TOURING     
  2014年4月28日(月) 山陰海岸〜能登半島ツーリング(3日目:午後)
 11:48 おろしそばを食べて

 ツーリング3日目の昼食は、少し早めでしたが、福井県の東尋坊がある坂井市で”おろしそば”を食べました。

 お腹も一杯になりましたので、午後のツーリングを続けます。

 「それでは、出発!」

 12:01 ちょっとショートカットで

 昼食を食べた後、道路看板にしたがい北陸自動車道の金津ICまでやってきました。

 ここから先石川県の金沢方面に北上する下道は国道8号線を使うことになります。
 国道8号線は少し内陸を走ることもあり、ちょっと退屈そう、なのでショートカットして高速を使うことにします。

 とは言っても今日は4月28日(月)の平日。
 4月から平日のETCの通勤割引とかはなくなったので、使うのは必要最小限にしておきます。
 12:28 速いね

 と、言ってもやっぱ高速は速いね。

 金沢西ICに到着しました。

 ここから海側に向け、のと里山海道を目指します。


 12:52 内灘砂丘(うちなださきゅう)

 金沢西ICで北陸自動車道を下りた後、国道8号線を経由して、のと里山海道の入口になる内灘のインター近くまでやってきました。

 ツーリングマップルを”内灘砂丘”、”広い砂浜にバイクで乗り入れられる”と書いてありました。
 
 ちょっと寄ってみて、写真を撮った。

 ”内灘砂丘”をちとwikiってみたら、日本で3番目の大きさらしい。
 一番目はご存じ鳥取砂丘で、2番目は青森県にある猿ヶ森砂丘だそうだ。
青森県にある猿ヶ森砂丘はほとんどが自衛隊の演習場で立ち入りが出来ず、鳥取砂丘もバイクで乗り入れは出来ない、と言うことでバイクで乗り入れができる一番大きな砂丘と言えるね。

 
 12:52 砂丘に乗り入れる意味

 とは言うものの、砂は結構フカフカで、スーパースポーツで乗り入れする意味がわからない。

 サイドスタンドも砂にめり込んでしまうので、東尋坊で買った缶コーヒーの空き缶が役に立つときがきた。

 つぶしてサイドスタンドの下に敷いてみよう。


 12:55 砂だらけ

 ついでに、スイングアームとチェーンカバーが砂だらけだ。(>_<)

 今更気が付いても、時既に遅し。

 
 乗り入れない方がイイね。



 また、脱出が一苦労だった。 (^_^;)

 荷物を満載しているので、サイドスタンドをしたままじゃないとバイクに跨がれない。(゜o゜;)
 →バイクに跨がってサイドスタンドを外すと、砂丘に置いた空き缶が拾えない。(゜o゜;)

 サイドスタンドを外して、立ちゴケしないよう空き缶を拾い、おっかなビックリバイクに跨がり、無事脱出成功! ( ̄。 ̄;)
 
 13:12 のと里山海道

 内灘砂丘で砂と戯(たわむれ)れた後、内灘ICからのと里山海道に上がり、バイクを北上させます。

 のと里山海道は現在は無料の自動車専用道ですが、前身は能登有料道路で平成25年3月31日に無料化されました。

 今走行している区間は片側2車線の分離された4車線ですが、内灘ICからしばらくは片側1車線の対面交通となっており、4車線化の拡張工事が進行中です。

 また、内灘ICを起点として、輪島に近い能登空港までアクセスしており、全長82.9kmあるそうで、能登半島を急いで移動したいときには便利な道路です。

 13:21 今浜IC

 内灘ICからバイクの北上させること20kmあまり今浜ICでのと里山海道を下ります。

 13:23 千里浜なぎさドライブウェイ

 今浜ICでのと里山海道を下り、標識にしたがい”千里浜なぎさドライブウェイ”の入口までやってきました。

 入口にある通行規制情報版を確認。

 今日は全線通行可能です。

 
 13:26 快走!

