フェリーに乗る  STAYING     
  2022年4月30(土) フェリーで北九州に渡る。
 6:22 目が覚めると

 朝、フェリーの中で目を覚ましました。

 正確に言えば、夜中に何度も目が覚めました。

 揺れたねぇ~。
 結構 揺れた。
 外を眺めると、2mを越えるような波やうねりがあります。
 昨晩は台風並みの春の嵐の中の航行でした。

 普段、まず船酔いをすることは無い自分ですが、今朝はちょっと気持ち悪い。
 吐くほどじゃないけど。
 食欲はありません。

 昨晩、出発するときに降っていた雨は、雲が切れてすでに止んでいました。

 フェリーは確実に北九州の新門司港に向かっています。  
 9:21 潮岬を

 昨晩あまり熟睡できなかったこともあって、朝に目が覚めた後も寝床でゴロゴロしていました。

 9時を過ぎてデッキに出ると、ちょうど本州最南端 和歌山県の潮岬を通過するところでした。

 写真中央、小高い丘の上に見える白いポッチは、潮岬灯台じゃなくて潮岬観光タワーたぶん。
 その右手の白いアーチ状のは、本土と紀伊大島をつないでいる串本大橋でしょう。
 
 この辺りは紀伊半島の山々が影になっているので、風が弱まって海も比較的静かでした。
 9:23 航路を

 エントランスにある大型のディスプレイには、航路と現在の”それいゆの”の位置を表示しています。

 この先、紀伊半島と四国の切れ目、和歌山湾の端に差し掛かると、風よけが無くなるので、また海が荒れるそうです。

 確かに、揺れましたぜ。(笑)
 9:58 遅い朝食

 朝何も食べてなかったこともあり、なんとなくお腹が空いたので、出発前に買ってきたカップラーメンを食べます。

 せっかくなのでフェリーのレストランで朝食を食べて、記事にしようと思っていたんですけどね。

 今朝の朝食はこれで十分です。

 お湯は、自販機コーナーの脇に給湯器があります。
 10:16 すれ違う

 東京九州フェリーの航路のほぼ中間地点までやってきました。

 昨晩、ほぼ同時刻に北九州の新門司港を出港した姉妹船の”はまゆう”とすれ違います。

 と言うことで、船旅も半分過ぎました。

 自分が乗っている”それいゆ”もそうだけど、すれ違っている”はまゆう”も船首が垂直になっています。
 以前であれば、造波抵抗が少なくなる様に”バルバス バウ”と言う水面下が球形をした船首が一般的だったと記憶していますが、今のトレンドは船首が直角な”垂直ステム”らしい。
 詳しいことは知らないけれど、推進効率を高めることができるそうです。
 時代が変われば、理論も変わっていくんですね。
 12:04 待つことに

 呼び出しチャイム。

 2時間ほど前に朝食を食べたばかりなのに・・・。

 お昼です。

 レストランの前を通ったら、待っているお客さんが居たんでね。
 営業時間が決まっていて食べ損ねると悲しいので待つことに。

 お昼のレストランは11時30分~13時までの営業です。
 12:05 FREE wi-fi

 フェリーの船内はFREE wi-fi が使えるみたいです。

 試しに使ってみると・・・・・。
 12:05 電波が無いとな

 スマホが圏外なので、試しに使ってみたけど、FREE wi-fi も条件は同じだった。(笑)

 電波が飛ぶようになっても、wi-fi 自体の速度はそれほど快適じゃなくて、自分自身のスマホ(docomo)の電波で接続した方が快適でした。

 ちなみに、自分の寝床だとダメだね。 つながらない。

 船自体が鉄の壁で囲まれているので、wi-fiがつながるのはどうしてもエントラントとかその周辺になっちゃうのかな。
 12:16 注文は

 FREE wi-fi の確認とかしていたら、席が空いたので呼ばれました。

 注文は最近流行のタッチパネルから。

 普通のお店であれば、タッチパネル式も嫌いじゃありません。

 忙しそうにしている店員さんを呼び止めるなら、タッチパネルで良いかな。と思う次第。
 12:24 焼きカレー

 で、タッチパネルからこっそり注文した”門司港レトロ焼きカレー”が運ばれてきました。
 スープとサラダ付き、1,000円。 

 焼きカレーは、北九州市の門司港が発祥らしい。(知らなんだ)

