GROM    
   2021年3月14日(日) フォークオイルを交換(その1)
       
 8:44 この週末もいじる

 冬はGROMネタ。

 ですが、3月も中旬になり、寒さもかなり緩んできたのを感じます。

 でも、今週も先々週に引き続き GROM いじります。


 今回の記事は長々と書くつもり。

 なので、3部作くらいに分けて書こうかなと。

 それでは、その1 始めます。

 8:45 ガレージの中で

 今日はタイトルにもあるように、フォークオイルの交換をします。

 フォークオイルを交換するときは、フロント フォークを取り外さないと出来ません。

 ので、普段の様に青空ガレージでやっていると、長い時間バイクを動かすことが出来ない状態で、路上に放置することになるので、作業は(狭い)ガレージの中でやります。

 作業がしやすいように、まずはGROM の方向を変えます。

 ガレージの中での作業は、真冬だと寒すぎます。
 寒さが緩み始めた、今頃からがちょうどイイ気候です。
 逆に夏は蒸し暑くてたまりません。
 8:48 フォークオイルは

 前々回のリヤサスペンション交換の記事のときにも少し書きましたが、GROMのフロントサスペンションって貧弱です。(個人的な意見です)
 一般的に減衰力不足とよく言われてます。
 下りコーナーで路面が荒れいたりすると、サスペンションが吸収しきれなくて、ブレーキングが出来ません。 下手にブレーキングするとアウト側に一直線。(笑)(個人的な意見です)

 なので、何とかしたいなと。

 で、世間で良く行われている様なのが、フォークオイルを交換。

 フォークオイルを硬いのに入れ換えて、減衰力を上げてと言う”たくらみ”です。

 で、交換するのはカヤバの G30S。(オイルを換えるのは自己責任で)

 市販されているフォークオイルでは、結構硬い方。みたいです。
 8:50 フォークオイルを交換するには

 フロント フォークのオイルを交換するには、基本的なところからおさらい。

 フロント フォークのてっぺんにある、キャップ ボルトを外して、そこからオイルを抜きます。
 ので、フロント フォークを逆さまにしないと、オイルは出てこない。

 なので、バイクをひっくり返します。
 んな、馬鹿な。
 バイクひっくり返したら、ガソリンもオイルも漏れてきてしまいます。

 ので、フロント フォークだけひっくり返す。

 そのために、フロント フォークを取り外します。

 フロント フォークの下に、エンジンみたいにドレンボルトがあれば、簡単にフォークオイルが抜けたりしないのかな?
 8:50 作業開始

 それでは、作業開始します。

 まずは、作業手順の整理。

 フロント フォークを取り外すには、
 @ フロント フェンダーの取り外し
 A ブレーキ キャリパーの取り外し
 B フォーク ボルト を緩める
 C フロント タイヤの取り外し
 そして、
 D フロント フォークの取り外し
 です。

 それでは、作業開始とな。
 8:58 まずは

 で、まずは @ フロント フェンダーを外して、
 A ブレーキ キャリパーを取り外しました。

 ブレーキ キャリパーはブレーキ ホースに無理な力がかからないようにヒモで吊っておきます
 8:58 フォーク ボルトを緩める前に

 で、次。 

 B フォーク ボルトを緩める。

 ですが、フォーク ボルトを緩める前に
 まず、パイプ ハンドルが邪魔です。

 フォークボルトの頭に、ソケット レンチが入りません。

 8:59 トップブリッジのボルトを

 そして、フォーク ボルトを緩める前にもう一つ。

 トップ ブリッジのボルトを緩める。

 トップ ブリッジのボルトが締まったままだと、フォークボルトを締め付けている形になるので、フォークのナットによろしくありません。

 ので、フォーク ボルトを緩める時は、先にトップブリッジのボルトを緩める。のを忘れないでね。
 締める時は、この逆。

 9:01 ハンドルを

 トップブリッジのボルトを緩めたら、ハンドルを固定しているホルダーを緩めます。
 ハンドルを戻すときに、位置がわかりやすいように、マーカーペンでマーキング。

 ハンドルバーは全部外す必要はなくて、フォークボルトにソケットレンチがセット出来ればいいので、片側だけはずして、もう片一方は緩めるだけで、ハンドルバーをずらせば出来ますね。
 9:02 ホルダーには