 千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイを走ってみた。

 あまりに有名でここで書くまでもないが、千里浜なぎさドライブウェイはクルマで走ることができる砂浜です。
 砂浜にクルマを乗り入れられる海岸は全国各地にあると思いますが、道路として走れるのはここ千里浜だけだと思います。
 
 ここも20年以上も前にツーリングできて’91TZRで走った記憶があります。

 今回、R1で走ってみると、車重の違いもありますが、ウネウネとハンドルと取られて気持ちが悪いです。(笑)
 '91TZRのときは車重が軽いこともあってか結構な勢いで走った様に思います。 
 '91TZRは120kg台の軽い車体でしたが、自分の今より10kg以上は軽い70kg台でしたね。(^_^;)
 (あの頃は若かったね。)
 13:35 バイクを駐めて

 せっかくなので、途中でバイクを駐めて写真を撮ってみた。

 空がもう少し青くなるよう補正をかけて、来年の年賀状に使おうか。なんて考えてみたりする。

 なぎさドライブウェイは内灘砂丘よりよほど締まった砂質ですが、ツーリングバックを満載した状態でサイドスタンドだけで砂浜に駐輪するのは危険である。 サイドスタンドの下には潰した空き缶を敷こう。


 そして、なぎさドライブウェイは今浜から千里浜まで約8kmの延長があるそうだ。
 観光バスも走っている。
 気付かれずに、踏みつぶされないよう気を付けてね。(笑)

 13:36 自分も入れてみた

 せっかくなので、自分も写真に入れてみた。

 少し左に傾いた頭が、疲れたおやじ感を醸しだしている。

 この写真は使えんな。(爆)


 ここでは、サイドスタンドの下に敷いた空き缶を取り外し、サイドスタンドだけで立った状態で、さっとバイクに跨がり、成功!

 先に進みます。


 14:18 国道249号線で給油

 千里浜でなぎさドライブウェイから離脱したあと、国道249号線に入り輪島方面を目指します。

 ルート上にあったshellで今日2回目の給油をします。

 のと里山海道は路線上にガソリンスタンドがありません。
 全線走行する際は、ガス欠に注意ですね。


 14:31 国道249号線を快走

 千里浜からの国道249号線は、最初内陸に入り里山走り、その後海岸線に出て海沿いを走り、また内陸へとを繰り返し輪島に近づいて行きます。

 輪島までは、さっき走ったのと里山海道を走った方が速くて楽なので、ほとんどのクルマはそのルートを通ることになります。
 そのためもあって国道249号線は交通量が少なく、快適にバイクを走らせることができます。

 所々に集落が現れますが、民家がほとんど無いところも多く、片側1車線の緩いカーブが直線で結ばれているこのルートは、能登半島を感じながら走ることができます。

 のと里山海道が出来たことにより、この国道249号線を通行するクルマが減少し、途中にある集落がこれから先限界集落化していくことが心配されますね。
 14:38 国道249号線でペースカー

 「てっ!」

 快走していたら、目の前に赤色灯を回したペースカーが介入。

 輪島まではまだ30km以上あります。

 まさか輪島まで付き合うことにならなければいいけど・・・。(ーー;)

 
 退屈なので、まわりの景色を眺めつつ、写真を撮ったりする。

 15:15 輪島駅

 パンダカーに付き合わされること10kmあまり、その後はクリアラップで国道249号線を走り、輪島駅までやってきました。

 ツーリングで初めて訪れる土地では、自分は駅に寄って情報収集するのはご存じのとおり。
 15:17 無くなっていた

 で、駅に行ってみた。

 廃線になっていた。

 知らなかった。 

 2001年に廃線になったのにともない廃駅となり、道の駅兼バスターミナルになっていた。

 
 昼はそばだったので、お腹が空いてきたのだが、小腹を満たすようなおやつを売っているお店がなかった。

 ので、早々に次に移動しよう。

 15:28 朝市通り

 標識にあった朝市が行われる通りに来てみた。

 朝じゃないので、朝市はやってなかった。

 
 次に行こう。

 
 15:51 白米千枚田

 輪島の市街地を出発して国道249号線を東進すること10kmあまり、”白米(しろよね)千枚田”にやってきました。

 ここも20年以上前に'91TZRでツーリングに来たのですが、綺麗に整備されちゃってますね。

 当時訪れたときは、輪島とこの白米千枚田の間にある民宿をやっている寺に飛び込みで宿泊したんですが、今回見つかりませんでした。
 20年間もの間に道路は改良が進んで、当時は無かった広い歩道が整備されています。
 
 15:55 おやつ

 ここで、小腹が減ったのを満たすべく”のと海藻うどん”(\600)。

 この量はおやつじゃないよね。(爆)

