深浦に泊まる。   TOURING     
  2016年9月1日(木) 下北半島に渡る。(北東北ツーリング 3日目:午前)
 7:06 今日は

 北東北ツーリングの3日目の朝は青森県の西部にある深浦町から出発します。

 深浦町を出発して、まずは津軽半島の蟹田(かにた)まで走り、そこから陸奥湾フェリーに載って下北半島に渡ります。

 陸奥湾フェリーは午前と午後の1日2便。

 午前中の便は9:20に出港します。

 フェリーターミナルには、出港の30分前、8:50までにきて欲しいとのこと。

 蟹田までの距離はおよそ100km、通常2時間の距離です。

 ちょっと急がないとダメですね。(>_<)
 
 7:07 出発

 余裕をみれば、6:50に出発したかったんですが、朝食を早くしてもらっても 6:50 からだったので、致し方ありません。

 出発の準備は朝食前にしておいたので、チェックアウトをしたら、速攻で出発することにします。

 走り初めの距離計は

 45,857 km です。

 『それでは、出発!』 (^0^)/
 7:12 波が静か

 深浦の市街地を出発して、日本海に沿って昨日に引き続き国道101号線を北上します。

 昨日までは波が高かったですが、今朝は静か、凪いでいるようです。


 7:19 日本海を一望

 国道101号線は、この区間バイパス化されているようで山側に入ります。

 ちょっと小高い場所から、一気に海側に下っていく国道。

 日本海が一望出来て、景色が良いです。

 
 7:36 信号機が

 深浦から国道101号線を北上し、しばらく走ると針路を右に取り鰺ヶ沢に向け東進を続けます。

 今日は平日と言うこともあり、通勤のクルマが走っています。
 みんな結構いいペース。(笑)
 信号機もほとんど無いので、みんなでハイペースで走ります。

 昨日までは暑かったのですが、朝早いこともあり、ちょっと寒さを感じます。
 温度計を見ると21℃。
 Tシャツの上に、メッシュ・ジャンパーでは寒いです。

 もう一枚シャツを着たいのですが、停まっている時間が勿体ない。

 信号で停まったタイミングで(着替えよう)と思いますが、信号機が無いんだなこれが。(笑)
 7:51 シャツを着る

 国道101号線で鰺ヶ沢までやってきました。

 ナビのルート案内にしたがい、左折して屏風山(びょうぶやま)広域農道(通称メロンロード)に入ります。

 ここで、ルートを確認するため停車したので、ついでにシャツを着込んじゃいます。

 ガーミンのナビはときどき困ったルート案内をすることがあるので、このルートは昨晩の内に google map のルート検索で確認済。
 でも、国道の道路看板には、農道の案内が無い場合があるので、実際のルートの確認は必須です。
 国道は国交省、農道は農水省と管轄が違うので、農道の案内は国道の道路看板に出てないことがしばしば、縦割り行政の弊害ですね。
 
 7:59 屏風山広域農道は

 屏風山広域農道に入り、今度は津軽半島を北上します。

 屏風山広域農道は、水田、畑、雑木林の中を走り、センターラインのない片側1車線で対面通行の農道ですが、幅員は十分にあり離合はまったく問題ありません。
 津軽半島の西岸近くを走り、奥の深いコーナーはなく、基本直線を緩いカーブでつないだ構成で、交通量は極少で、距離、時間を稼ぐに最適なルートです。

 広域農道を18kmほど北上すると、県道228号高山稲荷神社線(たかやまいなりじんじゃせん)と交差します。
 ナビのルート案内にしたがい、右折して県道228号線に入り、今度は東進します。
 8:25 県道12号鰺ヶ沢蟹田線(あじがさわ かにた せん)

 県道228号線からその後一旦県道12号鰺ヶ沢蟹田線へ。

 その後、県道189号富萢薄市線(とみやち うすいち せん)に入り東進し、十三湖の東岸でふたたび県道12号線に入り津軽半島を横断する形で東進を続けます。

 この区間の県道12号線は、低い山間部を走ります。
 センターラインのある片側1車線の対面通行で、浅い中速コーナーと直線とが組み合わされた高速のワインディング・ロードです。
 相変わらず、クルマはほとんど走っておらず、快適ですが、少し寂しいです。(笑)

