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2008年03月01日(土) 筑波サーキット練習走行

5:15 筑波サーキットに行く朝は

 真っ暗け。

 3月初旬だと、この時間まだ日は昇っていません。

 デジカメで撮った写真を普段はしない補正をかけて、ようやく闇夜の中に自宅のマンションが浮かび上がってきました。

 今日は、昨年の10月以降走っていない筑波サーキットに練習に行きます。
5.59 利根川を渡り

 首都高から、常磐高速に入り、しばらくして利根川にかかる利根川橋を渡ります。(何とも芸のない名前の橋です)

 この辺りまできて、ようやく空が明るくなり始めました。

 都内から来て、この利根川を渡ると急に気温が下がるのを感じます。

 10月のレースは鎖骨骨折が完治していない状態で、少々無理をしての出場でした。
 その後、1月に鎖骨のピンを抜くまでは練習は控えていました。
 1月にピンを抜く手術を行い、少々痛みが残るものの、ほぼ完治した状態になりました。
 今日は約5か月ぶりのサーキット走行になります。
6:55 筑波サーキットに到着

 途中、コンビニに寄って朝食を食べ、筑波サーキットに到着しました。

 やっぱ、サーキットの雰囲気はいいなぁ。(^^)

 でも、寒ぅ
 
 今日は久しぶりの走行になるので、まずは慣熟走行です。
7:19 バイクを起動

 まずは、ほぼ5か月ぶりの走行なので、エンジンを起動させることから準備を始めます。
 12月にちょこっとエンジンはかけましたが、ほとんど置きっぱなしでした。

 まずはエンジンオイル、10月のレース前に交換していますので、まだ透明度が残っています。交換はしません。
 オイルレベルを確認してOK。
 
 次に、ラジエータの水は抜いてあったので、ここで注入。
 ラジエータ水もOK

 バッテリーは外しておいて、先週K2Yで充電してもらったので、接続をして、OK

 タイヤのエアーを、これも先々週K2Yで交換したときに2.5キロ入れておきました。
 エアーゲージで漏れていないことを確認してから、規定の1.9キロに合わせて、OK。
7:25 タイヤウォーマーを

 タイヤの空気圧をチェックしたら、タイヤウォーマーを巻いて、発電機につないでタイヤを温めておきます。

 発電機もキャブのガソリンを空にしておいたので、一発始動。

 でも、良く考えれば、全日本を開催しているサーキットで、発電機を使ってるのって筑波サーキットくらいかな?
 自分の知っている限り、モテギも鈴鹿も壁にコンセントがあるもんね。
 しかも、筑波の場合、近隣住民の迷惑にならないよう7時20分まではエンジンかけちゃダメだし。
 寒い時期だと、7時20分からタイヤウォーマーを巻いても、1番初めの走行の8時までにタイヤは十分暖まらないですね。
7:37 エンジンを始動

 水、油、電気が出来たら、ガソリンを入れて、エンジンを始動。
 暖気をします。

 一度、エンジンの温度を上げて、オイル漏れや水漏れがないか確認します。

 で、問題なし。
 カウルを取り付けます。

 カウルを装着したら、軽く掃除。
 掃除をしながら、オイル漏れがないかとか、ボルトの緩みがないかとかチェックします。
 特にシーズン初めなので、念入りに。
 あと、ステップ類を油分が残っていて滑らないように、ブレーキパーツクリーナーで拭き取っておきます。 
7:45 天気が良いです

 今日は快晴。

 3月に入り、寒いと言っても真冬の寒さはなく、寒さも緩んできています。
 寒い日と暖かい日を繰り返して、季節は春へと向かっていくんですね。
8:23 コンディション

 走行券を買いに行った帰りに、コースインゲート脇の温度計と路面温度をチェックします。

 気温5.0℃

 路面温度 1.8℃(7:28)

 寒〜ぅ。
 1時間前とは言え、路面温度1.8℃って言うのは、ちょっと・・・^^;
 8:30の走行開始時点でどのくらい路面温度が上がっているか分かりませんが、レーシングタイヤの温度レンジをはるかに下回っていますね。
 ある程度はグリップするのかな?
7:50 今日の走行は

 今日の走行は8:30からのB1と10:30からのB2の2本予約を入れてあります。
 
 普段であれば、土曜日の走行予約は一杯で1本しか取れないのに、今回は2本予約が取れました。
 理由は、B1の走行コンディションが悪すぎ?のため、予約が入らないからみたいです。

 確か、2月までの練習走行は寒いので朝9時からスタートで、3月から8時スタートになるんだったかな。
 2月までは練習走行の値段も、通常¥3,000円のところ、¥2,500だったし。
8:30 やっちゃたぁぁぁ〜\(>_<)/

 8:00からの走行が赤旗中断で、スタートが少し遅れます。

 走行15分前に、つなぎを着て体に馴染ませておきます。

 走行5分前、エンジンを暖めるために始動!

