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7:54 朝起きると 朝、携帯のアラームで目が覚めました。 窓の外を見ると、相変わらず湿度が高く、どんよりと曇っていました。 ごんざや旅館の前の道は夜の間、ぱらっと来たようで、湿り気を帯びています。 昨日、梅雨が明けたとは言え、神奈川より遙かに北に位置する佐渡島では、夏の高気圧である太平洋高気圧の勢力は、今一歩届いていないようです。 |
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8:00 朝食 朝食は8時から大広間で、ごく普通の和食の朝食でした。 佐渡の醤油は普段自分が食べているキッコーマンとちょっと違います。 聞いてみると、”佐渡醤油”と言う製造元があるそうで、地の味ですね。 佐渡醤油はキッコーマンと比べると、かなり甘みが強くたまり醤油に近い感じ。 鹿児島の醤油(母親の出身地)の醤油もかなり甘めで、甘すぎると嫌がる人も多いですが、自分はあまり気にならないと言うか、土地土地の味があっても良いと思っています。 |
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9:02 出発です 朝食後は少しノンビリ。 出発前にお決まりの宿屋の前で記念撮影。 このごんざや旅館の人たちは、だれも優しくふれあいがあります。子供の頃の田舎に帰った様な感覚が残っていました。 そろそれ、出発することにします。 |
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9:06 県道45号佐渡一周線で ごんざや旅館のある小木を出発して、県道45号佐渡一周線で赤泊方面を目指します。 県道45号佐渡一周線は、その名の通り佐渡の海岸線をほぼ1周グルッと巡っています。 なので、佐渡一周線で・・・と書いても、地名を書かないと、どこいら辺りを走っているか、全然分かりません。 南西端にある小木から佐渡の中央部に向かう場合、一度北上して真野湾沿いを走る国道350号線と、南東の海沿いを走るこの県道45号佐渡一周線ぐらいしかありません。 小木から赤泊までの佐渡一周線は、写真の通りセンターラインのある片側一車線の県道で、日曜日の午前中と言うこともあり交通量は極少で快適に流すことができます。 |
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9:21 赤泊港に到着 小木を出発して20分弱で赤泊港まできました。 岸壁からのぞき込むと、海の透明度が高く、かなりの深さまで見えます。 赤泊港は対岸の寺泊港から高速船が1日2便、約1時間強の所要時間で結んでいます。 ただし、残念なことに高速船はバイクを含む車両の運搬は行っていません。 対岸の寺泊までは約40km弱、視界が良ければ弥彦山を見ることができますが、今日は見ることができませんでした。 10年以上前、夏休みにコシカワの走行会で日本海間瀬サーキットに何度か足を運んだことがありますが、そのときは逆に佐渡島を何度か見ることがありました。 |
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9:24 距離計 昨日、宿に到着した時点での距離計を写真に撮っておくのを忘れていました。 宿からここまでは約30kmくらいかな。 7,860km−7,434km−30km = 396km 昨日は約400km走りました。 |
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9:26 酒蔵 赤泊港の脇には昨晩頂いた日本酒”北雪”の酒蔵がありました。 酒蔵見学と試飲ができるそうですが、時間早すぎ、と言うかバイクです。 酒飲みとしての理想は、赤泊に宿をとって夕方、酒蔵見学→試飲。そして、本格的な飲み→宿泊、と言うパターンがベストかな。 そう言えば、佐渡は民宿が多いです。 ちょっとした集落、漁港ごとに民宿があり、期間限定、通年営業しているところも沢山ありました。 佐渡島での宿泊は、漁師さんが自宅でやっている民宿が、たぶん正解でしょう。 |
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9:30 県道65号両津真野赤泊線 赤泊から今度は県道65号両津真野赤泊線に入り真野方面を目指し北上します。 県道65号線の赤泊から真野までは山間部を走ります。 この区間はセンターラインのある片側1車線の良く整備された県道で、交通量も少なく、路面の傷みもない、快適に走ることができるワインディングロードです。 ただし、佐渡を走っていて注意することが1つ。 信号機のない交差点では、先に交差点に入った方が優先だと思った方がいいでしょう。 と言うのも、一時停止のある脇道から四輪車が出てくるとき、バイクを乗っている自分と目が合っても、向こうは出てきます。 自分のバイクみたいに飛ばしている人も少ないし、先に交差点に入ったら、譲ってもらえると思っている見たいです。ご注意を。 |
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9:44 真野湾が見えてきました 途中にある名無し峠を越えると、真野湾が見えてきました。 この辺りは、標高も高くないので、今日はかなり蒸し暑く感じます。 |
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9:48 国道350号線へ 県道65号線で真野湾近くまできました。 ここで、県道350号線に突き当たり、右折して真野湾沿いに走ります。 ここから先は海沿いを、時計回りに走っていきます。 |
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10:16 春日崎 国道350号線に入ってから、真野湾に沿って北上し、ふたたび県道45号佐渡一周線に入り、春日崎まできました。 春日崎は、カタカナの”エ”の字をひしゃげたような形の佐渡島の左の上の部分にあたります。 真野湾から、ここ春日崎までの海岸線の道はのっぺりとしており、スパースポーツのバイクで走るには少々退屈な道です。 |
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10:28 佐渡金山と大佐渡スカイラインへ 春日崎からさらに県道45号佐渡一周線で北上するとまもなく、佐渡金山と大佐渡スカイラインへ向かう分岐へとさしかかります。 せっかく佐渡にきたこともあり、時間もまだ十分にあるので、佐渡金山の様子を探りに、そして大佐渡スカイラインを走りに、海岸線を離れ山岳地帯へと入ります。 |
