12:07 柚子 隣の家の柚の木が実を付けています。 黄色い柚子が澄んだ青空に映えます。 年末が近づくにつれ、気温が下がり空気の透明度が上がるとともに、柚子の実が日を追うごとに大きくなっていきます。 『柚子ください!』 |
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15:14 柚子をもらう 毎年、冬至にはお隣さんが柚子をお裾分けを持ってきてくれますが、今年は 『少し分けてもらえませんか!』 と催促しちゃいました。 (^_^;) と言うのも、今日は久しぶりに自宅でそば会をします。 そば会で、この時期の変わりそば代表、ゆず蕎麦をメニューの一つに加えたいからです。 採りたての柚子は、テーブルの上に置いておいても、部屋中に香りを振りまいています。 (^_^)V |
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15:24 御膳粉 柚子きりは御膳粉で打ちます。 御膳粉は、蕎麦の実の中心部分を引いたそば粉です。 そば粉の中心部分は、真っ白で、蕎麦の香りは少なく、蕎麦にするとプリプリとした食感が味わえるそばになります。 今日のそば会では、来客は4時にくる予定ですが、柚子きりは事前に仕込んでおくことにします。 |
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15:26 柚子をおろす 柚子は、そばを打つ前に皮の部分をおろし金でおろして、ペースト状にしておきます。 柚子は中くらいのサイズを2つ使用。 |
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15:26 まずは御膳粉から 御膳粉を250g、ボールに開けます。 それに、つなぎの中強力粉50g。 中力粉は別に置いておいて後から混ぜて、合計で300gの粉を使います。 まずは、御膳粉250gに全体の粉の重量の55%の水、165gを鍋で沸騰させて、御膳粉に混ぜます。 デンプン質の少ない御膳粉は、水を混ぜてもほとんどつながりません。 御膳粉に熱湯を入れることによって、御膳粉が糊状になりつなぎの役割をします。 ただし、最初から小麦粉を入れておくと、ダマになってしまい、上手くいかないので、最初に御膳粉だけに熱湯を入れ、糊を作っておいて、少し冷えた時点でつなぎになる小麦粉を加えます。 |
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15:34 1つめ 御膳粉250gに熱湯165gを加え、糊を作り、その後50gの中強力粉を加え、冷えてきたらさっきの柚子のペーストを混ぜます。 柚子のペーストも熱いうちに入れてしまうと、せっかくの香りが飛んでしまいます。 そして捏ねて、1つめの玉が出来ました。 ここで、お客人から電話。 駅まで迎えに行ってきます。 |
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16:08 手本? お客人がきたところで、手本に蕎麦を打って見せます。 (自分も自己流なので、手本になるかどうか疑問ですが・・・・・・。) 今、ボールの中にあるのは、先週のブログに登場した北海道の新そば。 これはそば粉300gで10割の生粉打ち。 水(加水率)は45%ぐらい入れました。 |
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16:08 水回し そば粉に水を加えて、水回し。 普段、一人で打っているときは写真が撮れませんが、今日は打っているところを客人が撮ってくれました。 (^_^)V |
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16:22 伸す 玉にした蕎麦を伸します。 |
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16:25 切る 次に伸した蕎麦を切ります。 |
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16:25 柚子きり 最初に打った柚子きり。 少し加水が少なかったかな? 柚子のペーストの水分がもう少しあるかとおもいましたが、以外に水分が少なく、麺体が少しひび割れてしまいましたね。 でも、写真を見る限り、まあまあの出来。 |
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17:10 続いて 自分は柚子きりを含めて、粉300gで3種類打ちました。 ここで、打ち手交代。 今日のお客人の1人。 仕事仲間のHくんに打ってもらいました。 使った粉は、長野県は諏訪の高山製粉製の八ヶ岳。 信州の蕎麦を代表する銘柄だと思います。 これをそば粉250gとつなぎ50gの二八で。 捏ねているとことの写真を取り忘れ、無難に捏ねて、上手に玉に出来ましたね。 始めててここまできれいに玉が出来るのは上手。 もう、5〜6年打っている自分は微妙に焦ってしまう・・・。(^^;) |
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17:26 捏ねる 最初の予定だと、お客人2人で1玉を打ってもらい全部で4玉打つ予定でしたが、それぞれ別々に打ちたいとのことで、全部で5玉打つことにしました。 そして、捏ねているのは、今日もう一人のお客人、Kさん。 今回は忘れずに、捏ねているところの写真の撮影。 |
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17:29 伸し 2人とも、蕎麦の玉が出来たところで、切りに入ります。 それぞれ、自分で作った蕎麦の玉を、伸していきます。 まずはHさんから。 |
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17:35 麺棒で ある程度の大きさまで丸く伸した後、麺棒を使って四つだしをして、さらに薄くしていきます。 多少、ぎこちなさがありますが、結構器用に伸していきますね。(^^) |
