朝ラーを食べる | ||||
2016年4月30日(土) 志布志〜都井岬〜佐多岬 (九州ツーリング) |
9:55 スタート 九州上陸早々朝ラーも食べたので、ツーリングをスタートすることにします。 今日のツーリングの目的地は本土最南端の地、佐多岬です。 佐多岬は、2006年の九州ツーリングのときに行ったのですが、到着時間が遅くてすでに閉門していて、佐多岬まで到達できませんでした。(>_<) なので、今回はそのリベンジです。 (^O^)/ |
|
昨晩フェリーの中でルートを確認していると、今日予定している佐多岬に行くだけだと時間が余りそうでした。 だったので、ツーリング・マップルを眺めていて、都井岬が目に飛び込んできました。 ”ツーリング・ライダーは端っこが好き。” (^o^)v 志布志から都井岬は片道およそ40km。 志布志から佐多岬に行くのと逆方向なので往復で80km、行って帰ってざっと2時間。 ツーリング・マップルにもお薦めのルートになっています。 時間的に大丈夫そうなので、まずは宮崎県の最南端”都井岬”に行ってみることにしました。 ※ 地図はツーリング・マップルから転載させていただいきました。 |
|
10:09 匂い 志布志の市街地を出発し、国道220号線を志布志湾にそって東進します。 志布志の市街地を出てまず最初に感じるのが、強烈な新緑の匂いと、鼻を指す肥料の匂いです。 自分が普段住んでいる南関東のものとは明らかに刺激の強さが違います。 以前母親の両親が鹿児島に住んでいたこともあり、自分が小学生の頃、夏休みに何度か鹿児島を訪れました。 そのときに感じた匂いです。 その匂いと同じです。 その土地には土地土地固有の匂いがあります。 あまりに変わっていないので、懐かしいです。 |
|
10:14 寄り道 国道220号線を走っていると、海岸線にちらっと小島が見えました。 私の記憶が正しければ、ここは自分が小学生のとき2〜3回訪れた場所では・・・。 自分がまだ小学生のころ、母親の両親は鹿児島県の串良町と言うところに住んでいました。 夏休みになると、何度か訪れて、親戚の人にこの海水浴場に連れてきてもらった記憶が残っています。 とても懐かしいので、ちょっと寄り道をしてみましょう。 その場所は、高松海水浴場、宮崎県の最南端の海水浴場です。 |
|
10:18 ひょっこりひょうたん島 砂浜の脇にある防波堤の上にバイクを駐車。 沖に見える島が記憶に残っていた島で、40年以上前と全然変わりません。 『懐かしいなぁ〜。』 沖に浮かぶ島名前を知らなくて当時は”ひょっこりひょうたん島”って呼んでたけど、ネットを見たら”ヨゴセ島”と言うらしい。 40数年経って初めて知った。 そのヨゴセ島が天然の防波堤となって、海水浴場は波も穏やか。 遠浅で、島までの3分1くらいまでは歩いて行けて、その後島まで泳いで行ったものです。 今見ると、島までは200mくらいはあるかな。 小学生の頃だったけど、結構泳げてたんだね。 書いていて思いだしたけど、昔は沖に飛び込み台があったなぁ。 |
|
10:18 透明度 防波堤からのぞきこむ、海の水がきれいだ。 夏場になると、もう少し富栄養化が進んで、透明度が下がると思うけど、こんなにきれいだったんだね。 |
|
10:18 海の家 海岸線には海の家が建っています。 当時は木造のあばら屋みたいだったけど、今は鉄筋コンクリートとか、立派になっちゃいました。 昔はそのお海の家に何泊かしたものです。 宿の人が夕食にサザエを漁師の人から買ってきてくれて、「好きなだけ食べていいよ。」と言われたので、大人の拳ほどもあるサザエをバケツ一杯、おそらく20個ぐらい一人で食べたんじゃないかな。 そのときにサザエはお腹一杯食べて満足したので、今はもうあえて食べようとは思わなくなりました。(笑) そして、一緒に泊まっていた従兄弟3〜4人で、その海の家にあるアイスケースのアイスを全部食べてしまったこともありましたね。 そんなことを思い出しました。 さて、思い出はそれくらいにして、ツーリングを続けることにしましょう。 |
|
10:44 国道448号線から 国道220号線から串間の市街地で国道448号線に入り南西に進んでT字路に突き当たりました。 国道448号線は、センターラインのある片側1車線のアップダウンと緩いコーナーを直線でつないだ国道です。 交通量は少なく、快適にリッターバイクを走らせることができます。 この後、T字路を右折して、宮崎県道36号都井岬線に入り南下して都井岬を目指します。 |
|
