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2006年09月23日(土):奥只見ツーリング:'05GSX-R1000


いっしょに行った人:ドイツ製耕運機愛好家さん あらため 骨折くん(?) (BMW R1150R Road Star)


6:20 朝起きると

 ツーリングの朝は・・・

 このレポートを書いているのが、ずいぶん先になっちゃって年を越して1月です。

 9月の下旬頃だと6時20分には夜が明けているんですね。
 
 1月の今だとまだ夜明け前、東京でも早朝の気温は0℃近くまで下がるので、ツーリングどころではありませんね。
6:27 早速出発

 今日はBMW乗りのドイツ製耕運機愛好家さん あらため”骨折くん”と奥只見にツーリングに行きます。

 奥只見を走り新潟県と福島県をつなぐ国道352号線は昨年(2005年)まで二輪車通行止めでした。
 ところが、今年から二輪車も通行可能になったという情報がインターネットに書いてるのを見つけました。
 これは早速行ってみななければと言うことになりました。

 骨折くんとは関越の練馬インター入口に7時に待ち合わせです。

 この時間に自宅を出発して、環八経由だとちょっと遅刻しそうです。
 急いでに出発することにします。
  

8:27 とあるSAにて

 関越練馬を目指して環八を走っていたら、前方にすり抜けをしている骨折くんを発見!
 シリンダーが横に大きく張り出した水平対向二気筒のBMWはすり抜けがし難そう。
 それでも、器用に四輪車の間をすり抜けて行きます。

 待ち合わせの、練馬ではガソリンを給油し関越自動車道に上がりました。

 途中まできて、SAでちょっと休憩。(今となっては何処のSAだか記憶にございません^^;)

 今回”ドイツ製耕運機愛好家”さん あらため”骨折くん”に改名したのは春にオフロードで転倒し足を骨折したからで、今も無理をすると少し痛いそうです。

 追)そう言う、あるじも2006年の11月に転倒し、手の甲を骨折。
   "骨折くん2号"となってしまいました。(笑)

9:08 関越トンネル

 関越トンネルまできました。
 ご存じ、関越トンネルは道路トンネルとして日本最長で、延長は約11kmあります。

 今日は写真でも分るように曇天、天気がイマイチです。

 合わせて、気温も10℃ちょっとと、まだまだ薄着のライディングウエアーではとても寒く感じられます。

 

9:32 小出インターに到着

 練馬インターから約200km、2時間程度で新潟県の小出インターに到着しました。
 ここで、関越を下ります。

 インターからは田んぼ道を少し走って、国道352号線を目指します。

 小出から檜枝岐までは90km強、奥只見周辺にはガソリンスタンドは無さそう。
 早めにガソリンスタンドを見つけて入りたいところです。

9:54 ガソリン補給

 自宅でガソリンを満タンにして小出インターを出た直後には燃料ランプが点滅し始めました。
 燃料の残量は4.5リットルです。

 国道352号線に入ってもガソリンスタンドは見あたりません。

 小出インターから約30km湯ノ谷の外れ、奥只見シルバーラインの入口脇にやっとガソリンスタンドを発見しました。
 「やあ、危ない危ない。ガソリンがギリギリでした」
 (たぶん、残1リットル位?)
 このガソリンスタンドが60km先の檜枝岐村まで最初で最後でした。
 もし、定休日だったらアウトですね。
 しかも個人でやっているような店舗なので、その可能性は大、足の短いバイクは高速のSAで給油することをお薦めします。

 左上の写真はシルバーラインの入口にある料金所。
 奥只見ダムに行くにはこのシルバーラインで行きますが、二輪車は通行止め、行きたければ四輪車で行くしかありません。

 そんなこんなで給油もしましたので、ジュージャン。
 「負けちゃいました\(^_^;)/」


 で、左下の写真は、骨折くんが新調したレオビンチのマフラー。
 抜けが良さそうな軽快な音がしてました。

10:16 国道352号線を 

 ガソリンを給油したあとはひたすら国道352号線で奥只見を目指します。

10:32 駒ヶ岳か?

