TOURING     
  2016年6月26日(日) 東山梨ダムツーリング(午前の部)
7:14 理由はともあれ

 今年、関東地方の梅雨は少雨です。

 前回、矢木沢ダムにツーリングに行ってから2週間。

 昨日、ようやくR1のオイルを交換しました。

 バイクの整備をすると、やっぱり走りに行きたくなります。

 特に梅雨時は、晴れている時に行っておかないと、行きたくても雨。なんてことになります。

 
 まあ、何だかんだ書きましたが、酒飲みが理由を付けて呑みたいのと同じ様に、理由はともあれ単にバイクに乗りたいだけです。(笑)

 7:15 出発

 それでは、出発することにしましょう。

 走り初めの距離計は

 43,293 km


 さて、今日はどの方面に行くかと言うと、一宮御坂。

 一宮御坂?

 中央道方面に高速で行くと

 自分が住んでいる横須賀から、中央道方面にツーリングに行こうとしたとき、東名を使って去年開通した圏央道経由で、中央道にアクセスするルートがあります。

 でも、実際は左の地図の軌跡の様に結構遠回りになります。

 高速で遠回りになるので、通行料金も高い。

 なので、自宅から一宮御坂あたりまで一般道で行ったら、どれくらい時間が掛かるか確認しておこうと思った訳です。
 一般道で行けば、高速料金の節約になるからね。

 ちなみに、横須賀から一宮御坂までのバイク(軽自動車)の高速料金は、ETCの通常料金で\3,160、休日割引きで\2,730 と結構お高い。

 横須賀IC〜一宮御坂IC間の距離は136.5km なので、所要時間は1時間半弱くらいですかね。
 7:35 材木座海岸

 それでは、あらためて一般道で一宮御坂ICに向けて出発。

 自宅のある横須賀を出発して、相模湾に沿って走る国道134号線に入り西走。

 いつもと違う場所の写真を掲げます。 

 逗子市から鎌倉市の間にあるトンネルを抜けると、左手に材木座海岸が広がっています。

 水際にはサーファーがいっぱいです。
 (この写真だと、小っちゃくて見えませんね)

 
 7:53 4車線で

 国道134号線を西進続けます。

 鎌倉を過ぎ、江ノ島を通過すると、国道134号線は片側2車線の分離された国道に変わります。

 江ノ島以西、相模川に架かるトラスコ湘南大橋により4車線化されたことにより西湘バイパスまでの間全線4車線化されたので、流れがスムーズになりました。

 どん詰まりには富士山が見えています。

 この時期にここから富士山が見えるのは稀なことです。

 8:01 西湘バイパスに

 国道134号線を西進し、西湘バイパスの入口までやってきました。

 ここで西湘バイパスに上がります。

 この区間だけは、有料道路を使います。(笑)
 ETCの休日割引きでバイク(軽自動車)\150だからね。


 8:41 足柄城址(あしがら じょうし)

 西湘バイパスを小田原インターで下り、南足柄広域農道を北上し、その後神奈川県道78号御殿場大井線を西走し、金太郎さんで有名な足柄峠にある足柄城址までやってきました。

 ここまで、約1時間半。

 西湘バイパスからここまでは渋滞もなく順調ですが、自宅から西湘バイパスまではクルマの流れによって時間が左右されますね。
 早朝であれば、もう少し早く来ることは出来そうです。

 8:45 誓いの丘から

 足柄峠を通過し、月初めのツーリングでも寄った”誓いの丘”に。

 前回は雲に隠れて見えませんでしたが、今回はくっきりとまでとは行きませんが、はっきり富士山が見えます。

 この時期になると、富士山もほとんど雪がなくて、黒っぽい山体を見せているだけになります。
 やっぱり、富士山は頭に雪を被ってないとピンときませんね。


 8:55 改良された県道147号

 足柄峠から静岡県に入り、静岡県道365号足柄峠線を下り、小山町(おやまちょう)の市街地へ。
 その後、県道147号山中湖小山線に入り山中湖方面を目指します。

 県道365号線は、センターラインのない1.5車線の対面通行で、足柄峠から小山町に向かい、急勾配で山を下りてくる県道です。
 全体にタイトなカーブが多く、リッターバイクをもてあましてしまう路線です。

 代わって、小山町からの県道147号線は、写真にある箇所は以前は1.5車線のタイトコーナーが連続する区間でしたが、近年改良が進み整備されて中速コーナーで構成された走りやすい路線になりました。

 小山町は富士スピードウェイを有しており、神奈川方面へと帰る国道246号線へのバイパス的な路線にしたいようですが、246号線に接続してからの交通容量がイマイチで、抜け道としてはあまり機能してないようです。

 9:12 山中湖から

 県道147号線を山中湖方面に進み、山中湖までやってきました。

 山中湖では、南岸を走る国道413号、138号線ではなく、北岸を走る山梨県道729号山北山中湖線を走ります。

 南側を走る国道からでは富士山を見ることは出来ず、北側を走る県道からは山中湖を挟んで富士山を望むことができます。
 富士山が見えたので、せっかくですので、もう1枚だけ写真に収めておきましょう。

