プロローグ: かねてからツーレポなどに書いていますが、”ツーリングライダーは端っこが好き!”というのが持論です。 バックギヤ-が付いていないバイクは行けるところまで行ってはじめて止まって、Uターンして戻ってくるのが自然だと感じます。 それに同意してくれるツーリングライダーも多いんじゃなかなぁ。と思います。 その端っこが、最南端だったり最北端だったり、山頂だったりしたら最高です。 去年2013年のゴールデンウィークのツーリングで本州最西端の山口県の毘沙ノ鼻を訪れたとき、本州4端証明書があることを知りました。 |
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7:45 本州最東端へ 仕事で7月の末から青森県の三沢に来ています。 盆休み明け、ハイエースにバイクを積んで三沢に戻ってきました。 せっかく青森まで来たので、こうゆう時じゃなければ行かないような、行けないようなところにツーリングしたいな。と考えていました。 ウィークデーにツーリングマップルを眺めていると、本州4端の一つ、岩手県にある本州最東端のとどヶ崎が比較的近い。(^_^) 本州最北端の大間崎は、2006年夏のツーリングで訪れています。 本州最南端の潮岬は、2007年のゴールデンウィークツーリングで近くまで行ったのですが、そのときは4端は意識せず、写真も撮らずに通過してしまいました。 (-_-;) 本州最東端のとどヶ崎は訪れたことがありません。 『それは行かねばなるまい!』 |
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8:09 出発 とどヶ崎は岩手県の宮古市にあります。 グーグルマップで調べると、青森県の三沢からとどヶ崎までは、おおよそ200kmの距離です。 休日の日帰りツーリングとしては、適当な距離ですね。 本日の走り初めの距離は 34,435 km 『それでは出発します!』 |
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8:39 八戸市は 宿泊先のある三沢市を出発し、青森県道10号三沢十和田線を第2みちのく有料道路の下田インターに向けまずは南下。 その後、左折して県道8号八戸野辺地線に入り南下を続け、百石(ももいし)で国道45号線に入り、八戸市までやってきました。 今まで訪れた八食センターやJR八戸駅は八戸市のはずれにあったので、気付きませんでしたが、八戸市は結構大きな街ですね。 青森県のホームページで調べてみたら、平成22年10月現在 青森市の29万9千人に続いて八戸市は23万7千人で青森県2番目の市町村になるんだね。 ちなみに、3位は弘前市で18万3千人。 |
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9:15 岩手県に入り 八戸から国道45号線を南下し、県境の階上(はしかみ)町を過ぎ、岩手県に入り、南下を続けます。 岩手県に入り交通量が少なくなり、走りやすくなりました。 ここまでの国道45号線は、三陸海岸に沿って走っているものの、海岸線から少し内陸に入っているため海を見ることはできません。 ただ、道路上にある”ここから過去の津波浸水区間”の道路標識が海からそれほど遠くないことを教えてくれます。 |
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9:35 気温は 岩手県に入りさらに国道45号線を南下し久慈市に入りました。 久慈道路の久慈北インター入り口にあるサークルKでちょっと休憩。 ここまで気温は大体28℃ぐらい。 ちょっと暑いが湿度も低く、バイクで走っていると実に快適です。 (^_^)v 8月中だと言うのに、首都圏では考えられない気温です。 |
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9:49 今日1回目の サークルKのおばちゃんに”無料”と聞き、久慈道路を使って一気に久慈市の市街地までやってきました。 ここで、今日1回目のガソリンを給油します。 昨晩、宿泊先で事前にシェルのガソリンスタンドの場所を調べて来ました。 八戸の国道45号線沿いには何件かシェルのスタンドがありますが、久慈市にはここ1箇所だけ。 これから向かう宮古市も1箇所だけ、と昭和シェル弱し、の土地ですね。 宿泊先の三沢から宮古まではおおよそ170kmの距離。 出発前、ガソリンはほぼ満タンに入っていたので、宮古までは行けますが、一応ここで満タンにしてリセットしておきます。 |