 熊は出ないよね。
 8:41 蟹田に到着

 県道12号線を東進し、津軽半島の陸奥湾側にある蟹田のフェリー埠頭に到着しました。

 間に合いましたね。

 明け方からお腹の調子が悪かったのですが、途中でトラブルが発生しなくて良かったです。 (ーー;)

 後ろの建物は、フェリーの乗船券販売所です。

 さっそく、乗船券を買いましょう。

 陸奥湾フェリーは予約ができますが、今の時期は混むこともないと思いましたし、乗船時間に間に合わないと悲惨なので、予約はしませんでした。
 8:47 乗船券

 乗船券を買ってきました。

 バイク(自動二輪)は750cc未満と750cc以上の2区分。
 自分のは1000ccで750cc以上なので、料金は高い方と言うこともあり、車検証の提示は特に求められませんでした。

 バイク(750cc以上)は片道3,260円とちょっとお高め感が。 (ーー;)
 8:47 通行止め

 フェリーで対岸の脇野沢(わきのざわ)まで渡ったら、お昼までの目的地は大間に向かう途中にある下北郡佐井村の福浦です。

 券売所で雑談をしていて、大間方面行くことを話していると、台風10号による被害で通行止めになっている箇所があるとのこと。
 通行止め箇所の地図をくれました。

 地図を見ると結構な箇所が通行できません。 (>_<)

 フェリーが到着する脇野沢は地図の左下、大間は左上に位置します。

 最短は、脇野沢からそのまま北上する国道338号線は、一部通行止めになっています。
 緑色の蛍光ペンで示されたルートで大間方面を目指しことになります。
 8:50 陸奥湾フェリーは

 乗船券を買って、話しをしたら、フェリー乗り場に移動します。

 バイクはクルマより先に乗船するので、先頭に。

 今日はバイクは1台でした。
 (9月の2日(金)の平日に、ツーリングして遊んでいる人間なんて、居ないみたいです。(笑)

 これから乗船する陸奥湾フェリーは結構コンパクト、ゴールデンウィークに大隅半島から薩摩半島に渡った際に載った”なんきゅうフェリー”といい勝負だ。
 このフェリーの名前は”かもしか”、ホームページによると総トン数611トン、最大速力 13.75ノット、旅客定員240名、車両台数は乗用車20台またはバス4台と言うことは、なんきゅうフェリーより4倍くらい大きかった。(汗)
 8:52 それなり

 乗船までまだ時間があったので、ちょっと離れて写真を撮ってみた。

 上の写真で見ると、フェリーは異様に小っちゃく見えるけど、こうして真横から撮ると、「バイクちっちゃ!」

 やっぱり、フェリーはフェリー。 それなりの大きさがあります。

 
 埠頭をウロウロして写真を撮っていると、係員に呼ばれ、乗船を開始します。
 8:54 乗船

 一番乗りで、乗船。

 車両甲板の端っこの壁際に停めて、バイクを固定します。

 今日は乗船するクルマが少ない様で、甲板員もヒマそう。
 3人係でバイクを固定していました。


 9:19 ゲートを閉じる

 クルマの乗船も終わり、出港直前になりました。

 船首にある、ゲートを閉じます。


 ※ 面白そうなので、GIF画像を作成して貼り付けてみました。
  (上手くいくかな?)
 9:22 離岸

 フェリーは9:20の定刻に蟹田港を出港しました。

 離岸します。


 載っているクルマをみたら4台ぐらい。
 乗客も10数人だけ。

 津軽半島の半ばにある蟹田と下北半島の先っちょの脇野沢はどちらも人口が多いとは言えない地域だ。
 それに加えて、下北半島と津軽半島を行き来する用事がまずないよね。
 と言うことで、間違いなく赤字路線でしょう。

 自分は今回を含め2回利用しているけど、下北半島と津軽半島を移動するのに便利な路線なので、廃止にならないことを望みますね。
 9:44 中間

 蟹田の港を出港して30分弱が経ちました。

 朝早かったこともあり、ウトウトしていました。
 船室の中は温かくて、居眠りするには最高です。

 この陸奥湾フェリーは蟹田港と脇野沢港の間を1時間で結んでいるので、今はほぼ中間地点。

 その間の距離は自分のGPSレコーダーによると、おおよそ20kmほどなので、沖合10kmほどの位置にいるはずですが、意外に陸地は見えないものですね。

 9:51 下北半島が

 さらに進むと、前方にうっすらと下北半島が見えてきました。

 フェリーは陸奥湾の中を走っていることもあってか、波もなく、順調な航海を続けています。
 10:25 まもなく着岸

 脇野沢港が近づいてきました。

 まもなく着岸です。
 
 定刻の 10:20着より少し遅れていますね。


 埠頭には、バスが2台すでに待っています。。
 載せられるバスが最大4台だから、これで乗車率50%は確保だな。(笑)


 しかし、この時間に観光バス2台がここに居ると言うことは、どこから来たんでしょうね?