 湯ノ谷の里山をしばらく走ると、国道352号線は山間部に入り、道はワインディングロードへと変化していきます。

 ワインディングに入り、道は徐々に高度を上げていきます。

 山間部に入り道はセンターラインのない対向1.5車線で、所々山肌が崩れて、土砂が路面に落ちている箇所があります。
 そのため、コーナーに入ったら、路面に土砂が落ちているなんてこともあるので、あまり飛ばして走ることは出来ません。 
 

 谷側には、越後三山の駒ヶ岳や八海山を見ることが出来ました。
 (ただし、どれがどの山だか分かりませんが・・・)
 二千メートルを超えるこれらの山々の北側斜面には万年雪が残っています。

※越後三山・・・越後駒ヶ岳、中ノ岳、八海山の三つらしい。 
 

10:50 銀山平に到着

 国道352号線を枝折峠からさらに進むと、奥只見湖の上流に位置する銀山平に到着します。

 銀山平でバイクを停めてちょっと散策。


 左中の写真は銀山平にある石抱橋から北ノ又川方面を望みます。
 遠方には駒ヶ岳、中ノ岳を見ることができます。













 
 ふと川面に目をやると、『なんてきれいな水なんだ!』
 まさに清流。 

11:07 奥只見湖

 銀山平で少し散策をしたあと、バイクを進めると徐々に奥只見湖が見えてきました。

 奥只見湖は湛水面積が日本第4位、貯水量は日本1位なのだそうだが、湖の形がフィヨルド状とでも言いましょうか、全体を一度に見ることができないため、その大きさを実感することができないのが残念です。

 また、バイクでは行けないシルバーラインの終点にある奥只見ダムは高さ157m、重力式コンクリートダムでは日本一という、ビッグなダムと湖のはずなんですが・・・深い山々に囲まれているため、それも実感できません。


 やはりこの辺りも、ちょっと広めの川と行った感じです。

 これだと、下流にある田小倉湖の方が見ていて湖っぽいですね。
 (湖っぽいと言う表現はかなり変ですが・・・)

11:12 湧水を集めて

 奥只見湖沿いを走る国道352号線には山からの湧水を流すU字溝などがありません。
 なので、写真の様に湧き水は道路上を川の様に流れているところがたくさんあります。

 この日は、2〜3日前まで雨が降った記憶がありませんでしたが、これだけの水が道路上を流れている箇所があちらこちらにあります。
 そのため、いつ道路上が川になっているか分からないので、バイクで飛ばすことができません。

 ましてや、降雨時や大雨が降ったあとなど、とても走れた物ではないことが十分に予想できます。
11:45 奥只見湖も終点

 国道352号線も”鷹ノ巣”のあたりまでくると、奥只見湖も幅が狭くなり奥只見川へと名前を変えます。

 確かに、1994年の10月23日のときここから先は二輪車通行止めでした。
 その時のツーリングでは福島側からきて、ここでUターンした記憶が残っています。
 それも今では、左の写真の様に大型車両のみ通行止め、二輪車通行止めの標識はありません。

 
 この国道352号線の奥只見湖周辺を走った感想ですが、
@ 全線に渡りほぼ1.5車線の道路で対向車が来るとちょっと苦しい。
A 路面の状態が悪く、また湧水が各所で道路を横断しているため、軽快に飛ばすことが難しい。(以前は”酷道352号線”と呼ばれるくらい酷かったらしい)

 などで、景色を眺めながら、大自然を満喫しつつ、のんびりと走るにはよろしいかと思いました。

12:02 県境

 鷹ノ巣からさらに進み、新潟県と福島県の県境にかかる金泉橋まできました。
 橋を渡るとそこから先は福島県になります。



 今から12年前の右の写真にも”あるじ”と茶色の革ジャンを着た"骨折くん”写っていました。(この時も一緒にいったんですね)

 その他にも、ここの掲示板にときどき登場する、なわっちさんや元CBR900RRさんの若い頃の姿も見ることができます。
 (たまたま見つかったんですけど、懐かしいですねぇ)

12:31 檜枝岐(ひのえまた)に到着

 金泉橋からしばらく進むと、尾瀬の裏側になる尾瀬御池に到着します。
 尾瀬御池から檜枝岐の村落までの道は、ところどころセンターラインがある対向2車線のワインディングロードです。
 基本的に低速コーナーが続きますが、深いコーナーは少なく、ヒラヒラと軽快に走ることが出来ます。また、交通量もほとんどありません。

