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 はじめてのそば会
蕎 麦 会
2006年1月8日
出席者 アイスエイジさん、たかちゃん、男レーシングさん、Ryo@Mさん

 今日は自宅で蕎麦会です。

 以前、2〜3人には蒲田の自宅で蕎麦をご馳走したことはありましたが(無理矢理食べさせた?)、蕎麦をご馳走すると言う名目でのご招待は初めてになります。
  (ご馳走と言うほどでもありませんが・・・)

 蕎麦会当日の昼間、調理器具の街として有名な、合羽橋(カッパバシ)に行ってきました。

 目的はこれ、洗面器です。<(_ _)>

 では無くて、蕎麦の捏ね鉢。
 (今年は切れの悪いオヤジギャグ全開で行きたいと思います)

 以前から欲しいと思っていたのですが、物臭なので、ステンレスのボールで間に合わせていました。

 左が今まで使っていたステンレスのボール、直径32cm。

 右が今回購入した、ステンレスの捏ね鉢、直径42cm

 高さは逆に低く、蕎麦が捏ねやすい様に平坦部分が大きくなっています。


 捏ね鉢は元々木製で、漆塗りが標準的ですが、高価なのと、自分の様にたまにしか蕎麦を作らない人間には、手入れを怠っても傷まないと言うことで、ステンレス製を選びました。

 ¥5,250−

 捏ね鉢に1万円くらい覚悟していたのですが、予定の半分で済んでしまったので、これも前から欲しいと言うほどでもありませんが、『あったら良いな』と思っていた、”銅製のおろし金”

 衝動買い。

 こちらは、¥3,800−

 ほとんど、プロ用、流石に高いです。

 ついでに”そば包丁”もご紹介。

 自分が使っているのは、やや小振りの刃渡り29cm。モリブデン鋼製で錆にくいです。

 一般的(?)には、30〜33cmくらいだそうです。

 2003年10月に同じく合羽橋の鍔屋(つばや)にて¥16,800で購入していますので、約2年ちょっと使用しています。

 もうそろそろ、研ぎに出した方が良いそうで、研ぎ代は¥3,500くらいだそうです。

 今回のお品書きです。後付け。(笑)

 一.柚子切り・・・季節のお蕎麦です。柚子の香りが清々しいです。

 二.せいろ蕎麦・・・信州 高山製粉製の”白樺”を二八で打ちました。
             しっかりとした歯ごたえと、あっさりとした味が特徴です。
 三.鴨せいろ・・・国産の鴨のロースを使いました。鴨は旨いです。
            ネギに蕎麦にとっても合います。
            蕎麦は茨城県の常陸秋そば、柿沼製粉製の”せいろ蕎麦”を二八で
            打ちました。
 四.生粉打ち蕎麦・・・茨城県の常陸秋そば、柿沼製粉製の”究極の蕎麦粉”を使い十割
               蕎麦を打ちました。
 五.そばがき汁粉・・・デザート代わりに、柿沼製粉製の”せいろ蕎麦粉”を使い、粉:水を
               1:2の割合のそばがきで汁粉を作りました。

 ”蕎麦は三たて”、挽きたて、打立て、茹でたてが良いとされています。

 一〜三の蕎麦は事前に打ちましたが、四の”生粉打ち蕎麦”はみんなが登場してから打ちました。

 写真は捏ねる前の”水回し”と言う工程。

 みんなに見られていると、かなり「緊張&はずかしい」ですね。(汗)・・・(大汗)

 蕎麦粉を捏ねているのを見に来た、たかちゃん。

 加える水の量の決め方などを聞かれました。

 メカニックの人って、そう言うところに注目するのね。

 延ばします。

 普段1人で打っているときには撮れない写真です。

 撮影はRyo@Mさん

 延ばした後、切ります。

 微妙なお腹のカーブだけはそこらの蕎麦屋のあるじに負けていません。(笑)

 お待たせしています。

 眠そうなアイスエイジさんと自分を興味深そうに覗き込むtakaちゃん。

 蕎麦屋さんだったら、これだけ待たせたらお客さんは帰ってしまいますね。

 男レーシングさんも眠そう。

 大変、お待たせしました。
 (ちなみに集合したのが、午前0時、一品目が出たのが午前1:23)

 一品目の”柚子切り”です。

 失敗したくなかったので、蕎麦粉300gに柚子1個を使ったので、やや柚子が多めですが、柚子の黄色は上手く出ています。
 やはり、柚子の量が多かったらしく、やや緩めの蕎麦になってしまいました。

 みんな柚子切りは初めてだったらしく、柚子の香り全員「お〜っ!」と声を上げます。

 柚子切りは、普通お茶の香りがほとんどしない茶そばと違って、はっきりと柚子の香りがします。
 自分もそうですが、始めて食べるとみんな「ほぉ〜」とか「お〜っ」と驚きます。 

 次は、信州の蕎麦で高山製粉の”白樺”です。

 この蕎麦の特徴は以前のレポートを参考にしていただくとして、参加者みんなの評価が一番良かった蕎麦でした。この白樺はなかなか蕎麦屋さんでは出てこないタイプの蕎麦です。

 ここから先の写真は食べることに一生懸命になってしまい、ありません。(笑)

 3品目の茨城の柿沼製粉の”せいろ蕎麦粉”はみんなの評判はあまり良くありませんでした。
 実際には美味しい蕎麦粉だと思いますが、開封から1ヶ月程度経っていたので、香り味共に落ちていたのかもしれません。

 逆に4品目の柿沼製粉の”究極のそば粉”はみんなの評判は良かったです。
 この蕎麦粉は開封したてを十割そばで打ちました。それが、良かったのかも。
 自分個人としては、同じ条件で比べた場合、この”究極のそば粉”よりも”せいろ蕎麦粉”の方が美味しいと思っていました。
 やはり、蕎麦は3たて(開封したて≒挽きたて)なんでしょうね。

 最後にデザートとして、そばがきの汁粉を作りました。

 以上、4人で蕎麦粉1.1kg(水を含まず)をペロリと食べてしまいました。
 普通、都内の蕎麦屋さんですと、1人前80g程度と言いますから、実に13〜14人前。
 1人当たり、3人前以上食べていただきました。
 気に入っていただいたようで、自分としても嬉しいですね。蕎麦を打った甲斐がありました。

 お粗末さんでございました。

 これに、懲りずに近日中にまた、蕎麦会を開催しま〜す。

 おまけ

 後日、アイスエイジさんから、汁について、「カツオの出汁が強すぎでは?」「醤油が濃すぎでは?」との、ご意見をいただきました。

 確かに、汁は意識して辛めを狙っていました。(かえし1に対し出汁3の割合)
 薮蕎麦などを除いて、一般にはもう少し薄めですので、今度はもう少し薄めを狙ってみようかと思います。
 また、鰹出汁については、以前は追い鰹を取っていませんでしたが、途中から追い鰹を取るようになりました。
 そのため、全体的に鰹だしが強くなりすぎていたようです。
 (自分1人で食べていると、標準から外れても気がつきにくいものです)
 もう少し、かつお節の量を減らしてみようかな。と思います。
 (これは、以前他の人からも、同じ意見を聞き減らしたのですが、まだ多い様です)

 貴重な意見ありがとうございました。