 10:30 脇野沢に到着

 脇の沢に到着しました。

 気温も上がって来たので、朝方鰺ヶ沢で着たシャツは脱ぐことにします。

 それでは、蟹田でもらった地図にしたがって、佐井村の福浦目指して出発することにしましょう。


 10:35 国道338号線を東進

 脇野沢のフェリー埠頭を出発して、北上するルートの国道338号線は通行止めなので、一旦大湊(おおみなと)方面を目指し、国道338号線を東進します。
 このルートの国道338号線は、陸奥湾の南岸を走ります。
 湾内と言うこともあり、波もなく静かな海ですね。
 国道も波がそれほど打ち上げられることがないことから、海面からそれほど高くない場所を走っています。
 昨日までの日本海の外海で、こんなに低い場所を道路が走っていたら、ちょっと荒れただけで、道路が波に洗われてしまうでしょうね。

 なんとなくほんわかとした感じの中バイクを走らせます。

 10:51 県道46号線川内佐井線(かわうち さい せん)

 脇野沢から国道338号線を東進すること20km弱、県道46号川内佐井線との分岐の道路看板が見えてきました。

 ここを左折して県道46号線に入ります。


 ここまでの国道338号線はセンターラインのある片側1車線の対面通行の国道です。
 陸奥湾沿いを走る国道は、緩いカーブを直線で結んでおり、アップダウンはほとんどありません。
 交通量も少なく、快適にバイクを走らせることができます。
 10:55 ピンぼけだぁ!

 川内町(かわうちまち)で国道338号線から県道46号線に入り北上します。

 ピンぼけになっちゃいましたね。

 走りながらの撮影なので、撮った写真のチェックが出来ず、後から見たら残念、ピンぼけでした。
 まだ、新しいデジカメを使いこなしていませんね。

 他に写真が無いので仕様がなく掲載。

 県道46号線は、この先県道253号線との分岐から先通行止めなので、県道253号線との分岐まで進みます。

 この県道46号線は、国道338号線の脇野沢と佐井村の間が開通する以前から開通していた歴史があるそうです。

 11:02 県道46号線から

 ピンぼけの県道46号線を13kmほど北上し、県道253号長後川内線(ちょうご かわうち せん)との分岐の交差点までやってきました。

 この先、県道46号線は通行止めなので、左折して県道253号線に入り海側の国道338号線を目指します。

 ここまでの県道46号線は、センターラインのある片側1車線の対面通行の県道です。 
 県道は川内川とその支流に沿って走り、曲がりの浅い中速コーナーを直線で結んで、内陸に向かうにしたがい少しだけ標高が上がりますがほとんど勾配はありません。
 交通量もほとんどなく、軽いワインディング・ロードをヒラリヒラリとリズミカルにバイクを走らせることができます。


 11:06 県道253号長後川内線(ちょうご かわうち せん)

 先ほどの分岐から県道253号線に入り下北半島の山の中を、今度は西走し、海岸沿いの国道338号線を目指します。

 県道253号線は山間部を走るワインディング・ロードで、 下北半島の山深さに驚かされます。

 県道は中低速コーナーが連続し、250mほどまで徐々に標高を上げていきます。
 また、この先に川内ダムがあるため、おそらく当初ダム建設用に作られたこの県道253号線は道路幅員も十分に確保されていて、交通量も極少でライディングを楽しむ事が出来ます。