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10:31 道遊の割戸 県道463号線を進むと、山頂部分が掘削されたような山が見えてきました。 きっと金を採取するために掘削した山かな? 『道遊の割戸』と言うそうで、金を露天掘りした結果、写真の様に山がなくなっちゃったらしいです。 (恐るべし、人間の欲望) |
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10:47 大佐渡スカイラインへ 佐渡金山でちょっと休憩をし水分補給、その後、大佐渡スカイラインを登ってきました。 大佐渡スカイラインは標高が150m程度の佐渡金山から先急激に標高を上げ、1,000m弱まで一気に標高を上げます。 スカイラインからは眼下に先ほどの道遊の割戸を臨むことができます。 |
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11:00 雲が出てきました 大佐渡スカイラインをさらに先に進むと、雲が出てきました。 日本海の湿気をたっぷりと含んだ西風は、佐渡島の山に当たり急激に高度を上げます。 すると、湿気を含んだ空気が結露して雲に変化します。 西側の海沿いを走ってる分には、雨が降る気配はまったくありませんが、少し山側に入り標高を上げると、雨に降られるのは必至です。 雨に降られたくないので、大佐渡スカイラインはここでUターンします。 |
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11:08 戻ります 大佐渡スカイラインは、全線がほぼセンターラインのない対面通行の県道です。 普通車の離合は問題ありませんが、バス同士の離合は難しく、所々で待機している必要がある幅員です。 カーブはしつこく、タイトなコーナーが連続しリッターバイクでは1速5,000rpm以下のコーナーも多くあり、また勾配も急なことから、荷物を積んだ頭でっかちの重心のツーリングでは、少々楽しくありません。 |
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11:12 道遊の割戸に戻ってきました 大佐渡スカイラインを下りて、道遊の割戸まで戻ってきました。 下りてくる途中にパラッと来ましたが、ここまでくれば大丈夫そう、とても分かり易い天候です。 ここから先は北端まで行き、東岸を通って両津のフェリー乗り場に向かう予定ですが、まだ時間に余裕がありそうなので、佐渡金山を観光することにします。 |
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11:19 佐渡金山 佐渡金山を観光します。 観光ルートは江戸時代の坑道跡を見て回る”宗太夫坑コース”と、明治以降昭和までの坑道跡を見て回る”道遊坑コース”の2つがあります。 窓口で聞くと、両方見て回ると2時間弱かかるそうでパス。 今回は明治以降の坑道跡が見られる”道遊坑コース”にしました。 |
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11:20 坑内に入ります 坑内に入ると、まずはH形綱で支えるタイプの坑道です。 でも、これは偽物。本物はこんなつなぎ方はしていないんですね。 細部にももっとこだわって欲しかった。 |
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11:21 次は木 しばらく進むと、今度は木で支えるタイプの坑道です。 ちょっと違う気がしますが、先に進みます。 |
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11:21 素掘りトンネル 今度は素掘りの坑道です。 山がしっかりしていれば、木やH形綱で支える必要がないので、掘ったまんまです。 坑道の内部は、外の年間の平均気温と同じで、ここでは11℃。 かなり肌寒いですが、外からくるとヒンヤリと気持ちいいです。 |
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11:23 たぬき穴 これは坑道の上部にあったたぬき穴。 たぬき穴は人一人が入れる大きさで、試し掘りなどをした跡です。 こういう風にちょこっと掘ってみて、金が出てくれば大々的に掘ります。 |
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11:24 コンクリート製 こっちの坑道はコンクリート製、金を掘るための坑道ではなく、金が入った土砂を外に運ぶために作ったものです。 そのため、床にはトロッコ電車が走るためのレールが敷かれています。 |
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11:26 外に出ました トンネルを抜け外にでました。 いやいや、むちゃくちゃ暑いです。 |
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11:27 カメラのレンズが トンネルから外に出たとたん、暑さと湿気からカメラのレンズが一気に曇りました。 今来たトンネル抜けると、道遊の割戸の裏側にでました。 ここから、5分ほど歩くと、道遊の割戸を間近で見ることができます。 |
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11:30 間近にきました 道遊の割戸の間近まできました。 ここで、近くの人に頼んで、記念撮影。 (なんか、体が傾いている様に写っていますが、心霊スポット?) |
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11:42 レッグドリルだぁ これは展示してあったレッグドリル(?) この道具で、坑道に穴を開けて、後その穴に発破(ダイナマイト)を仕掛けて爆破します。 道路のトンネルとかだと、これよりもっと大きいドリルを重機のアームに取り付けて、穴を開けます。 ところが鉱山の様に坑道が小さいと、重機が入らないので、人間が手で持って削孔します。 自分も実物は初めて見ました。 |
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11:57 出ます 道遊の割戸を見た後、別の坑道で戻ります。 道遊坑コース \600也。 その他に、坑道を掘ったときの道具とかトロッコ電車とかが展示してありました。 同じ様な業種にいる自分としては、結構面白かった。 それでは、佐渡金山を後にして、ツーリングを続けます。 ツーリングを続ける → |