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 2012年10月28日(日)  全日本ロードレース選手権 第9戦 MFJ GP 鈴鹿(決勝)
       
 5:37 日の出前
 
 朝、携帯のアラームで目を覚まし、ホテルの窓から外を見ると日の出前でまだ真っ暗だ。
 今日、10月28日三重県の日の出時刻は6:11。

 天気予報では、今日は天候が崩れるとのことで、天気が気になるところです。

 今日、レースウィーク最終日の日曜日は決勝です。

 そして、2012年の全日本ロードレース選手権も今日が最後になります。


 6:01 路面はウェット

 今日の決勝、その前に朝のフリー走行があります。

 フリー走行は、今回ST600が一番最初で8時から。

 6時にホテルのロビーに集合して、サーキット入りします。

 ホテルのロビーから外に出ると、まだ薄暗い中、雨は止んでいますが、夜に降った雨が路面を濡らしていました。


 6:10 買い占め?

 いつもの様に、コンビニに寄って朝食と飲物を調達。

 栄養ドリンクの棚は1箇所だけ空っぽ!

 『誰だ2日も続けてリポD買い占めやがったのは! (`Д´) 』

 買い占めじゃ無くて、店の怠慢だと思うな。(笑)


 6:26 ピットロードに出て

 そして、6時半前に鈴鹿サーキットに到着。

 ピットのシャッターを開け、ピットロードに出て路面を確認すると、ほぼウェット。

 見上げた空は、雨雲に覆われています。

 「雨降るのかなぁ?」


 6:28 マシンを

 昨日の予選を終えた時点で、今日の天候がわからないので、タイヤはドライ、ウェットのどちらでも履けるよう取り外したまま。
 ドライとウェットだとセッティングも変わるので、マシンのカウルも外したままです。

 そして、8時からの朝フリーに合わせて、マシンを準備することにします。

 
 6:31 タイヤの準備

 まずは、ドライのタイヤ。

 今回のレースで使えるタイヤは予選・決勝を通して2セット。

 昨日の予選で2セットとも使ってしまったので新品はありません。

 そのため、朝のフリー走行でドライのタイヤを使う場合、昨日の予選前半で使った、たくさん消耗している方のタイヤを使います。

 もし決勝もドライタイヤだった場合、新品のタイヤが無いので、かなり厳しい戦いを強いられることになります。

 6:44 レインタイヤも

 そして、レインタイヤも。

 タイヤのエアー圧を合わせて、表面に付いているワックス分を拭き取っておきます。

 6:59 準備

 ST600のフリー走行まで、あと1時間。

 ピットの中では、忙しく準備が進められています。

 7:12 エナジーチャージ

 ここで、いつものようにエネルギーを供給。(笑)

 でも、いつものリポDじゃないのが、ちょっと不安?



 
 7:24 戦略

 ここでDUNLOPさんのスタッフとHONDAさんのスタッフが来て、話し合い。

 今のところ、難しいコンディションです。



 7:30 セッティングを 

 ウォームアップまで30分に迫り、路面が乾かないと判断して、レインタイヤで走ることに。

 レインタイヤに合わせて、セッティングを変更。

 
 ところで、レインタイヤとドライ用のタイヤって少ーしだけ外径が違うの知ってました?
 なので、ドライでセッティング出して、レインタイヤに変えると、車高とかが違ってきちゃう。
 なので、タイヤを替えただけで、セッティングを変更しないとダメなんですね。
 で、車高を合わせたかと言うと。
 「教えられな〜い。」

 7:31 空模様

 空を見上げれば、今にも降り出しそうな空模様です。

 7:58 準備完了

 ウォーミングアップ2分前。

 マシンの準備は完了しました。

 そして雨の装備をして、國川くんがピットに戻ってきました。



 7:59 ピットアウト

 そして、レインタイヤを履いたマシンでピットアウト。

 現時点で雨は降っておらず、ホームストレートは軽いウェットの状態です。



 8:03 ピットウォールにて

 マシンがコースインした後、いつもの様にピットウォールでサインボードを出します。

 遠くを見ている方向にはコントロールタワー。

 鈴鹿のコントロールタワーは大きくて親切。

 残りの走行時間と順位が表示されます。

 しかも、ウェットコンディションで1周2分30秒近くかかるので、のんびりです。
 
  
 8:18 ウォームアップ終了

 15分間のウォームアップが終了し、國川選手がピットに戻ってきました。

 8:20 計時モニターを

 ピットに戻ってくるとすぐに計時モニターを眺める國川選手。

 手応えがあった様ですが、ウェットコンディションだと基準になるタイムがないので、順位が予想できません。

 計時モニターを見て、タイムと順位を確認。


 ウォームアップ走行 結果

 ウォームアップ走行の結果。

 3番手! (^o^)/

 一時は、リーディングボードのトップに立ちましたが、最終的に中富選手と大崎選手に抜かれて3番手。

 レインタイヤが上手く機能してくれたみたいです。


 このまま、決勝レースもウェットなら期待ができます。 (^_^)v



 9:06 決勝前に

 ST600クラス決勝のスタート進行は10時から。

 決勝を前に、ロガーのデータを見直し、もっと良くなる可能性を探ります。



 9:09 レインタイヤを

 そして、朝フリーで使ったタイヤを外して、新しいレインタイヤを装着。

 レギュレーションで、ドライのタイヤは使用本数の制限がありますが、レインタイヤは使用本数に制限がないので、いくらでも交換可能。 (^_^)v


 9:43 レインウェアー

 決勝のスタート進行開始まで、約15分。

 外では本格的に雨が降り出し、自分のレインウェアーを着て作業。

 
 9:55 情報交換

 スタート進行まで5分。

 15分ほど前までJ-GP2のウォーミングアップ走行してきた、MotoBUMの大木さんがピットに来て、情報交換。

 雨でコンディションが刻一刻と変化する中、新しい情報はありがたい。

 
 9:56 ピットロードは

 だんだんと雨が強くなり、ピットロードは川と化しています。

 ほとんどのお客さんは、グランドスタンドの屋根のある場所に避難しちゃったね。 (^_^;)