 11:08 川内(かわうち)ダム

 県道253号線を西走し、途中にある川内ダムまでやってきました。

 県道から見えるダムは、火曜日に通過した台風10号の影響がまだ残っている様で、勢いよく放水される水がまだ茶色く濁っています。

 この川内ダムは本州最北端に位置するダムだそうです。

 川内ダムによってせき止められ人造湖はかわうち湖です。



 11:08 台風の爪跡

 ダム湖脇、県道沿いの沢には、上部から流されてきたと思われる木と土砂が堆積していました。

 おそらく台風10号による被害だと思われます。

 道路の脇には溢れ出した土が、道路に堆積していました。

 11:12 国道338号線に

 県道253号線を東進し、ふたたび国道338号線との交差点に到着しました。

 国道338号線は左から来て、90°左に折れて、直進方向に進む構成になっています。

 道路看板によるとこの先左折すると、今日は通行止めですが、脇野沢に行くことができます。 またこの区間は冬期閉鎖の区間でもあります。
 以前、ここを左折して脇野沢までの区間の国道338号線を走りましたが、かなりの酷道です。 豪雨により通行止めになるのも、うなずけます。

 今日はここを直進して、大間 仏ヶ浦方面に進みます。

 けど、今気が付けば、センターラインが県道253号線側から直進して国道338号線に向け交差点内も真っ直ぐ引かれていますね。
 と言うことは、こっちが優先道路になります。
 左から接続する国道338号線は脇道扱いなんですね。(笑)

 11:26 仏ヶ浦(ほとけがうら)

 県道253号線から国道338号線に入り、陸奥湾に沿って下北半島の西岸を北上します。
 脇野沢から大間までの国道338号線は、通称海峡ラインと呼ばれ、綺麗な陸奥湾の景色を眺めることができます。

 国道338号線を少し北上すると、仏ヶ浦が見える駐車場があってので、ちょっと停まります。

 駐車場に設けられた展望台に上がると、狭い木々の隙間から仏ヶ浦の断崖絶壁を見ることができます。

 デジカメに収めてみましたが、イマイチ小さくてわからないので、ズームアップ!
 11:27 拡大

 デジタル・ズームも含めズームアップ。
 G9Xのズームは光学3倍、デジタル4倍の最大で約12倍です。

 こんなときは、デジイチのEOS KISS を持ってくればよかったなぁ〜。と思います。

 陸奥湾の入口に位置する平舘(ひらだて)海峡に面した仏ヶ浦は峻険な海岸線を波が削り取った海蝕崖地形です。
 波によって削り取られた凝灰岩が奇岩となって、海岸線にそそり立っています。

 ここからですと、小さくしか見えませんが、遊歩道を20分ほど急な階段で下りて行くと目の前で見ることができるそうですが、”熊出没”の看板を見たら、臆病者なので、一人で歩いては行けません。 ( ̄。 ̄;)
 駐車場にバイクをちょっと停めて、写真を撮るぐらいが精一杯です。(笑)
 近くの港から観光船も出ているようですが、自分にはなかなかそこまで観光する心の余裕がありません。
 11:36 ここまでの国道は

 仏ヶ浦の駐車場から引き続き国道38号線を北上し、佐井村の福浦にある漁港までやってきました。

 ここまでの国道338号線は、センターラインがあったり、なかったりです。
 センターラインのない区間は、1.5車線ほどの幅員のところもあります。
 交通量が極めて少ないこともあり、道路の端は苔が生えて緑色になっているところもあります。
 道路幅員の狭い箇所で対向車がくると、苔の生えたところを走らなければならないので、あまり無茶はできません。
 全線舗装されていますが、海側に向けて沈下しているところもあり、ひび割れている箇所もあったりして、それなりの酷道です。(笑)

 お昼を食べた”ぬいどう食堂”のおばちゃんの話しだと、3つ手前の写真にある交差点を右折すると、酷道部分を走らずにここ福浦までくることが出来るそうです。
 (ただし、仏ヶ浦が見える駐車場はパスしちゃいますけど)
 11:41 お目当てのお店

 福浦の港で、今日のお昼のお目当てのお店の場所を確認。

 少し山側に走って、到着しました。

 お目当てのお店の名前は”ぬいどう食堂”。

 ウニ丼で有名なお店です。

 早速入ってみることにしましょう。

 深浦〜蟹田(フェリー乗り場):102.2km、蟹田〜脇野沢(フェリー):21.6km、脇野沢(フェリー乗り場)〜佐井村福浦:61.5km 
     
   昼食を食べる。    午後のツーリングへ。