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9:53 久慈駅前は ガソリンスタンドで給油した後、ナビで確認すると久慈駅が近くにあるので寄ってみた。 久慈駅は、去年の朝ドラ”あまちゃん”のモデルになった北三陸鉄道の起点駅です。 駅前のレトロな”駅前デパート”と書いてある建物には、デカデカとあまちゃんの看板が掲げられていました。 (写真にカーソルをマウスオーバーすると拡大写真になるよ!) そして、あまちゃんのロケ地を巡ろうと、2〜3人組の若い男子が駅周辺をうろついているのをちょこちょこ見かけます。 (あまちゃんパワー恐るべし) |
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10:06 傷跡 久慈の市街地を後にし、ふたたび国道459号線を南下続けます。 左手に太平洋が見えてきたと思ったら、右手は更地。 今、GPSレコーダーで位置を確認すると、岩手県の野田村。 2011年3月11日の東日本大震災で壊滅的な被害を受けた村です。 写真の更地は震災前、集落があった場所だろう。 今もなお震災の傷跡は消えてないんだなぁ。 |
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10:25 三陸北縦貫道路 久慈市から宮古市に至る国道45号線は、現在三陸北縦貫道路としてバイパス化が進められています。 ところどころバイパスが完成していて、無料で通行可能。 しかし、空いてますね。 (゜o゜;) 三陸自動車道、八戸久慈自動車道とこの三陸北縦貫道の3つの道路を合わせ、東日本大震災の復興道路として”三陸沿岸道路”の名称で呼ばれています。 |
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10:40 ちょっと寄り道 国道45号線で岩手県の田野畑村付近を走っていると、看板に”鵜の巣断崖”の看板が。 宮古市までおよそ40km、三陸海岸の景色の良いところを見ずに宮古市まで行ってしまうのも勿体ないので、ちょっと寄り道することにしました。 看板にしたがい、国道45号線を左折してはずれ2kmほど、”鵜の巣駐車場”に到着しました。 ここから先は徒歩。 (゜o゜;) 鵜の巣断崖までは0.5kmの距離。 往復で1km、15分かかりますが、行こうか行くまいか? とりあえず、見に行ってみることにします。 |
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10:45 陸中海岸自然遊歩道 駐車場から鵜の巣断崖までは、鵜の巣断崖自然遊歩道となっていてきれいに整備されています。 100台くらいは停まれそう駐車場にクルマは5〜6台。 人はまばら、と言うより、ほとんど見ることはありません。 |
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10:48 鵜の巣断崖(うのすだんがい) 駐車場から歩くこと10分弱、鵜の巣断崖が見える展望台に到着。 『おおっ。凄いね。』 断崖は高さ200mほどもあるらしい。 |
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10:49 看板でかすぎ! 三脚を持ってきたので、たまには記念写真を撮ってみた。 三脚を持ってきたと言うことは、写真に写る気満々だ。(笑) ”鵜の巣断崖の看板がでかすぎて、景色が写らんじゃないの! 写真も撮りましたので、戻ります。 |
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10:57 ツーリングを続けます 駐車場に戻ってきました。 それでは、またツーリングを続けます。 |
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11:09 宮古市 鵜の巣断崖から戻って、国道45号線を南下。 工事中の片側交互通行で停止すると、目の前から宮古市。 目的地までもう少しです。 とりあえず、ナビに宮古駅を入れて、進みます。 |
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11:38 JR宮古駅 JR宮古駅に到着しました。 宮古市って、もっと大きな街のイメージがあったんですが、結構コンパクトですね。と言うのが第一印象。 さて、ここで悩む。 「昼食を先にするか。 本州最東端を先にするか。」 本州最東端に行くと2時間以上かかりそうなので、戻ってくると少なくとも2時過ぎ。 (-_-)ゞ 戻って来たとき、店が中休みだとイヤなので、先にお昼。 |
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11:51 魚菜市場 と言うことで、駅前で食事が出来るところを探していると、”魚菜市場700m”の看板を発見。 行ってみました。 |