 焼きカレーはご飯の上にカレーをかけて、チーズをのせて焼いたものだそうで、店によってはタマゴをのせているところもあるそう。
 フェリーの焼きカレーにはタマゴは載ってませんでした。 (たぶん)

 それでは、「いただきます。」

 カレーはどちらかと言えば粘度が高いタイプ。
 オーブンで焼くから、ドロッとしたタイプの方が良いんでしょうね。

 まあ、チーズが合わない訳はないですよね。
 12:36 ごちそうさま

 サクッと食べちゃいました。

 「ごちそうさまでした。」

 普通に美味しい。 まあ、カレーのハズレはなかなか出会わないですよね。
 
 12:39 前が見える

 お昼を食べたら、船内をフラフラ。

 自分の寝床のある4階は、前方が見える窓が無かったけど、レストランのある5階は前方が見える”フォワードサロン”って言う部屋がありました。
 やっぱり、進行方向が見えるのがいい。

 景色いい。

 天気もいいね。
 12:41 排気がきれい

 デッキに出てみた。

 煙突から煙が出てるんだけど、わかるかなぁ~。

 今までの船の煙突から出ている煙って、ディーゼルエンジンと言うこともあって、黒っぽかった。

 それが、この”それいゆ”の排ガスは白っぽい蒸気みたい感じです。

 排ガス浄化装置が付いているんだって。
 フェリーも進化してるんだね。
 15:35 四国の

 また、寝てたよ。 
 昼食食べて、昼寝。

 フェリーの楽しみは、「食っちゃ寝。」すること。

 なかなか普段できませんからね。

 たまには怠惰に過ごすのも、いいんじゃない?

 で、目を覚まして外を見ると四国の足摺岬をまわったあたりかな。

 16:33 大風呂に

 暇なので風呂に入ることにします。
 大風呂、空いてたし。

 今晩、フェリーが新門司港に着くのは21時くらい。

 下船して、ホテルに到着するのは22時過ぎると思うので、今のうちに風呂に入っておきます。
 16:52 狭いところに

 フェリーは四国と九州の間の狭いところに入ってきました。

 こっちは、四国側。

 この辺りは、スマホの地上の電波が届きます。
 16:54 左舷は

 左舷側、見えるのは九州。

 日が傾いてきて、眩しい。
 17:39 夕食に

 はい、夕食食べます。

 もう、食べます。

 ほんと食っちゃ寝、食っちゃ寝だね。(笑)

 夕食のレストランは、到着時刻の関係もあって、16時30分~19時00分まで。


 昼食の時みたいに、待つのイヤですからね。

 レストランのぞいたら、空いていたので入店。
 17:51 夕食は

 注文したのは”国産牛佐世保レモンステーキ セット”。

 昼食は、”門司港”で夕食は”佐世保”。

 これから訪れる九州感を(個人的に)盛り上げます。(笑)
 実際には、今回の九州訪問で佐世保は行かないんだけどね。
 
 盛り付けはステーキはどこ? って感じですが。
 17:52 レモンステーキ
 
 ステーキはたくさんのオニオンスライスの下に隠れてました。

 レモンステーキは佐世保発祥、って言うの知りませんでした。
 の前に、レモンステーキなるものがあることも知りませんでした。(^_^;