 一般的なツーレポは、訪れた先々の名所旧跡や景勝地などを書いた観光案内的なものが多いですが、自分のツーレポは、ちょっと違います。
 自分のツーレポは名所・旧跡や景勝地などは二の次です。
 一番は道です。 バイクで走るのに気持ち良いとか、走りやすいとかがメインです。
 なので、バイクに乗らない人には面白みが無いと思います。
 一般的なツーレポが、バイクを使って観光しているのと違うところだと考えています。 
 9:17 富士吉田へ

 山中湖畔を西走し、次に山梨県道717号山中湖忍野富士吉田線(やまなかこ おしの ふじよしだ せん)に入り、”山中湖花の都公園”近くまでやってきました。

 このまま県道717号線を進み、富士吉田方面を目指します。

 この県道717号線は忍野村と富士吉田市をつなぐ鳥居地(とりいじ)トンネルが2006年に開通後、山中湖と河口湖を結ぶ国道138号線が週末渋滞するため、抜け道となっています。


 9:20 忍野村で休憩

 自宅を出発してから2時間が経過しました。

 自宅から一宮御坂インターまで2時間ちょいくらいで行けるかと思いましたが、実走してみたら無理の様。

 朝食を食べていなかったので、県道717号線の忍野村にあるセブンイレブンにちょっと駐まって、軽くお腹に入れることにします。

 9:43 国道137号線へ

 忍野村で休憩した後、県道717号線を西走し、富士吉田に到着しました。

 そのまま道なりに直進し、国道139号線を横断して、2015年の3月に開通した新倉河口湖トンネルに進み国道137号線に入ります。

 新倉河口湖トンネルが開通したことによって、御坂峠方面に向かう場合、河口湖畔の渋滞頻発地域を通らなくてよくなりました。

 国道137号線に入ったら、御坂峠を越えて、一気に一宮御坂インターを目指します。

 10:03 一宮御坂インター

 自宅を出発して、中央自動車道の一宮御坂インターに到着しました。

 自宅から(ほぼ)一般道で3時間弱、距離にして145kmほどでした。

 距離が145kmだから、一般道で2時間は(法的に)無理ですね。(笑)

 早朝に出て、2時間半で来られれば、ベストと行ったところでしょうか。

 でも、途中はワインディング満載なので、ここから先もツーリングを続けるのであれば、お疲れが心配になっちゃいますね。(笑)

 10:12 柳沢峠方面へ

 早々に今日の目的地に到着してしまいました。
 「これから、どこ行こう?」

 基本的に、ツーリングの往路と復路は別ルートの方が好みなので、行きとは違うルートで。

 そう言えば、ここ数年奥多摩へと抜ける”柳沢峠”方面を訪れていませんね。
 パトロールがてら、行ってみることにしましょう。


 一宮御坂ICから柳沢峠に向かうには国道411号線です。

 けど、国道411号線でそのままダイレクトに向かったのでは面白くないので、大菩薩峠(だいぼさつ とうげ)経由で向かうことにします。

 まずは、一宮御坂ICから国道20号線を東進して勝沼方面を目指します。
 10:19 ガソリンを給油

 ここまですでに150km程度走っており、これから山間部に入るので、その前にガソリンを給油したいところです。

 SHELLのカードを持っているSHELLのスタンドを探しながら、国道20号線を東進。

 勝沼ICを過ぎて、片側2車線が1車線になったので、ボチボチ大菩薩峠への県道との分岐が現れる頃です。
 SHELLはあきらめて、致し方なくENEOSのスタンドへ。

 ”感”が当たりました。
 ここが国道20号線の最後のスタンドでした。(笑)


 この辺りでガソリンを給油するのであれば、一宮御坂IC〜勝沼ICの片側2車線の区間で給油した方が、(値段が安くて、スタンドが選べるので)良さそうです。
 10:23 山梨県道218号大菩薩初鹿野線(だいぼさつ はじかの せん)

 ガソリンを給油して、ふたたび国道20号線を東進すること1kmあまり、大菩薩峠に向かう県道との分岐がある”景徳院入口(けいとくいん いりぐち)”の交差点までやってきました。

 ここを左折して、県道218号線に入ります。



 10:32 嵯峨塩館

 県道218号線に入り日川(ひかわ)に沿って北上すること約8km、嵯峨塩までやってきました。

 ここは、以前2005年7月のツーリングで泊まりましたね。


 この近くには、竜門峡があり、紅葉の季節はきれいだそうです。
 10:42 上日川ダム(かみひかわ だむ)

 先ほどの嵯峨塩館からさらに県道218号線を北上すること6kmあまり、上日川ダムに到着しました。

 ここで、ちょっと休憩。 ダムの堤体脇で写真を一枚。

 上日川ダムは石を積んで造ったロックフィルダムで、高さは87m。
 東京電力の発電用ダムだそうで、ダムによって堰き止められた人造湖の名称は”大菩薩湖(だいぼさつ こ)”。