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17:42 切り 伸したら、たたんで切り。 これは、普段包丁を使っていないのが、出ますね。 ちょっとおっかなビックリ。 蕎麦を一定の太さで切るための駒板を上手く使えていません。 まあ、最初からなかなか上手く行きません。 思い通りに行かないところが面白いですけどね。 |
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17:47 続いて 続いて、Kさんも。 伸しから入ります。 Kさんも、起用に丸く伸していきます。 今回300gの粉で打ちましたが、この位が初心者にはいいみたいですね。 大体の工程が、蕎麦が乾く前に出来ますし、蕎麦自身の重さで切れたりすることもあまりありませんから、比較的ラフに扱えます。 まあ、その代わり、蕎麦自身はそれほど長く打つことは出来ませんが。 |
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17:49 麺棒で 手のひらで、大体丸く伸ばしたら、麺棒を使ってさらに薄く伸していきます。 もう少し、伸したら麺体を四角くする四つだしをします。 |
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18:01 切り 伸した後は、切り。 Hさんに比べると、さすが年の功(?)、包丁は使い慣れているようです。 切りも起用にこなしていきます。 |
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18:02 出来上がり! 2人とも切りが終わって、出来上がり。 それぞれ、自分たちが打った蕎麦の前で記念撮影。 『初めての蕎麦打ち』 |
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18:02 成果品 左がHさん、右がKさん。 Kさんは、初めてにしてはきれいにそろって切れていますね。 Hさんのは、極太!(笑) 最初極太だった右端から、切っていくうちに慣れて、だんだん細くなってます。 それでは、茹でて食べることにしましょう! |
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18:15 まずは 柚子きりから。 50秒ほど茹でて、冷たい蕎麦で。 プリプリした食感と、柚子の鮮烈な香り。 最初に食べる蕎麦として、やっぱ柚子蕎麦はいいなぁ。 12月に入り、水道の水も冷たくなり、蕎麦がよく締まるようになりました。 柚子蕎麦に関して言えば、しっかり締まったのが、自分の好みですね。 |
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18:26 続いて 北海道の蕎麦。 そば粉十割で自分が打ちました。 若干水が少なかったか、開封してから1週間経っていることもあるのか、伸しているうちにひび割れが出て、途中で伸しを断念。 少し、太めの蕎麦になってしまいました。(汗) |
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18:33 茹で 3種類目は、Hさんが打った蕎麦、”八ヶ岳。 茹でも自分ですると言うことで、お任せ。 ゆで時間はちょっと太め(?)なので、1分20秒ほど。 |
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18:40 蕎麦 と言うより、きしめん?(笑) でも、最初はこれがいいのよ。 |
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18:41 食べる 「幸せそうだぁ!」 自分で打った蕎麦を自分で食べる。 理屈抜きで美味いよね。 太めになった蕎麦はつるつると食べることができません。 なので、ぐぁしぐぁしと噛んでたべる。 そうすると蕎麦の旨味が感じられるんですね。 「蕎麦って、美味いんだぁ〜。」と感じられる瞬間。 これで、蕎麦ファンになる人も多いはず。 |
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19:00 Kさんの蕎麦 4つめは、Kさんが打った蕎麦をいただきます。 立派!写真で見ても遜色ないですね。 とても、初めて蕎麦を打った人の蕎麦には見えないでしょ。 ここで、準備しておいた鴨とネギを焼いて、暖かい汁でいただきます。 冷たい汁でキリリとしまった蕎麦を食べるのも美味いけど、暖かい鴨汁につけて食べるのも、また美味い。 Kさんの打った八ヶ岳も、味の強い鴨の汁に負けず、旨いですね。 |
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19:11 最後は で、最後5玉目。 これは、茨城県の筑波山麓の蕎麦。 柿沼製粉の田舎蕎麦です。 それを二八で打って、太めに切りました。 これは、つるつる食べるのではなく、ぐぁしぐぁしと噛んで食べる蕎麦。 噛むと蕎麦の香りと味が立って、蕎麦自身の味が楽しめます。 これも蕎麦の一つ。 |
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19:13 食べたね! 『よく食べた!』 300gを5玉打って、粉だけで1.5kg。 水を入れると、約1.5倍で2.25kg。 母親も少し食べて、まだ少し残っているけど、3人で1.8kgぐらい。 一人あたり、600g食べた計算になる。(汗) |
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19:13 満足そうだぁ お腹一杯蕎麦食べて。 蕎麦焼酎雲海のそば湯割りを呑んで。 今日は目一杯蕎麦づくし。 まだ、口がもぐもぐしてるけど、Hさんはとっても満足そうだ。 |
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20:26 ぼちぼち デジカメの写真を見ると、蕎麦は食べ始めから終わりまで、わずか1時間。 その後、冷蔵庫からかまぼこやら漬け物やらを出して、まだまだ話は続いてました。 今日は遠路はるばる来ていただきました。 初めての蕎麦打ち、楽しんでもらえたと思います。 さあ、ぼちぼちお開きにしましょう。 |