 あご出汁が利いていて、うどんは適度なコシがあってちゅるちゅるで美味い。

 まあ、たいがいのものは”美味しい”と言って食べる広いストライクゾーンを持っています。(汗)

 16:09 千枚田は田植え前

 おやつを食べた後は、千枚田を散策。

 千枚田はまだ田植え前ですね。

 16:12 農業遺産

 2011年に世界農業遺産に登録されたそうで、周囲は駐車場を含め綺麗に整備されています。

 白米(しろよね)はこの辺りの地名だそうで、千枚田にピッタリの地名だね

 当時この狭い農機具が入らないような土地に、水田を作ったと言うことは、いかにこの辺りには水田にするための土地が少なかったことを表していますね。
 今現在では、純粋に稲作ではなく、観光水田として維持されています。
 ここで採れた米で作ったおにぎりが道の駅で売られていたりします。


 ※ 写真にマウスオーバーすると、20年以上も前に訪れたときの写真が見られます。 棚田も変わったけど、それ以上に人間が別人の様だ!(爆)

 16:20 先端を目指す

 千枚田で感傷にふけった後、国道249号線を東進して能登半島の先端を目指します。
 
 白米千枚田から先は訪れたことがないルートです。

 時間も4時を過ぎて、これから東に向かう人はほとんどおらず、道路はガラガラ。
 左手に見える日本海には、おそらく駿河発であろうフェリーが併走しています。
 「あのフェリーは北海道に向かっているんだろうなぁ。」
 こうしてフェリーを眺めていると、北海道にまた訪れてみたい気になってきます。



 16:35 鯉のぼり

 ゴールデンウィークに地方をツーリングしていると、ときどき出くわすたくさんの鯉のぼり。
 今年は、石川県の珠洲市(すずし)で出会いました。

 この後、国道249号線を離れ、石川県道28号大谷狼煙飯田線に入り、禄剛崎灯台を目指します。


 16:37 石川県道28号大谷狼煙飯田線(おおたに のろし いいだ)

 国道249号線を東進し、珠洲市の大谷町まで進み、そのまま海沿いを走る石川県道28号大谷狼煙飯田線に入り、東進を続けます。

 かなり時間が押してきました。( ̄。 ̄;)

 今晩の宿は、日本旅館なので5時過ぎ、できれば5時半前に到着したいところです。

 県道28号線はこの先、大きな町も無いことから、道はガラガラです。
 海岸線に沿って走る県道28号線は中速コーナーと低速コーナーが混在する片側1車線対面交通の県道です。
 舗装も荒れたところはほとんどなく、海岸線を眺めながら、気持ち良く走ることができます。
 
 17:01 禄剛崎灯台(ろっこうさきとうだい) 

 国道249号線の分岐から20分あまり、珠洲市狼煙町(すずし のろしちょう)の”能登半島最先端”にある”禄剛崎灯台”に到着しました。

 誰もいない灯台の前で、一人写真を撮る。(^_^)v

 端っこまできた満足感があります。
 写真に写る姿も、ドヤ感を漂わせています。(笑) 
 
 ここ禄剛崎灯台は、途中アクセスする道が狭く、クルマでは入ってこられません。
 灯台への道は、狼煙の道の駅の向かいにある狭い道を入っていくと到着します。

 さて、いい時間になっちゃいました。 宿に急ぐとしますか。

 17:28 宿に到着

 禄剛崎灯台から県道28号線を時計回りに走り30分弱、珠洲の市街地にある今夜の宿、谷野旅館に到着しました。

 ちょうどいい時間の到着ですね。



 17:30 本日の走行距離 

 福井市を出発し、能登半島を時計回りに走って珠洲市までの距離は

 33,247 − 32,879 = 368km

 でした。
 17:50 チェーンオイルを

 チェックインをして、荷物を片付けた後、チェーンオイルを。

 今日、砂浜を走ったので、たぶん砂でじゃりじゃりだ。

 スイングアームに砂が付着してひどいことに・・・。 (T_T)

 本当はクリーナーで洗いたいところだけど、致し方ない。

 チェーンオイルを塗って誤魔化しておきます。



 午後の走行距離 266.1km
 

 午後は東尋坊から珠洲市までツーリング
     宿に泊まる