TOURING     
  2018年11月11日(日) 国道152号線を走る(午前の部)
 7:33 ツーリングの朝は

 いつも大体これくらいの時間。

 11月に入り、遠出するツーリングが終わりの季節になりつつあります。
 もう関越トンネルを越えての北側とか、長野の山の上の方とか危険な時期です。
 以前、群馬県と栃木県をつないでいる金精道路は11月の中旬になると冬期通行止めになっていたと記憶していますが、最近は12月の下旬からの様で。
 地球温暖化の影響なんでしょうかね?
 
 さて、通行止めでは無いにしろ、路面温度が下がってタイヤのグリップが低くなると1000ccのSS(スーパースポーツ)での走行は気を使うので楽しくありません。

 なので11月に入ると、北の方角への遠出は、敬遠しちゃうところです。
 
 かと言って、温暖な伊豆は冬場のツーリングルートとしてキープしておきたい。

 しかも、先月に仲間内で西伊豆に行っちゃったしね。(汗)
 7:33 出発

 そんな具合で、昨晩どこに行こうか考えていて、そう言えば南アルプスの西側、国道152号線の長野県の茅野市と静岡県の浜松市を結ぶ区間は、以前クルマ(四輪)では走ったことがありましたが、バイクで走ってことが無かったな?

 と思い、国道152号線をツーリングすることにしました。

 走り始めの距離計は

 13,168 km

 「それでは、出発!」
 7:44 ルートは

 自宅を出発して、まずはガソリンを給油。

 国道152号線を走るのは決めましたが、時計回りに走るか、反時計回りに走るか思案。
 国道152号線の南側、浜松までは東名高速。 反対側の長野県の茅野市までは中央道。 どっちがイイかな?

 反時計回りで、帰路に東名を使うと、バイクだと退屈かな。

 時計回りで行って、帰りの中央道が渋滞したら、途中で降りるパターンもありかな。
 と言うことで、時計回りで、行きは新東名を使って浜松まで行って、そこから下道の国道152号線を北上。
 茅野市まで北上したら、中央高速に上がって、西走して戻ってくるルートにします。
 8:41 西走して西湘パーキング

 ルートが決まったら、まずは浜松に向かいます。

 東名には乗らず横須賀を出発したら国道134号線を西走。
 そのまま、国道1号線の西湘バイパスに上がり、西湘パーキングまでやっていました。

 週末の今日はパーキングはバイクで一杯。

 いつもの駐輪スペースじゃなくて、駐車場の奥の空いたスペースにバイクを駐めます。

 8:46 天玉そば

 ここでちょっと遅めの朝食。

 和のファスト フード、立ち食いそば。」
 (ここは立ち食いじゃないけどね)

 注文は、定番の天玉そば。(510円)

 立ち食いそばの、天玉そばはジャンク感があって全般的に好きです。

 9:29 三島塚原インターから

 西湘パーキングで天玉そばを食べた後、引き続き西走バイパスを西走。

 そのまま国道1号線の箱根新道を登り箱根峠まで。

 その後、三島の下りで伊豆縦貫道と接続する三島塚原インターまでやってきました。
 この交差点を右折して、伊豆縦貫道に上がり、新東名方面を目指します。

 9:36 長泉沼津インター

 伊豆縦貫道を走り、長泉沼津インターまでやってきました。
 ”長泉沼津”の読み方は「ちょうせん ぬまづ」じゃなくて、「ながいずみ ぬまづ」ね。


 今日は、ここから新東名高速に上がります。

 普段、名古屋方面に行くときは、大体(旧)東名高速を使うんですけどね。
 今日のルートだとなるべく北側のインターで下りたいんでね。
 東名で行くと、どちらかと言うと浜松南側に下りて市街地を突っ切らなきゃならないので、面倒なんです。

 9:44 富士山はどこ?