10:47 駒止の門 T字路を右折してしばらく走ると、駒止の門と言われる料金所が現れます。 この料金所は、この先にいる自然放牧されている御崎馬(みさきうま)の保護協力金の集金のためにあります。 夜間になるとこの門を閉めて、馬が都井岬のエリアから脱走するのを防いでいるみたいです。 ここで、バイクは100円(クルマは400円)をお支払い。 『道路に馬は居ますか?』 の問いに 『ときどき。 気を付けて下さいね。』と言われて料金所を通過します。 |
|
10:50 御崎馬 駒止の門を通過し、しばらく走ると丘の上に馬。 2014年夏に尻屋崎を訪れたときは寒立馬は数頭しかいませんでしたが、この都井岬の御崎馬はたくさんいますね。 |
|
10:55 灯台が さらにしばらく走っていくと、山頂付近に灯台が見えてきました。 どうやらあれが”都井岬灯台”の様です。 山の高さに比べて、灯台の大きさが地味。 |
|
11:01 長い水平線 灯台の駐車場に到着しました。 都井岬の灯台は都井岬の突端にあります。 尾根状の岬の上部にある駐車場からは岬の左手に日向灘、右手には志布志湾を望みます。 駐車場にバイクを停めて、写真を一枚。 右手にうっすらと大隅半島(おおすみはんとう)が見えていますが、それ以外は水平線。 水平線が長いです。 |
|
志布志〜都井岬 : 40.7km | |
11:04 都井岬灯台 バイクの駐車位置を移動して、今度は都井岬灯台をバックに。 灯台は海抜255mに建っているため、灯台自体の高さはそれほど必要ないみたいで、灯台自体の高さは15mほどしかありません。 灯台の明るさとしては東洋一だったとか。 一般に公開されている参観灯台で上に上がることができます。(有料) で、九州で唯一の参観灯台らしい。 日本の灯台50選に選ばれているそうです。 ※ 灯台まで駐車場から歩いて行けますが、長くなりそうなので、灯台を見て満足したことにします。 先を急ぎます。 |
|
11:09 馬横断中 それでは、都井岬灯台も見たので、取って帰ります。 灯台の駐車場から下りてくると、やっぱり馬がいました。 ゆっくりと道を横断中。 クルマが避けていきます。 「お願いだから、ブラインドコーナーの立ち上がりで、のんびりと佇んでいるのだけはやめてね。(笑)」 否、安全運転で行きましょう! |
|
11:12 結構います 馬、あちらこちらにたくさんいます。 御崎馬はもともと、江戸時代藩営牧場としてスタートし、放牧飼育され、半野生化したものだそうで。 大きさはそれほど大きくないです。 それでは、馬も満喫(?)したので、戻ります。 |
|
11:18 快適 県道36号線から国道448号線に戻ってきました。 相変わらず、交通量は極小。 貸切状態で、快適です。 (^_^)v |
|
12:02 ガソリン1回目 志布志の市街地まで戻ってきました。 この先、(シェルの)スタンドがあるか不明なので、ここで今日1回目のガソリンを給油しておきます。 |
|
12:08 あえて遠回り 志布志の市街地でガソリンを入れたら国道220号線を少し西走して、国道 448号線と分岐のある交差点までやってきました。 ナビで検索をすると佐多岬までは、国道220号線を直進した方が早いですが、それじゃツーリングじゃありません。 気持ちいい道に出会うのが、ツーリングの醍醐味。 国道220号線は、佐多岬からの帰り道で通るので、ここはあえて遠回りになりますが、左折して国道448号線で大隅半島の東岸を走って佐多岬に向かうことにします。 |
|
12:09 国道448号線 国道448号線に入りました。 ”貸切り”(笑) 志布志から先の国道448号線には大きな市街地はありません。 流石400番台の3桁国道。 この国道448号線は、この先にある”内之浦ロケットセンター”のために整備されたような道路です。 そのため、交通量が極小だとしても、大型のトレーラーが走れるだけの幅員とカーブの曲率で作られているんでしょうね。 |
|
12:19 滝すべり 国道448号線を西走し、肝属川の河口に架かる橋を渡ります。 (橋の名前は後から調べたけれど、不明) この辺りも、小学生の時に遊びに来た場所。 この近くに小さな川があって、そこに高さ3〜4m、たぶん20度くらいの緩やかな滝がありました。 その上から滝をすべり台代わりにして、滝壺めがけて飛び込んで遊んだものです。 もちろん川なので水温は冷たく、夏場でも30分も浸かっていれば、唇が紫になったものでした。 詳細な場所は今は昔の話し、もう憶えていません。 先に進みます。 |
|
