、微妙に標高が上がっているのが分かるだろうか。

 雲が少しずつ下に移動し、上には青空が広がっていきます。
13:17 岩場に

 約2時間後、上方に山小屋が見えてきました。

 登山道は砂利道から岩場に変わってきました。

 ここまでくると空気がかなり薄くなってきたのが分かります。
 ちょっと歩くと息が上がります。
 歩くのをやめるとすぐに呼吸は回復しますが、また歩き始めるとすぐに息が上がります。

 今回はツアーと言うこともあり、30分に1回くらい休憩をしながらの登山でペースはかなり遅いはずですが、骨折から1ヶ月、運動らしい運動はまったくしていなかったので結構しんどいです。
13:19 七合目に到着

 五合目から最初の山小屋のある七合目に到着しました。

 標高は約2,700m。

 約2時間で400m登ったことになります。


 このころ靴擦れで足の皮が剥けてしまいガイドさんに絆創膏をもらって、靴擦れ部分に貼りました。
 これで、少しは楽になりました。(^-^)
13:33 まだ登ります

 七合目の山小屋で休憩して、まだまだ登山は続きます。

 ここから上は結構急な岩場があったりします。

 空気もかなり薄くなってきて、軽くふらふらとします。
 脳が酸欠状態になり、あくびが出て眠気がします。
13:45 下を見ると

 30分ほど登ってまた休憩。

 下を見ると、さっき休憩した山小屋が意外に近くにあります。

 酸欠でしんどい思いをして登っても、あまり標高は稼げなくなってきました。
 
 この位置から下を見ると、スキー場の上から30°くらいの斜面の上に立った時と同じくらいの傾斜ですね。

 まだまだ下から人が何かに取り憑かれたように、ぞろぞろ連なって登ってきます。
 
14:09 気温20℃

 標高約2,800m、山小屋の温度計は20℃です。

 ただ、日光をさえぎるものが何もないので、首の後ろがジリジリと焼けるのがわかります。
 熱中症対策のため、帽子は必須ですね。
14:42 雲、近っ!

 『』 近っ!
 『』 近っ!

 気持ち良い!
 (酸欠だけどね)
15:09 標高3,000m

 登り始めて、約4時間。

 標高3,000mまできました。

 
15:09 まだまだ登ります。

 まだまだ山小屋には到着しません。

 空気が薄いので、頭がボーっとして、反応がかなり鈍くなっています。
 足が疲れてきているのもあって、気を付けないと蹴っつまずいて転びそうになります。

 登山道はどこも人だらけ、みんな一列になって上へ上へと目指して登っていきます。
 (結構、女の人も多いです。半分近くは女の人です)
16:10 やっと

 やっと今晩宿泊する山小屋”白雲荘”が見えました。

 あともう少しです。
16:17 雲の上を

 登山は雲の上を歩いて行きます。

 
 左下の隅に写っているのはガイドさん。
 学生バイトですが、2日に1回、新宿から富士山の八合目までお客さんを連れて登ります。
 バイトとはいえ、ご苦労さんです。<(_ _)>
16:28 まだぁ

 山小屋は見えましたが、まだまだ着きません。

 もう目の前なんですけど、歩くスピードは亀並です。
16:36 到着

 登山開始から約5時間半、山小屋に到着しました。

 記念に山小屋のおばちゃんに写真を撮ってもらいました。
 けど、大事な”八合目”の””の字が写ってませんし、”白雲荘”の””の字も写ってません。



 ダメだこりゃ。
 と言うことで、再度自分で写真を撮り直しました。
 ”八合目 白雲荘” 
16:59 山小屋の中は

 到着した山小屋の中は人だらけ。

 今日は大体300人くらい泊まると言ってました。
 (それほど大きくもないこの建物に300人も入るのだろうか?)

 ちなみに、個人で予約して宿泊する場合は下記の2食付きで¥7,350(金土休前日を除く)だそうです。
16:59 夕食?

 到着するとまずは寝る場所に案内され、その後すぐに夕食です。
 まだやっと5時です。
 頂上でご来光を見るには、1時には起床しなければならないので出来るだけ早く夕食を食べるのが正解。

 で、夕食はご覧の通りカレー&お茶。山小屋の食事です。

 普通、富士山以外の山小屋は沢や湧き水があるところに山小屋を建てることが多いそうですが、富士山上部には沢や湧き水が無いため、水はとっても貴重です。
 なので、お茶のお代わりは許されません。(笑)

 今回、女の人の参加者が半分近くいましたが、食事後山小屋の人に『顔を洗いたいんですが・・・?』と質問していましたが、ありません!
 唯一自由になる水はトイレの手洗い水。
 (食事中に失礼!)
 ただし、雨水をためたものなので、飲めません。
 雑菌があるかもしれないので、顔も洗えません。

 ちなみに、500mlのペットボトルのミネラルウォータを売っていますが、¥500でございました。


 話は戻って、下の写真は朝食のお弁当。
 中身は赤飯&ミートボール2個、漬け物でした。
17:22 寝床

 夕食後、寝床へ。

 当然相部屋。

 で、自分の寝床は写真奥。
 幅1.8m×長さ1.8mの空間に4人が寝ます。
 って言うことは、1.8m÷4 → 1人=幅45cm。
 覚悟はしていましたが、45cmと言う幅は隣どおしと肩がふれあって寝ることに・・・。
 ちなみに、1人で参加した自分の両脇はおじさんでした。
 (年齢的に自分もおじさんですが(^^;)

 しかも、この場所が最悪で、屋根裏の斜めの部分で高さが全然ありませんでした。
 そのため布団の上に座ることも出来ないので、荷物の整理も出来ず、寝ること(?)しか出来ませんでした。
 (正確には”寝ること”ではなく”横になること”しか出来ませんでした)
17:31 寝る前に

 寝る前にちょっと外に出て気温をチェック。

 日没前で、だいたい10°結構、寒い。


 明日は早い、何もやることも無いので、寝ます。

 お休みなさい。

part2:2日目につづく