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2008年9月22日(月) 富山ツーリング(2日目) その1

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8:00 起床

 朝、携帯のアラームで目が覚めました。

 ベットから起きあがり、カーテンを開け、外見ると、雲は多いものの高く、雨が降ることはなさそうです。
8:32 朝食

 起床後、軽くシャワーを浴びてから、朝食を食べに最上階にあるレストランへ

 朝食はバイキングメニューで、結構充実してます。
8:49 富山特産

 和食もあって、写真は”特産の渦巻かまぼこ”と”くすし蕎麦”

 くすし蕎麦は、薬売りの富山らしく生薬を混ぜて打った、薬膳蕎麦のことだそうです。
 ”くすし”とは薬師(くすりし)のことらしい。
 
 と、”なると”の様に渦を巻いた、そのままの名前の”渦巻かまぼこ”。
 味は普通のカマボコでした。
8:53 五箇山豆腐

 こちらは、五箇山豆腐。

 ワラ縄で十文字に縛って、持ち歩いても崩れない。固さが特徴の豆腐だそうだ。
 しかし自分は”ワラ縄で十文字に縛って、豆腐を持ち歩いている人を見たことがない”。(~o~)

 食べてみると、確かに固く、味が濃い。
 個人的には、豆腐は食べ慣れた柔らかいのがイイが、10回に1回くらいは、冷や奴で食べても美味しいかも。

 『ツーリングレポート待ってるんだから、早くしろよ!』との声が聞こえてきそうなので、朝食の話はここまで、話を先に進めます。
8:59 立山連峰

 最上階にあるレストランからは、雲に霞んだ立山連峰が望めます。
9:09 チェックアウト
 
 朝食のあと、荷造りをして、チェックアウト。

 快適でした。
9:09 路面電車

 富山市内は路面電車が走っています。

 路面電車が走る町並みは、落ち着いていて好きです。
 あの、モータのうなる音がなんとなく好きです。

 ただし、交差点を右折して軌道を横断するとき、ちょっと慣れが必要ですね。
 
9:15 出発です

 チェックアウトのあと、荷物を持って駐輪場へ。

 荷物を固定して、さて出発です。

 今日の走り始めの距離は 9,287km
9:19 JR富山駅前

 バイクを駐輪場から引きずり出し、とりあえずJR富山駅前で、誰に証明するわけでもないが、来た証拠の記念撮影。
9:31 県道43号富山上滝立山線

 富山の市街地を後にし、県道43号富山上滝立山線で立山方面をめざします。

 富山の市街地はともかくとして、10分もすれば道は田園地帯の中を走ります。
 交通量も少なく、リラックスしてバイクを流すことができます。

 まず最初の目的地は”称名滝”です。
9:51 立山街道

 県道43号線をどん詰まりまで進み、右折して県道6道富山立山公園線(通称 立山街道)で立山方面へ東進します。

 気が付けば、朝から写真に誰も写ってないなぁ。
 当然、人は時々いるんですが、写真を写すタイミングでいないんですね。
 もともとが、どこも空いているんですが・・・
10:00 谷間の

 鉄道の立山の駅を過ぎ、称名川によって削り取られた谷間の立山街道を東進し、高度を上げていきます。
10:02 立山道路

 立山道路の入口、料金所まできました。

 県道6号富山立山公園線を右折すると、立山道路ですが、ここから先は環境保護のため(かな?)一般車通行禁止です。
10:06 悪城の壁(あくしろのかべ)

 立山道路の料金所を右手に見ながら、さらに県道6号富山立山公園線を進むと、右手に巨大としか言いようがない壁面が眼前に現れます。

 「スゲェー」と思って写真を撮影。

 後から、調べたら”悪城の壁”と言う名前が付いました。
 悪城の壁は高さ約500m、延長約2kmの巨大な1つの岩盤だそうで、雪氷に削り取られた山肌が生々しく、目の前に迫ってきます。
 この様な地形を”アバランチシュート”と言うらしい。
10:18 歩いて行きます

 悪城の壁に沿って、さらに県道6号富山立山公園線を進むと、駐車場がありそこから先は歩行者専用となっています。
 ここから、称名滝までは徒歩30分ほど。と書いてありました。

 往復で、約1時間と想定外でしたが、歩きます。
10:34 称名滝(しょうみょうだき)

 がんばって歩いて、称名滝に到着しました。

 称名滝(写真左)は、標高約1,400mの滝の上部から標高1,065mの滝壺まで、4段に折れながら流れ落ちる、日本一の落差(350m)の滝だそうで、日本の滝100選に選ばれています。
 ただし、一番上の30mは下からは見えない、とのことで、実際に見ているのは、330mです。
 『330mは高いね。高い』
 
 そう言えば、去年紀伊半島に行ったときに訪れた”那智の大滝”のレポを書いたときも、”落差133mで日本一”と書いた記憶が・・・・
 
 調べてみると、あちらは”直瀑”で、こちらは”4段”。
一段であれば、那智の大滝ですが、トータルだと称名滝の勝ち(?)と言うことになるらしいです。
 やはり、どの観光地も”日本一”のタイトルは欲しいものです。

 で、嫌が応なく気が付くのが、写真右手のチョロチョロと流れ落ちる滝。と言っても、顔を洗うのには十分すぎる水量ですが、ちゃんと”ハンノキ滝”と言う名前も付いています。
 どう見ても、左の称名滝より落差はありそう。
 実際、落差は500m程あるのですが、迫力不足ですな。 夏場の渇水期には、なくなっちゃうらしく、日本一の落差は隣の称名滝に譲っている可哀想な滝。

 いずれにせよ、水しぶきを浴びるほど眼前に迫る330m、一見の価値あり!
(写真に撮ると横に缶コーヒーでも置かないとスケール感が出ませんね)
10:47 季節の変わり目