 長泉沼津インターから新東名に上がり、西走します。

 右手前方、雲の合間から富士山が顔を出しています。

 写真に収めましたが、肉眼だとはっきりわかるんですが、2次元だとわかりにくいですね。
 まあ、とりあえず載せておきましょう。(笑)

 9:57 清水パーキングエリア

 新東名を西走し、トイレに行きたくなったので、途中の清水パーキングエリアに寄ります。
 
 清水パーキングには、先を急いだので入店はしませんでしたが、主にバイク用のウェアーなど製造・販売しているクシタニが CAFE を出店しています。
 用品は売っていないみたいだけど、カッパぐらい置いておいたら、急に雨が降ってきたら買う人がいるかもね。(笑)

 まあ、静岡に本社があるクシタニがcafeを出店しているのは、まだ理解できるとしても、後ろにちょこっとだけ写っている(人が被って写ってない)バイクレンタルショップの”レンタル819”がお店を構えているのは驚きだ。
 しかも、ちゃんとバイクレンタルをしてる。 cafeをやっている訳ではない。
 ここでバイクをレンタルするってぇことは、ここまでクルマなりバイクで来るわけで。
 バイクを借りると、ここまで乗ってきたであろうクルマは置いていっちゃう訳だ。
 それは、許されるのか?
 昨今、首都高の大黒パーキングでは、房総半島にゴルフに行くのに、パーキングに集合して、交通費を浮かせるために、ここで1台に集約してアクアラインを渡っていくため、日中放置されるクルマが問題になっている様だが・・・・。
 ここでレンタルバイクを借りてクルマを置いていくのは、たぶん許されるんだろう。 ちゃんと商売してるんだから、きっと。
 10:52 浜松浜北インター

 ところでこの”レンタル819”ってお店、例外はあるにせよ大抵のお店の営業時間が10時~19時くらいみたいですが。
 バイクをレンタルするのに、開店時間が朝の10時って言うのは、遅いよね。
 せめて朝の8時オープン。 できれば日の出時刻にオープンとかにしてくれたら、借りることがあるかもしれない。

 なんて、考えながら新東名を西走している内に、浜松浜北インターまでやってきました。
 ここで新東名高速を下ります。

 11:08 ガソリンを給油

 料金所を通過して一般道に出ると国道152号線です。
 右のランプウェイに入り北上する天竜方面を目指します。

 後は、しばらくは国道152号線上にある”水窪(みさくぼ)”の道路標示にしたがって北上するだけです。

 この先の国道152号線は山間部に入るとガソリンスタンドがあるかわからないので、ガソリンを入れます。
 ちょうどshell のスタンドがあったので、ガソリンを給油します。
 
 ここで、ガソリンを入れて正解でした。
 この後、しばらくはちゃんとした(?)スタンドなし。


 11:14 浜松市を北上 

 浜松市の市街地の切れ目ぐらいでガソリンを入れた後、国道152号線を北上します。
 この辺りの国道152号線は片側1車線の対面通行の国道です。
 
 この国道152号線が走っている浜松市は、2005年の平成の大合併により周辺の約10あまりの市町村を編入し、岐阜県高山市についで日本で2番目の面積の市になりました。
 このやたらとデカい市のため、国道152号線は長野県の県境まで浜松市となっています。

 国道は天竜川の右岸と左岸を縫うように走り、適度なカーブがあり楽しそうなルートですが、この辺りはまだ交通量が多く、なかなかペースが上がりません。
 途中に信号機でもあれば、赤信号でクルマが止まったタイミングで前に出るのですが、信号もあまりありません。
 それでも、この先に大きな集落は水窪ぐらいしかありませんので、時期に交通量も減ってくるでしょう。
 11:28 天竜川に沿って

 天竜川の右岸に沿って国道152号線を北上します。

 交通量も減って、バイクを快走させます。

 天気もボチボチ良くて気持ちいいです。

 この辺りの山は紅葉しないのか、それとも時期的にまだ早いのか、山は緑です。

 11:43 支流へ

 引き続き国道152号線を北上します。

 国道152号線は途中佐久間ダムに接続している国道473号線と分岐します。
 この分岐から先、天竜川は佐久間ダム方面へ、国道152号線は天竜川の支流、水窪川に沿って北上を続けます。
 路線が支流の水窪川になったのに伴い、国道もグレードダウン(?)、センターラインの無い1.5車線の区間が所々に現れてきます。
 