 金泉橋から尾瀬御池を通り檜枝岐の村落まできました。

 お昼も少しまわりましたので、ここで昼食にします。

 檜枝岐と言えば、”裁ちそば”です。
13:33 出発

 昼食も終わりました。

 それでは、出発します。

13:45 木賊温泉経由で

 檜枝岐の集落をあとにして、国道352号線をしばらく走りると”木賊(とくさ)温泉”方面に向かう看板が見えてきました。
 ツーリングマップルを見ると、抜けられそうです。

 国道352号線もここまで来ると何度も走ったことがある道なので、ちょっと寄り道をして”飯豊檜枝岐大規模林道”を木賊温泉方面に向かいます。

13:51 飯豊檜枝岐大規模林道

 う〜ん、この道は良い!

 曲がって正解でした。

 飯豊檜枝岐大規模林道は全線片側1車線の全面舗装の林道です。

 途中、木賊温泉の集落を除いては、まさに林間コースのワインディングロードです。
 中低速コーナーが主体ですが、交通量も少なく、快適に走ることが出来ます。

 

14:20 再び国道352号線へ

 飯豊檜枝岐大規模林道を進むと、再び国道352号線に突き当たります。
 突き当たったら右折して、会津高原を東に向かって走ります。

 国道352号線もこのあたりだと、片側1車線の一般的な道に変わり、生活道路としての雰囲気が出てきます。


 途中、走りながら後を走る”骨折くん”を撮影。

14:24 国道121号線へ

 国道352号線を進み、国道121号線との交差点まできました。

 ここを右折して宇都宮方面に向かいます。

 交差点の信号で他のバイクに追いつきました。

 彼らとは、朝ガソリンスタンドで会ってから、走り出せば自分たちが先行、休憩している間に彼らが追い越していくというパターンを何回か繰り返し、また追いつきました。
14:29 ”道の駅たじま”で

 昼食を食べたあと、山道をノンストップでここまで走ってきました。

 ちょっと休憩、水分補給。

 と言うことで、ジュースジャンケン。

 また、負け。

 ちなみに、今日3回目、1回目は写真には写っていませんが、練馬でガソリンを入れたときに負けています。(T_T)
15:13 今市に向かいます

 道の駅たじまで休憩したあと、帰り道としては、国道121号から国道400号に入り西那須野塩原方面に出るルートと、そのまま国道121号線で南下し鬼怒川を通って今市、宇都宮に出るルートがあります。
 
 今日は行きに高速代を使い過ぎたので、帰りは出来るだけ下道を使おうと思い、国道121号線で今市、宇都宮方面を目指すことにしました。
16:23 給油

 国道121号線で今市から鹿沼まできました。

 鹿沼からは東北自動車道に上がり一気に東京まで戻ります。

 その前に鹿沼市内で給油です。
 (ここでも、写真はありませんがジャンケン負けてます。今日は痛恨の4戦4敗 (-_-;))
 
20:26 戻ってきました

 鹿沼市内でガソリンを給油したあと、鹿沼ICから東北自動車道に上がり、首都高に乗り継ぎ、羽田ランプまできて下りました。

 その後、環八沿いの糀谷(こうじや)の中華料理屋で”骨折くん”と夕食を。

 この”四川餃子房”値段が安くて、結構旨い。
 餃子は厚めの皮でもっちりしたタイプで、カリカリタイプと違ってこれも美味い。
 今回、レポはありませんが、お薦めのお店です。(^^)/

 夕食後、解散、自宅の蒲田にもどりました。
 
20:36 本日の

 本日の走行距離は結構走った

 17,140 −16,522 = 618km でした。
ルートマップ(地図をクリックすると大版が開きます)
@ 自宅(蒲田)→環八→関越自動車道 練馬IC(IN)
  →関越自動車道 小出IC(OUT) 

A 関越自動車道 小出IC(OUT)→国道352号線→奥只見湖
  →檜枝岐→飯豊檜枝岐大規模林道→木賊温泉→国道352号線
  →国道121号線→東北自動車道 鹿沼IC(IN)

B 東北自動車道 鹿沼IC(IN)→東北自動車道 浦和IC(OUT)
  →首都高速→羽田ランプ(OUT)→環八→自宅(蒲田)

おしまい