 レモンステーキはレモンと醤油のソースがかかっています。
 牛肉は厚みのあるかたまり肉ではなく、ちょっと薄切り。


 それでは、「いただきます。」

 「うん。 美味しいね。」

 レモンの酸味が、脂分を帳消しにしてくれて、サッパリ食べられます。
 18:02 もうちょっと

 完食なり。

 もうちょっと食べたい。
 肉は4切れぐらいだったけど、願わくば6切れぐらいあったら、満足度は高かったね。

 「ごちそうさまでした。」
 20:51 まもなく接岸

 食事の後はまったりと。

 寝床で、パソコンいじったりして時間を潰します。

 20時を過ぎた頃から、艦内放送で新門司港入港の案内がありました。

 門司港到着は予定通り定刻の21時です。

 まもなく接岸です。

 21:02 車両甲板は

 艦内放送で「運転手さんは、車両甲板へ。」 のアナウンスで、車両甲板に下りてきました。

 やっぱり車両甲板は空いてますね。

 こうなると、もっと客室を作っておけばよかった。 と思っても時すでに遅しって感じかな。
 まあ、乗用車が多いのは、ゴールデンウィークとお盆休みぐらいでしょうから。

 21:04 窓は開けておく

 今回フェリーに乗船して、寝床に着いてから、艦内放送で呼び出されましたよ。

 何かと思って、総合案内所に行ったら、『バイク(ガソリン)を積んでいるので、航行中は窓を開けておいて下さい。』だって。

 航行中に気化したガソリンが社内に充満して、何かのタイミングで火が付いたら、爆発しちゃう可能性がありますからね。

 出航した後に乗務員さん付き添いで車両甲板に下りて、窓を開けておきました。

 と言うことで、バイクを積んだら、窓は開けておきましょう。 って言うこと。
 21:10 下船

 下船が始まりました。

 下船までの待ち時間が短いですね。
 3時間で下船・乗船を処理しないとならないですから。

 調べてみたら、以前あった横須賀(久里浜)⇔大分間のフェリーの運航時間は23時間でした。
 これだと、2隻でピストン輸送出来ないんですよね。
 そんなことも、廃止になった理由の一つなんじゃないかな。なんて思ったりして。
 
 とりあえず、着岸から下船までの時間が短いのは好感が持てます。
 北海道航路のサンフラワーなんて、下手をしたら1時間くらい待たされますからね。
 21:53 若戸大橋を

 新門司港に下船しました。

 今夜の宿に向かっています。

 真っ赤に塗られて、それを赤くライトアップされているのは北九州市の戸畑区と若松区を結ぶ洞海湾に架かる”若戸大橋”です。
 1962年に開通して、今年で60周年の橋です。

 支柱間の距離は367m。 支柱の高さは84mと、開通時東洋一の吊橋だったそう。(生まれてないから知らないけど。 生まれてないのは本当です)(笑))

 今年の2月には国の重要文化財に指定されました。
 泊まったのは

 結局泊まったのは、ワンパターンでルートイン。
 本当にワンパターン。(笑)

 到着が夜暗かったので、昼間の写真を転用しました。 
 22:24 いつもの

 チェックインして部屋に入りました。

 自分が仕事でもプライベートでもルートインを選ぶ理由は、準備を考えなくていいから。
 ルートインに泊まるときに必要なものは、全部旅行カバンの中に入れっぱなし。
 これが、宿泊先を変えると、部屋着が無いとか、今では少なくなりましたがバスタオルが無いとか、ひげそりがないとか・・・。
 アメニティがどこまでそろっているか、調べるのが面倒臭いことがあります。
 定宿を決めておけば、考えなくて済むので楽です。 特に仕事のときは。
 ベッドの硬さも全国同じだし。(笑)

 でもね、今回思いました。
 部屋の造りがまったく同じなので、プライベートの旅行で訪れても、仕事で来た感じが拭えません。 (ーー;)
 いっそのこと、自宅の部屋もルートインと同じ様にしたら、全国どこに行っても自宅感が味わえるかな。なんて考えちゃいましたよ。(爆)
 寝ます

 本格的な行動は明日から。

 それでは、寝ます。

 「おやすみなさい。」


 (つづく)
 
 GSX-Rを持っていく。