 この先5kmほど大菩薩稜線まで続く県道218号線は、ほぼ全線センターラインの無い1.5車線の県道です。
 国道20号線の景徳院入口から大菩薩稜線まで、ひたすら登り続け20kmほどの間に約600mから1,600mへと標高を上げます。
 県道は、中速と低速コーナーで構成され、上日川ダムまでは富士川水系の日川に沿って標高を上げていきます。
 交通量はほとんどなく、ライディングを楽しむことが出来ますが、ブラインドになっているコーナーもあるので、注意が必要です。
 以前2005年頃に訪れたときより、一部改良がされているのか、走りやすくなった様にかんじました。 
 10:58 県道201号塩山停車場大菩薩嶺線(えんざん ていしゃじょう だいぼさつれい せん)

 県道218号線を進み、そのまま道なりに進むと、いつの間にか201号線に入っています。
 途中にある、ロッジ(長兵衛)を越えたら、そこは県道201号線です。

 県道201号線に入ると、路線は国道411号線に向け下っていきます。

 201号線は全線センターラインの無い1.5車線の県道です。
 自分のGPSレコーダーのデータで、約9kmあまりの距離で、1,600mから1,000弱まで標高を一気に下げていきます。
 路線は、写真の様にタイトなカーブが連続し、ジムカーナをしている気分で、1000ccのスポーツバイクでは、当然狭さを感じる路線です。
 交通量はほとんどありませんが、対向車が来ても避けられる準備だけはしておかないといけません。(笑)

 
 11:00 眼下に

 県道201号線を進むと視界が開け、眼下に見えるのは国道411号線の上萩原大橋(かみはぎはら おおはし)かな。

 こう見ると、大菩薩峠の前後は山深い土地ですね。

 11:08 国道411号

 県道201号線を下りきり、国道411号線に突き当たりました。

 ここを右折して、国道411号線に入り、八王子方面を目指します。


 今回は実際には走っていませんが、甲府からここまでの国道411号線は田畑のある古い街道の様相を呈しており、道の両側に民家が点在する路線となっています。
 しかし、この県道201号線の交差点から先は山間部に入り、ワインディングロードへと変化します。


 11:14 改良が進む

 柳沢峠までの国道411号線は、以前走った時は隘路(あいろ)の区間がありましたが、今は大幅に改良が進み走りやすくなりました。

 今も、一部改良が終わっていない区間がありますが、第一次緊急輸送道路に指定されていることもあり、近年中にきれいになるでしょう。

 改良が完了した区間は、道路構造令にしたがい造られていることもあり、中速コーナーを中心に走りやすい線形で構成されています。
 11:17 柳沢峠

 国道411号線を北上し、最高地点となる柳沢峠(標高1,472m)までやってきました。

 今回このルートを走るのは10年ぶりくらいですが、道路の改良が進んで走りやすくなりましたね。

 一つのツーリング・ルートとして良いかもしれません。


 ただ、横須賀方面から訪れた場合、奥多摩湖より西まで行くのは行きすぎかな。
 帰りに八王子を通過しなければならず、八王子の市街地を通過するのは気がめげます。(圏央道を使うと言う選択肢も無くはありませんが・・・。)

 ここから先は、どこまで東に戻るか検討どころです。
 11:44 道の駅たばやま

 柳沢峠を過ぎると、そこまでは北上してきた国道411号線は東に針路を取り下りのワインディングへと変わります。

 国道411号線はやや交通量はありますが、センターラインが白の追い越し可の区間も多いので、それほどストレスなく走ることが出来ます。

 と、思いきや、一ノ瀬辺りで対向に白バイ! (゜o゜;)
 こんなところまで、パトロールされてるんですね。  (ーー;)

 その後、ちょっと気を引き締め411号線を東進し、途中にある”道の駅たばやま”に到着しました。

 柳沢峠から道の駅たばやままでの国道411号線は、最初峠を下る部分は中低速コーナーが短い直線でつながれ標高を一気に下げて行きますが、標高を下げると柳沢川に沿って走り線形も勾配も緩くなっていきます。

 道の駅たばやまでちょうど昼食にいい時間になりました。

 11:55 のめこい湯へ。

 ”道の駅たばやま”は、国道411号線と多摩川の左岸の間にあり、軽食を食べられる食堂があります。
 その対岸には、日帰り温泉施設”のめこい湯”があり、そこにはちゃんとした食堂があります。

 と言うことで、今日の昼食は、のめこい湯の食堂で食べることにしました。

 道の駅たばやまからは、吊り橋を渡り歩いて行くことも出来ますが、面倒なので、バイクを対岸ののめこい湯の駐車場に回します。


 のめこい湯の駐車場に到着。

 それでは、昼食にしましょう。

 自宅〜一宮御坂〜丹波山 まで : 213.5km
    昼食を食べる。