 レーシングスタンドで浮かしてあるリヤタイヤがクルクルと回ります。
 それに合わせて、タイヤウォーマーもクルクルクルッとね?
 ???
 タイヤウォーマーには電源の配線が・・・・
 『あああああっ、切れちゃった!!』
 エンジンをかけたとき、ギヤがローに入ってたんですね。
 ステップをパーツクリーナーで掃除していたときに、ギヤが入っていたみたいで、ギヤーを確認しないでエンジンかけちゃったから、リヤタイヤが回っちゃいました。
 待ち乗りバイクだと、クラッチ握らないとエンジンがかからないんですけど、プロダクションモデルだとエンジンがかかっちゃうんですね。
 大失敗(T_T)
 1走行目 8:35から。

 タイヤウォーマーの配線が切れたのが走行5分前くらい。
 タイヤの温度もそれほど下がっていないので、『まあ大丈夫でしょう』
 もともと、路面温度が低いので、タイヤのグリップはあてにはできないし。

 まずはゲートオープンでコースイン。

 約5箇月ぶりのサーキット走行になるので、今日は慎重にいきます。慣熟走行です。
 しかし、寒いです。タイヤグリップするのかな?
 かといって、あまりスローペースで走っていると、タイヤが冷えてますますグリップしなくなっちゃいます。
 
 3〜4周流して、P−LAPを見ると、『げっ、10秒台。ペース落としすぎ』

 しかし、タイヤからのグリップ感がありませんが、ちょっとペースを上げます。8秒台。
 グリップがあてにならないので、コーナーリングは捨てて、立ち上がり重視で走ります。
 
 骨折した右肩は長い間動かしていなかったので、可動領域端まで動かすと、ちょっと痛みますが、まあ、大丈夫そう。

 久しぶりの走行で、7周くらいしたら疲れてきました。
 『体力落ちてるなぁ』

 8周目、転倒、黄旗、白旗が出たので、ピットに入りちょっと休憩、再度コースインします。

 
 (ちなみに走行中の写真は『俺達のサーキット』からいただきました。いつもありがとうございます。<(_ _)>)

 
 今日は”外足荷重”に意識して練習をしています。

 前の週にK2Yに行ってアイスエイジさんと話をしたとき、2年連続で転倒・骨折しているのについて、
 「シートにドカッと座りすぎじゃないだろうか?」
 「滑ったときの対処が遅いんじゃないだろうか・」
 などなど改善点が上がってきました。
 結果、「もっと”外足荷重”を意識して走った方が良いんじゃないだろうか?」となりました。

 そんなことを意識して、今日は走っています。

 コーナリングの中盤から立ち上がりにかけて、外足荷重を増やしてやると、バイクは起きて、体はイン側に入ってきますが、身長180cm、体重80kg超の自分の脚は十分に曲げることができず、イン側のステップにかなりの体重が残ってしまいます。
 こうして外脚荷重に意識をしてみたら、今までイン側のステップにかなり乗っかていたのがわかります。
 これだと、滑ったときに足元すくわれちゃいますね。(これが転倒の要因の一つかも)

 13周目、最終コーナーを立ち上がると、転倒車があり黄旗が出ています。
 ちょっとペースを落としてから、1コーナーに入ろうとすると、後続のバイクにインをさされます。
 『黄旗の後だから、追い越し禁止じゃないかい?まあ、いいけど』などと思っていると、後方で”ガッシャーシャシャシャーー”と後続車が転倒する音が・・・
 ”ドン” リヤタイヤに転倒車がぶつかった様です。
 押し出されるのがイヤなので、ブレーキをリリース。
 転倒車が離れていったのを確認して、再度ブレーキをして、1コーナーへ。
 2〜3台転倒していたみたいで、赤旗中断になりそうだったのでピットに戻り、走行終了。
 結局、8秒台で終了。
 
 気持ちが、足元にあって、全然前に行ってませんでした。
9:04 タイヤ
 
 走行後のタイヤ。
 なぜか前だけ。(リヤタイヤは取り忘れました)