 交通量は少ないですが、対向車でダンプとかの大型車もやっていることがあるので、ある程度余裕を持って走る必要があります。
 でも、まあ、前にクルマがいなければ、必然的にペースは上がります。(笑)
 

 11:53 水窪の集落

 国道152号線を北上し水窪の集落までやってきました。
 水窪の集落では、お祭りみたいのを開催している様で、にぎわっていました。

 水窪は、浜松市に合併する前は”水窪町”として独立した町村でした。
 20年・・・・、否、四半世紀ほど前に仕事の関係で2~3回訪れたことがありました。
 そのときは、当然クルマだったわけですが、その内1回は次の日に長野県の飯田市で仕事があり、この国道152号線を北上して飯田まで行った記憶が残っています。
 そのときの記憶では、国道は酷道でしたね。(笑)

 12:04 青崩峠(あおくずれ とうげ)は

 水窪の集落からさらに国道152号線を北上します。

 国道152号線の静岡県と長野県に位置する青崩峠は車両の通行はできない未開通区間のようです。 徒歩では行ける様です。 
 (実際に行って確認していませんが)
 ここで、国道152号線は一旦途切れます。

 昔は、信濃と東海地方を結ぶ”塩の道”として物資交流があった街道だったようですが、それは徒歩で行き来していた時代の話。
 現代では、青崩峠は中央構造線上の破砕帯に位置し地盤が脆弱でクルマが通過できる様な道路やトンネルの建設が困難な地帯だそうです。

 このため、代替え(?)として三猿南信道路を建設中。 直進します。
 
 12:07 長野県道369号・静岡県道412号南信濃水窪線

 青崩峠手前で、三猿南信道路方面に進み途中にある草木(くさぎ)トンネルを抜
けたところで、道路は静岡県道412号南信濃水窪線になります。

 標高も上がってきたようで、ちょうどきれいな紅葉があったので、バイクを停めて写真を1枚。
 
 草木トンネルから先も三猿南信道路として兵越峠(ひょうごしとうげ)トンネルを建設する予定だった様ですが、ここも地盤が脆弱でトンネル建設が困難であることが判明したため、三猿南信道路のルートから外された様です。

 そのため、現在もこの区間を通過するにはこの県道を通る必要があります。
 ここをしばらく先に進むと、県境の兵越峠に到着し、長野県の飯田市に入ります。
 12:24 長野県に


 兵越峠を越え、長野県道369号南信濃水窪線を下ると、ふたたび国道152号線に戻ります。

 長野県道369号・静岡県道412号南信濃水窪線は、上の写真にもあるとおりセンターラインのない1.5車線の対面通行の県道です。
 タイトな低速コーナーが兵越峠を頂点としてアップダウンの路線になります。
 この区間は幅員が狭くタイトコーナーのため大型車は通行止めとなっています。
 このため、対向で突然大型車が現れることは、たぶんありません。
 この県道区間は、交通量は少ないですが、1000ccのSSバイクで走るには、ちょっとタイト過ぎます。

 県道区間を終え、長野県側の国道152号線となっても写真の通り、センターラインの無い1.5車線の区間がしばらく続きます。
 12:27 ひらける

 狭隘な区間をしばらく走ると、周囲がひらけると同時に国道152号線もセンターラインのある整備された区間へと変化します。

 今走ってきた県道を使って静岡県と長野県を行き来している人はほとんど居ない様で、この辺りは交通量が少なく快適です。

 12:32 道の駅 遠山郷(とおやまごう)

 道路幅が広くなってから、しばらく走っていると”道の駅遠山郷”が現れました。

 浜松の市街地でガソリンスタンドを入れてからコンビニらしきものも無かった(?)ので、1時間半ほど走りっぱなしでした。

 ここでちょっと休憩して、先のルートを確認することにします。
 往路の道程:自宅~箱根峠~長泉沼津~浜松浜北~水窪~道の駅遠山郷  292.5 km
     昼食を食べる