 ホルダーにはポンチ マーク。

 これが前。

 で、取り付けるときは、こっちを先に締める。
 9:04 フォークボルトを

 ハンドルをずらして、トップ ブリッジのボルトを緩めているのを確認したら、フォークボルトを緩めます。

 フォーク ボルトは二面幅が36oの特大ボルト。

 たまたま GSX-Rのリヤのアクスル シャフトと同じだから持ってたからいいけど。
 グロムのためだけに買うんだったら、ちょっとためらっちゃうよね。(笑)

 締付けトルクは全然大きくないし、もう少しサイズの小さいボルトにしてもらった方が、ありがたいなぁ〜。
 9:10 タイヤを

 フォーク ボルトを緩めたら、C タイヤを外します。

 
 9:11 アクスル シャフトは

 GROMのフロントのアクスル シャフトって、ピンチボルトを使ってないんだね。

 ゆるみ止めも、ロックナットのみ。
 と、シンプル。

 アクスル シャフトを抜く前に、当然だけど、フロント タイヤ側をジャッキアップしておこう。
 
 9:15 フロント タイヤ

 フロント タイヤ 外しました。

 普段見慣れている CBR600RRやGSX-Rと比べると、華奢(きゃしゃ)。

 メンテナンスするには、軽くて楽だけど。

 ブレーキのディスク盤も薄いので、ぶつけて曲げたりしないよう気を付けないとね。
 9:16 フォークのボルトを

 フロント タイヤまで外したら、フロント フォークを押さえているのはアンダーブラケット(三又)のボルト2本とトップブリッジのボルト1本だけ。

 緩めていきます。

 緩めるとき、気をつけなきゃいけないのは、フォークを押さえておかないと、緩んだ瞬間に、フロント フォークがズルっと落ちること。
 なので、最後のボルトを緩めるときは、フロント フォークが落ちないように、手で押さえておこう。
 (かつて、ズリ落とした経験が物語る。)(笑)
 9:19 外したフォーク

 外したよ。

 左右のフロント フォーク。

 9:19 ジャッキアップ

 フロント フォークを外しちゃうと、こんな感じ。

 リヤタイヤとサイド スタンド、後それにジャッキ。

 この状態で、路上で青空ガレージじゃ、流石に遠慮しちゃいますよね。(笑)

 後、エンジンの下にジャッキかますのは、お勧めしませんよ。
 自己責任でね。
 9:20 フォークボルトを外す

 フロント フォークが単体になったところで、フォークボルトを緩めます。

 この状態で外すので、前もっと緩めておかないと、外せません。

 下手にフロント フォークのアウターチューブを(万力とか)工具で挟むと、アウターチューブが変形しちゃいますから。
 9:23 インナーチューブは

 フォーク ボルトを外すと、アウター チューブはフルストローク出来ます。
 普段ストロークするすることのないところまで。

 で、インナーチューブのこの部分に汚れがあったりすると、ダスト シールを痛めるので注意です。
 自分のGROMは、内側の普段見えない部分に点サビが出てました。
 うっかりしてましたけど、ユーズドだから仕方ないですね。

 で、この点サビは、まだ初期だったので、コンパウンドを使ってほとんど落とすことができました。

 9:32 キャップが

 フォーク ボルトを緩めたところで、ひっくり返してフォークオイルを抜いていきます。

 本当は、青丸のところのキャップを外したいんだけど、が外せません。

 理由は、フォークボルトとロックナットを緩めないと外せないから。 なんですが、外した瞬間にフロント フォークを倒す可能性大。

 手が3本あったら外せるんですけどね。

 手は3本無いので、普通は万力を使う。
 で、万力持ってませんので。 (-_-;)

 9:38 ダストシールが (T_T)

 そして、反対側フロント フォークも。

 ダスト シールの赤丸のところ、筋が入っているなぁ〜。 と思って、デジカメで接写してみたら、切れてたね。 残念。
 嫌なのもを見つけちまったぜ。

 この程度だと、たぶん大きなトラブルにはならないでしょう。
 今日は、部品が無いから、このまま組んじゃいます。

 今度、時間があるとき(来年?)に、部品を注文して交換ですね。
 
 9:39 オイルを抜く

 フロント フォークをひっくり返して、ストロークさせるとフォーク オイルが出てきました。

 入っていたフォークオイルは赤だった。

 パッと見、血みたいで怖い。(笑)

 フォークをぶっこかさないよう、気を付けよう。


 さて、週末の買い出しに行く時間が近づいてきたので、ここで作業は一旦終了。

 このまま放置して、フォークオイルが抜けるのを待ちます。


(つづく)
 





 週末の買い物中。(笑)