 称名滝から駐車場に戻ってきました。

 ふと、西の方角を見上げれば、雲高い秋の空。

 秋の空と夏の空が同居している、今は季節の変わり目。
11:22 有峰林道

 称名滝の駐車場を後にして、今来た県道6号富山立山公園線を取って帰り、富山地方鉄道立山線の立山駅の脇から県道43号富山上滝立山線にはいり、亀谷温泉の看板にしたがって、左折して有峰林道の小見線に入ります。
 亀谷温泉を過ぎてしばらくして、有峰林道の料金所が見えてきました。

 普通車\1,800とお高いですが、二輪車\300と、二輪車には優しい有料道路です。(^_^)v

 うしろのおじさんは、料金所の人。
 料金\300円払おうとして、\100円玉を落としてしまったのを探しています。
 『ごめんね。おじさん』
11:25 有峰林道

 料金所を通過して、林道を進みます。

 有峰と書いて、”UFO”じゃなくて”ありみね”
 
 基本的に全線舗装されていますが、工事中の箇所も多く、砂利の箇所もあります。
 林道は、全線ほぼセンターラインのない、対向2車線で、バイクでは問題ありませんが、四輪車であれば、すれ違いのときは速度を落とす必要がある幅員で、低速コーナーが連続します。
 
11:36 トンネル真っ暗

 途中に何カ所かあるトンネルは、照明設備がまったくなし、加えてトンネルの中で曲がっていて出口が見えないもので、中は真っ暗です。

 明るい外から、いきなりトンネルに入ると、反射板も接地されていないので、まったく前が見えず、どっちに曲がっているかもわかりません。
 注意が必要です。

 雨上がりとかに、路面が濡れていると、かなりヤバイね。
 
11:42 独り占め

 立山川からくると、林道はどんどん高度を上げてきます。
 交通量は極少で、貸し切り状態。

 反対車線にバイクを停めて、写真撮影。

 転倒して谷底に落ちたら・・・・
 と言う前に、熊が出そう。(>_<)
11:46 有峰湖

 林道の入口から約20kmほど走って、有峰湖につきました。

 そう言えば、朝から登場人物は”料金所のおじさん”だけ。
 人気がないので、たまには写真に写ってみます。(興味はないと思いますが、裏の写真で)
11:53 有峰ダム

 有峰林道を下って、有峰ダムの堤体まできました。
 (有峰ダムと書いて、UFOダムではありませんので、ってしつこい)

 ダムの堤体を一般の車が走れるのは珍しいみたい。
 
 堤体の長さはおよそ500mですが、道幅が狭く、四輪車同士の離合ができないので、両側の信号により交通整理が行われています。
 そのため、堤体の上は駐停車禁止です!
11:54 上からのぞくと

 ダムの高さは140mと、とっても高い。

 それでも、さっきの称名滝はこれの約2.5倍、ハンノキ滝に至っては、この3.5倍近くも高さがあるが、これでも十分に高い。
 
12:05 薬師岳かな

 有峰ダムの堤体を渡り、有峰林道は東谷線に入り、湖の西岸を走り、その後、有峰湖南端を回ります。

 はるか向こうに、頂上付近が切り立った、草木の生えていない山が見えてきました。
 帰ってから調べてみると、北アルプスの薬師岳のようです。
 雪を被っている頃に見たら、きっときれいでしょうね。
 
 さて、この林道、当然ですが冬期閉鎖と言うより、夏から秋の暖かい時期しか通行できません。
 供用期間はその年によって異なり、昨年平成19年度が5月24日〜10月31日に対し、その前年の平成18年度は7月20日〜10月22日の4ヶ月間と、かなりアバウトな設定です。
 ちなみに、供用期間中であっても、20:00〜6:00は車両の通行はできません。
 と言うか、こんな崖っぷちの曲がりくねって、しかも道路脇にはコケが生えている道を、夜間バイクでなんか正直怖くて走れません。
 四輪でもちょっとやだなぁ。いや、かなり嫌だなぁ。
 1人だったら、絶対やだなぁ。
12:30 有峰林道から

 有峰林道で南下し、飛越トンネルで林道は終点となり、富山県から岐阜県へと入ります。

 そのまま、直進して高山大山林道を走り、国道471号線を目指します。
12:36 高山大山林道

 高山大山林道はツーリングマップルにもオススメと書いてあるとおり、快走路です。
 交通量は極少の片側一車線、コーナーは中速を主体として低速コーナーもあり、コーナーの深さも種々雑多でチャレンジングなワインディングロードです。

 「貸し切り、貸し切り!」

 
12:36 飛騨牛

 しかし、車も人も少なすぎです。

 ただ、牛さんはいました。

 ちっちゃく黒く移っているので牛さん、飛騨牛ですね。
 「来年は食べにくるから、すくすく育って、待っててね〜」(^O^)
12:54 国道471号線

 有峰林道の料金所を出発して1時間半、ようやく国道471号線に出て、やっとコンビニがありました。人もいました。
 途中に、コンビニはおろか自動販売機もなし。
 スタンドもなくて、そろそろガソリンが寂しくなってきました。

 と同時に、お腹も空いてきましたが、近くにあるのはウィンディーと言う名の喫茶店風のお店。
 ガラス張りのその造りはちょっと、旅情をそがれるのでやめておきました。

 後でネットで調べたら、近くに鮎を食べさせてくれる”川甚亭”と言うお店があるらしい。
 今度来たときは寄ってみたい。お店が、また増えてしまった。
12:57 タイヤないじゃん

 うすうすと気がついていたんですが、有峰林道を走り終えて、休憩しながらタイヤを見て、ビックリ!

 スリップマークが出てる。
 タイヤないじゃん。(^^;)


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