 寒かったので、バンク角は抑え気味、当然エッジまでは使っていませんね。
 
9:12 路面温度

 1走行目の8:30の路面温度は4.0℃でした。

 4℃のグリップ感はあんな感じ。文章では書き表せないので、体で覚えておきます。
9:46 ステップ位置

 コーナーのイン側で、ステップの位置が高くて、脚の自由度がないので、ステップの位置を1段下げます。

 今までのステップの位置はオパミンから買ったときのまんま、一番後ろで、一番高い位置です。
10:02 位置変更

 ステップの位置は一番後ろで、高さを真ん中に移動しました。
 これでイン側のステップの窮屈さがなくなればいいんですが。
2走行目 10:30から

 2走行目は、リヤのタイヤウォーマーの配線が切れてしまったので、フロントだけタイヤウウォーマーを使ってから走ります。

 リヤタイヤは冷えているので、グリップはあてになりません。
 1走行目から比べると路面温度は上がっていますが、やはりタイヤが暖まっていないので、グリップしません。
 コーナーに入り、バイクを倒し込むと、”ツーーー”とリヤが滑ります。『やっぱ、グリップしないのね』
 タイヤを早く温めるよう、バイクを起こしてから、タイヤをつぶすようにアクセルを開けていきます。
 ブレーキングをして1コーナーに入っていこうとすると、接地圧が減ったリヤタイヤは前に出たそうな挙動になります。『う〜ん。気持ち悪い』
 
 まさか、このまま8秒台で終わるわけにはいきません。
 6周目まで我慢して、7周目からペースアップ
 『ああ、7秒台入りましたね』

 1段下げたステップも良好です。
 イン側の脚が苦しくなく、荷重を抜くことができます。
 アウト側のステップに荷重をしていくと、バイクは起きて、体はイン側に入っていきます。
 いい具合です。

 
 後半はタイヤも暖まってペースアップ。

 1走行目では気持ちが足元のタイヤにいっていましたが、2本目は前に行くようにして走ります。

 今日は、4秒台は出るはずもなく、5秒台が出れば上出来。6秒台で良しと考えていました。
 無理をしないで、一応6秒台に入ったので、まあ良しとします。
 (ベストの2秒落ちですから、けして”良し”ではありませんが)

 骨折から向こう、体を怠けさせて、体重が増えて切れが悪くなっているのを通過しました。
 
 あっ! 目玉ヘルメット。 オパミンだぁ

 じゃなくて、他の忠夫のメンバーみたいです。

 でも、とっても良く寝てますね。
11:27 走行終了

 2本目の走行が終了しました。

 走行後のリヤタイヤ。

 上の写真、左側。
 筑波は左コーナーが少ないので左側は暖まりにくいです。 タイヤが暖まっていなかったためか、減り方が荒れていました。

 下の写真、右側。
 きれいに減っています。きれいすぎます。
 もっとパワーをかけて、タイヤにシワが残るくらいにしないとね。

 こちらはフロントタイヤ。

 上は右。

 寝かせてないので、エッジ部分が残っています。
 こっちも、右側はきれいに減っています
 
 下は左。

 こっちは、ちょっとタイヤをこじっているみたい。
 いずれにせよ、バンクエンドまでは使っていませんね。
11:29 曇ってきました

 走行を終了した頃から、風が出てきて曇ってきました。
11:29 コンディション

 練習終了後のコンディション。

 気温13℃

 路面温度は10:00の時点で14.6℃でした。


 あと、10℃温度が上がるとコンディション的にはベストですね。
11:39 フロントフォークに

 2本目の走行前に、左フロントフォークにオイルの滲みがあるのを見つけました。

 ブレーキクリーナーとかの付着かもしれないので、走行前に拭き取って、走行後に確認。

 じゃじゃ漏れではありませんでしたが、少し漏れているようです。

 このCBRは2005年モデルですから、まる3年、フォークのオーバーホールをしてもいい時期ですね。
 帰りにK2Yに寄って、部品を注文して、今度オーバーホールをすることにします。
11:48 雨が

 練習が終わってバイクを片付けていると、スクリーンに雨がポツポツと落ちてきました。

 予約が取れれば、B3の練習枠も走りたかったんですが、取らなくて(取れなくて)正解だった様です。
11:54 撤収

 片付けも終わり、バイクも積み込みました。
 撤収します。


 今年の4月から、MFJではエンジン二次カバーの装着が義務づけられるそうです。
 
 情報が少ないので、筑波サーキットの事務所で確認したところ、JSB、ST600については、4月1日からエンジン二次カバーの装着が義務づけられるとのことでした。
 ただし、今のところすべての車種について市販品がそろっていないので、練習走行については”今のところ”装着しなくても大丈夫な様です。
 しかしながら、レースは車検があるので、装着されていないと車検は通らない様です。
 ただし、現状エンジン二次カバーについて、強度、厚さについての規制がないので、なんらかのものが装着されていればOKと言うことになりそうです。


 今年の筑波選手権の第1戦は4月12日、13日です。

 仕事柄、3月中は多忙でもう練習にこられません。
 今日のタイムもタイムですし、練習も出来ないので、第1戦は欠場でしょうね。
 ちなみに、オパミンは12日(土)の筑波選手権と13日(日)の東日本のエリア選手権の両方にエントリーするそうなので、ヘルパーで筑波にくることになりそうです。