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11:54 市場の中は さっそく中に入ってみました。 中は6〜7割りが海産物を売るお店。その他野菜や食料品を売っているお店です。 中には、テーブルが置いてあって、自由に食事とかが出来るようになっているようですが、システムがわかりませんでした。 ホームページを見ると、40店ほどの商店が入っているみたいですね。 その市場の中に食堂は2店ありました。 一軒は”まんぷく食堂”、ラーメン、うどん・そば、丼物と商店街の食堂よろしく何でもござれのメニュー構成で、ちょっと遠慮させていただいて、もう一軒。 |
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11:56 丼の店 おいかわ 市場に入っている2軒の食堂の一つ、”丼の店おいかわ”に入ってみることにしました。 小綺麗なお店は、ネットを見ると、魚菜市場に新しくできたお店みたいですね。 |
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12:01 ウニ丼 とりあえず店内に入って、メニューを見ると、こっちのお店もラーメンとかそばとかうどんとか定食とか、さらにカレーに寿司まであったりして、何でもござれの品揃えでした。 (^_^;) 注文は、海鮮丼とか3色丼とかあったんですが、時期的にもうすぐ食べられなくなるウニ丼(¥2,900)を注文。 (ちょっと高かったけど、贅沢をしてみた) さっそく、『いただきます!』 『ふむふむ。 このさっぱりした感じはムラサキウニだな。(と知ったかぶり) しかも、この塩っぱさは、塩水ウニだ。』 これなら、 |
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12:07 ウニ牛乳で これなら、コンビニでライス買ってきて、市場内で¥1,500位で売っている”ウニ牛乳”(塩水ウニの瓶詰め)を買って、市場内に置いてあるテーブルで食べても一緒だ。 (実際にそうしている人を見かけた) しかしひと夏に、2回もウニ丼を食べるなんて、2010年夏の北海道ツーリング以来の贅沢だね。 でも、『美味しかった。 ご馳走様でした。』 |
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12:31 国道45号線から 宮古市の市街地でウニ丼を食べた後、ふたたび国道45号線を南下。 15分ほど橋って目的地の”とどヶ崎灯台”の道路看板をみて、左折して岩手県道41号重茂半島線に入ります。 |
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12:33 県道41号重茂(おもえ)半島線 県道41号線に入り、最初左手に宮古湾を見て走ります。 重茂半島はとどヶ崎灯台がある本州最東端の半島です。 この道はほぼ貸切状態、この先山間部に入るまでは、片側1車線のセンターラインのある全線舗装の県道で、宮古湾を眺めながら快適に走ることができます。 |
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12:49 姉吉(あねよし)まで 宮古湾に沿って走ること5km余り、県道41号線は内陸に進路を取ります。 内陸部に入り、県道41号線は幅員を削り、センターラインがなくなります。 最東端のとどヶ崎に行くためには、姉吉の漁港脇にバイクを駐車して、そこから歩いて行きます。 姉吉まで5kmまでやってきました。 |
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12:54 わかりやすく とどヶ崎 姉吉の道路看板が出てきました。 ここまで、わかりやすく看板が出ているので、初めて訪れてもまず迷うことはありませんね。 |
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13:00 姉吉に到着 看板にしたがい県道41号線を折れて、姉吉の漁港脇までやってきました。 とどヶ崎灯台への歩道の入口脇にある駐車スペースにバイクを駐めます。 |
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13:04 とどヶ崎をめざす とりあえずツーリングはここまで。 ここからは徒歩になります。 『それでは、本州最東端をめざして、行ってきます! \(^0^) |
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行きの走行距離 203.7 km |