12:34 ロケット色 国道448号線を大隅半島の東岸に沿って南下しました。 内之浦のロケットセンターが近づくにつれ、ロケット色(?)が色濃くなってきます。 これは、後から移築されたものだと思いますが、”人工衛星追跡用 自動追尾アンテナ”だそう。 どうみても、今は使われていないようです。 |
|
12:47 JAXA 道路の両脇を原生林に近い林に覆われた国道448号線を南下していると、突然現れるJAXAの内之浦宇宙空間観測所。 (それまでも、道路標識にはしつこいほど、書かれてはいますが・・・) 中の見学ができるみたいで、入口には10台くらいかな、クルマとバイクが駐まっていました。 事前に調べてこなかったこともあり、内部に何があるかもわからないので、見学はしませんでした。 が、ここの奥には、表からはまったく見えませんが、ロケットの発射台があるようです。 当たり前ですがね、ロケットの発射台が表から見えるようだと、発射に失敗して爆発したりしたら、表まで色々なものが飛んできてしまいますもんね。 ロケットの発射台は、山陰とかに作るものでしょう。 時間を取って、訪れてみたいものです。 とりあえず、(お腹も空いて来たので)、証拠写真の様なものを撮って、先に進みます。(笑) |
|
12:58 白い砂浜 途中にいくつかある砂浜の一つ。 真っ白な砂浜がきれいですね。 夏休みに観光地じゃ無くて、こんなところに来てのんびりするのも、いいかも知れません。 |
|
途中、肝付町の集落を通過するときに見かけたのは、”えっがね丼”の幟(のぼり)。 ほとんど交通量も無いのに、見かけた道路脇の食堂の駐車場はクルマで一杯。 『???』と思いつつも、(気持ちに余裕が無く))ブレーキをかけることが出来ずに通過。 後から聞いた話しだと、”えっがね”と言うのはこの地方の方言で、”伊勢エビ”のこと。 つまり、伊勢エビ丼のお祭りだったんです。 この辺りの内之浦地区は伊勢エビの漁獲高が年間約10トンと鹿児島県でもトップクラスらしく、知名度を上げるために”春のえっがね丼祭り”と言うのを5月1日まででしたが開催していたんですね。 知らなくて知らなくて、あー残念。 (T_T) ロケットセンターはあきらめが付くけど、えっがね丼は、食べ物には、未練が残ります〜。(爆) |
|
13:06 内陸部へと この時点では”えっがね丼”の詳細は知らず、国道448号線は針路を西に取って大隅半島の内陸部へと進みます。 相変わらず、道は貸切り。 気温はおそらく25℃は越えて、3シーズン用のライディング・ジャンパーの下に2枚着ていると暑いです。 |
|
13:14 錦江町田代 国道448号線を西進し、大隅半島の中央部、錦江町田代までやってきました。 ここで、左折して鹿児島県道68号鹿屋吾平佐多線(かのや あいら さた せん)に入ります。 ちなみに、”吾平”と書いて”あいら”とは普通読めないよねぇ〜。 |
|
13:21 鹿児島県道68号鹿屋吾平佐多線 県道68号線に入り、佐多方面を目指し南下を続けます。 さらに貸切り状態。 ただし、県道は気を付けないといけません。 時々、土が落ちていたり、いきなり道路が細くなったりしますから。 転倒とかトラブったら、次通る人はいつ来るか、不安になります。 人は居ませんが、道路の脇に時々猿を見かけます。 |
|
13:36 先を急ぐ 県道68号を南下し続け佐多伊座敷の街が近づくと、右手錦江湾側の視界が所々開けてきます。 錦江湾を挟んで対岸に、薩摩富士の名前でしられる開聞岳がうっすらと見えています。 お腹が空きました。 さあ、伊座敷の集落まで急ぎましょう。 2時を過ぎると、中休みに入ってしまうかもしれません。 |
|
まあ、えっがね丼にブレーキがかからなかった、もう一つの理由がこれ。 ツーリング・マップルにあった情報で、佐多岬に行く途中の佐多伊座敷(いざしき)にある海鮮丼の時海。 今日の昼食はこれでしょ! と半ば決めていたわけです。 ※ 地図はツーリング・マップルから転載させていただいきました。 |
|
13:50 お昼 伊座敷の集落に到着しました。 伊座敷港に隣接した集落は小さく、すぐに見つかるかと思いきや、お目当てのお店”時海”が見当たらず。 ( ´_`) ナビで検索をかけても、出てきません。 「つぶれて、無くなっちゃったかな?」 半分あきらめて、目立つところに、ラーメン屋さんがありましたので、 「ここまで来てラーメンかぁ。」と思いつつも、店の前まで行くと”本日終了”の看板。 情報だと、ここから先食事をするところは無いらしいので、 「今日の昼は抜きかぁ。」と半ば諦めていたところ、そば・うどんの幟が。 入ってみますか。 ここしかありませんでしたから。 |
|
都井岬〜佐多伊座敷:133.9 km |