 10:01 ピットアウト

 上半身はレインウェアーを着て、ヘルメットのシールドも雨用のクリアに交換。


 10時になり、決勝グリッドに着くため、ピットアウトしていきます。
 10:05 スターティンググリッドに

 ピットアウトし、1周のサイティングラップを行い、スターティング グリッドにやって来ました。

 今日、國川選手のスターティンググリッドは12番手、4列目のイン側です。



 10:07 土砂降り

 雨はだんだん酷くなり土砂降りで、路面に水がたまっています。

 そんな中、順番に選手紹介が進められます。


 10:14 グリッドを離れ

 選手紹介が終わり、スタートのためピットクルーはグリッドを離れコースの外に出て一度ピットに戻ります。

 コース上では、1周のウォーミングアップが行われています。

 10:17 ピット内で

 1周のウォーミングアップ終了後、全車ふたたびスターティンググリッドに着き、レッドシグナル消灯で、レースのスタートが切られました。

 ピットクルーは、ピット内のモニターでレースの観戦。

 

 ラップチャート
 
 コースの所々で川ができる土砂降りの中、12版グリッドからレーススタート。

 1周目、やや遅れて14番手でゴールラインを通過。

 朝のウォーミングアップ時と路面状況が大きくことなり、大苦戦。

 2周目に2つ順位を上げて、12位でゴールラインを通過。

 同じDUNLOPを履く中富選手も苦戦しているようで、スタート7番手から大きく順位を落とし14番手で走行中。
 10:19 3周目S字

 そして、3周目に入り、國川選手はS字立ち上がりへ。

 そこでモニターに映し出されたのは、転倒!

 雨で視界が悪く、誰が転倒したのか、よく見えない状況。

 みんな必至でモニターをのぞき込んでいます。

 10:21 戻ってこない!

 自分はピットウォールに立ってサインボード係。

 各マシンがゴールラインを通過する中、國川選手のマシンが戻ってこない!

 『やっちゃった(転倒)かな!』

 
 救急車も出ていないし、場内放送でチームの呼び出しもないので、大きなトラブルではないのは確か。

 でも、情報が入ってこない。

 しかたなく、ピットウォールを離れて、ピットに戻ります。

   

 やっぱりモニターで映し出されたとおりS字の出口で転倒していました。

 怪我もなく、レースの途中でピットまで歩いて帰ってきました。

 
 『残念!』 この一言に尽きる。

 でも、一番悔しいのはライダーだよね。











 ※ みひろさんから写真を借用しました。 <(_ _)>
 10:48 レース終了

 降りしきる雨の中、12周のレースが終了しました。


 年間チャンピオンを獲ったDECHA選手を含め、8名のライダーが転倒した荒れたレースでした。


 10:49 淡々と

 レースが終了し、転倒したマシンが回収されてくるので、淡々とピットで受け入れ準備をします。

 
 12:13 補修

 雨の中転倒しコースアウトしたバイクは泥だらけ。

 バイクを洗車し、ピットウォークに向けてカウルの補修。

 片岡さんも手伝ってスクリーンの交換作業。


 13:19 ピットウォーク

 そして、バイクの修復も終わり13時から予定通りピットウォーク。

 國川くんも、軽い打撲とかあるかもしれないけど、大きな怪我もなく元気な笑顔。

 転倒したけど、怪我がなかっただけ良かったとしよう!

 
 18:11 撤収

 また、遅くなりましたなぁ。(笑)

 2時前にピットウォークが終わっているので、4時間経っている。

 と言っても、今日が最終戦の最終日なので、関係者方々とのご挨拶もあって、なかなか撤収できないよね。

 ついでに、國川くんとメカの清水さんは、明日ライディングスポーツの試乗会があるので帰らないでもう一日鈴鹿に滞在だし。

 『カマタさん(ハンドルネーム)も、泊まってビール飲んで、明日帰りましょうよ〜!』
 と誘われるも、明日の月曜日はお客さんと予定が入っていて、帰らない訳にはいかない。
 ビールを飲みたいのを我慢して (ToT)、食事だけして帰ることにしましたとさ。

 25:51 帰着

 チームのみんなで夕食を食べた後、鈴鹿を後にし、東名高速の横浜町田インターまで戻ってきました。
 自宅まではあと30分ほど。
 ここまで、戻って来たら着いたのも同じですね。


 2012年の全日本ロードレースもこれで終了。

 今年も去年に引き続き、全戦サポートすることができました。(^_^)v

 ピットクルーも色々大変だけど、なかなか体験できることじゃ無いし、やっていて確かに面白い。

 そういう場を提供してくれた國川くんとチームのみんなに、この場を借りて感謝!

 『ありがとうございました!』 (^^)/~~~